本当にいろいろありました。
楽しい尾鷲・熊野の旅から帰って、その余韻に浸る毎日、
その後の生活は知らず知らずのうちに、私の心と体を蝕んでいたらしく、
17日の夜に激しい吐き気と呼吸困難で、またまた救急車のお世話になってしまいました。
恥ずかしい限りです。
その前に2月11日は結婚記念日で、先にそのお話を。
大学を卒業してたった2年経って結婚してしまいましたので、
今年は結婚54年になります。自分でもビックリ!
結婚50年の金婚式には記念にスイス鉄道に乗る旅をしようと思っていたところ
コロナ旋風で中止となり、今更ねぇ、と思っています。
もうこんなに長く結婚生活をしていると、お互い病気もして、いろいろあっても
何も感じなくなるものです。
夫はこの頃は自分のことしか考えなくなり、「私の誕生日よ」とか「結婚記念日よ」とか言っても
「それがどうしたんだ」と言う態度でした。
それでも”よくできた妻”の私は結婚記念日のパーティーをしようとささやかながら料理をして
お気に入りのスペインの発泡酒CAVAを用意しました。
料理が出たら出たで、満足そうに食べる我が夫を見て、ため息が出ます。
私もそうですが、歳は取りたくないとしみじみ思います。
そういうことが私のストレスとなり疲労になるんではないでしょうか?
私の体の具合を診てくれているかかりつけ医は「疲れをためないように」と言いますが、
朝6時に起床するリズムで生活したい私と、朝4時に起床し生活を始めたい夫にとって
私はグズグズした妻なのだと思います。
何も言われませんが、そう思うだけで私は疲れてしまいます。
そして、最近は時々眩暈をして倒れていたのです。
そして、ついに17日の深夜、激しく嘔吐を繰り返し、呼吸困難になってしまいました。
苦しみの中で「ついに死ぬのね」と思いました。
その時に考えたのは「明日のKUUのエサはどうしよう?」だったのですから
人間とは面白いものです。
救急車要請をする夫には区の消防から「今、救急車が1台もない」と言ったそうです。
夫は「妻は顔が青白く呼吸苦しそうで死にそうです」と言うと「それでは他区の救急車を呼びます」
と言い「その前に消防が出動します」と言ったとかで、
「死ぬわ」と言う私にオロオロしていました。
後から聞くと、まさに「妻が死ぬ」と思ったそうです。
やがて激しく男たちの足音が私を取り囲み、「救急車が来ますよ、元気出して」と言います。
そして救急隊員が到着したようで、そのあたりは私は全く知らないのです。
「生ものを食べましたか?」とか「胃が痛いですか?」とか「腹痛は?」とか
首を振るのが精いっぱいでした。
消防車と救急車とが来て大騒ぎだったでしょう。
ストレッチャーに乗せられて救急車に乗せられたようですが、それから後が大変でした。
どこの医院も私を受け入れてくれないのです。
時間にしてどれだけ経ったかわかりませんが、やっと受け入れ先が決まり救急車は
救急医療センターに到着し、少し落ち着いた私は問診に応えられるようにりました。
血液検査と点滴、全身のCTスキャンをとられたようです。
あれこれ医師たちの会話があったようですが、わかりません。
「どうですか?立ち上がって帰れますか?」と聞かれ、「はい、大丈夫です」と
言って、待合室で待つ夫に迎えられてタクシーで自宅へ帰りました。
処置台から起き上がって「ここはどこですか?」と尋ねると、なんと二つ先の区にある
大学病院でした。
「ご自宅まで遠そうですね」とほほ笑む研修医らしき医師に照れ笑いをしましたが、
正直言って、まだ都内でよかったと思いました。
神奈川や埼玉だったら大変です。
夫に「○○区ですって」と言うと
夫は「来るとき山を見たからどこへ行くんだと思ったけど、良かった」ですって。
日付はとっくに変わっていました。
その翌日は1日中激しい胃の痛みで参りましたが、処方してもらった薬を飲んで
やっと4日目の今日は落ち着きました。
まだ食欲が全くなく、体重が2キロ落ち、フラフラしますが、いずれ回復するでしょう。
そして「死ぬかもしれない」と思ったときに「明日のKUUのエサは?」と思っただけあって
KUUはどれほど心配してくれたのか、調子が良くなっていた胃の調子が乱れたらしく
翌日は吐きました。
最初は遠巻きに私を見ていましたが、すぐに甘えて顔を寄せてきました。
今はソファでお眠りで、私が立ち上がると、自分も急いで立ち上がるのです。
ごめんね、ねんねの邪魔をして。ゆっくり寝てね。
急性胃腸炎でしょうか?下痢と嘔吐が続きます。
自分の生死も危ぶまれているのに猫のごはんの心配をするってところ(笑)生きる希望を持っていると感じましたよ。
このところ寒暖差が大きいので無理を成されぬように。
来年55回目の記念日には ぜひスイスへお出かけください。
行ったことがないですが私も スイスはあこがれの国です。
そのあとが大変でしたね この前の旅のお疲れでしょうか。
妻が急に苦しみだしたら そりゃ男はおろおろしますよ。
飼いネコはご主人の体調に敏感です。KUUちゃんはずいぶん心配したでしょう。
みっくさんもKUUちゃんも お大事になさってください。
はい、急性胃腸炎でした。
嘔吐と呼吸困難だけで下痢はありませんでした。
生きる希望ですか(笑)
住む地区の救急車が1台もなく、
隣りの区から救急車が出動してくださって
ありがたく思っています。
救急医療センターのドクターたちもご優しい方々で
皆様のお気持ちに感謝をする機会でした。
もう、海外に旅行をする気力は出ないでしょう。
最近老いた感じの夫の世話だけですべて終わってしまう気がします。
記事の中にも書きましたが、今回は旅行の疲れではありません。
夫との生活での疲労感に圧迫されて、逃げ出す感じで
友と1泊の旅行をしたんです。
美しい海を思う存分観て、晴れ晴れとした気分で帰ってきました。
でも、帰ってみれば生活リズムの違う夫との生活で、ストレスと疲労が重なり、
追い立てられる精神状態の中で倒れたと思っています。
私はもっと図々しくならなければ生きていけません。
KUUは私の状態を心配して自分も吐いてしまったのだと思います。
私がすることを傍でジッと見つめてしゃがんで離れないのを見ると
愛しいものですね。
ご心配いただきありがとうございました。