みっく・じゃがの「ひとりごと日記」

日々思うこと、考えること、時には写真も

スペイン旅行 7

2016-09-29 14:51:13 | 日記

      これで最後のスペイン旅行記となります。

      忘れていましたがグラナダのホテルに宿泊したとき、

      夕食をホテルレストランで食べ、そのとき「地元の大学生のバンドのアトラクションが

      あるかもしれない。いいと思ったらCDを買ってあげてほしい」と言われました。

      民族衣装を着た学生のグループがスペインの情熱的な音楽を聴かせてくれました。

      スペインの若者は、大変美形です。どこへ行っても、そう思いました。

      その美形の若者が醸し出す雰囲気とスペイン独自の楽器が素敵でした。

      CDを買いました。10ユーロでした。

       

      ちなみにクラシックギターは樫の木で作られ、フラメンコギターは糸杉で作られる

      って、ご存知でしたか? アルハンブラ宮殿のガイドから聞きました。

      糸杉といえば、真っすぐと上に延び、天国に向かっているようなので、お墓にある、

      と聞いていましたが、フラメンコギターの材料とは感心しました。

 

     9月14日

      今日からバルセロナです。

      バルセロナは今までいた場所より、いくらか気温が低いですが、海に近いせいか

      蒸し暑さが感じられました。

      バスに乗り、サグラダファミリアに向かう途中、街中で旗を掲げている家を

      たびたび見ました。

       

      これは「カタルニア独立に賛成する」という意思表示だそうです。

      バルセロナは歴史上「カタルニアである」と思っている人たちがほとんどだそうです。

      14年前、バルセロナに来たときに現地ガイドをお願いしましたが、

      彼も「僕たちはスペイン人ではない。カタルニア人です!」と強く言っていました。

      言葉も、スペイン語ではなくカタルニア語を話す人が多いそうです。

      今回のバスの運転手も頑なにカタルニア語を話し、朝の挨拶もカタルニア語でした。

      学校では「1.カタルニア語、2.英語、3.スペイン語」の優先順位で学ぶそうです。

 

      さて、2度目のサグラダファミリアです。

      ここも見学者が多く、個人で入る人は大変です。

       

 

      私も宗教とかはどうでもいいし(すみません)、ガウディも好きというわけでもないので

      しかも、前に一度来ているので見なくてもよかったのですが、これがツアー客の付き合いですから。

      ツアーの人たちと並んで現地ガイドの説明を聞いていたとき(一番後ろに立っていました)

      何だか後ろに違和感を覚えて振り返ったら・・驚きです!

      若い美女が私の背中にぴったりとくっつき、前に回していたカバンの隙間に手を入れようと

      しているじゃありませんか!?

      「かばんは前に!」としつこく言われるほどスリが多いサグラダファミリアですので、

      私もそうしていたのですが、それでもすろうとする、この根性!

      私の鋭い睨みと肘てつで退散しましたが、すぐに添乗員さんに伝えました。

      添乗員さん、同行者に「若い美女がすり寄ってきても、もてているんじゃありませんから」と

      笑えるような忠告を皆さんにしていました。

       

       内部天井です

       前に来た時より、完成していました。美しい色です。

       

       方向を替えて

 

       これが”ファミリア”と言う根拠ですね(正面です)。

       キリストとマリアとヨゼフです。

       

 

      前回は、夫の強い拒否で実現しなかった上部の鐘楼へ。

      バルセロナの町を一望しました。空がきれいで町も美しいです。

       

 

       こちらからは地中海が見えます

       

 

       もっと左によって、もっと地中海を眺めます

       

 

       上るときはエレベーター、下りるときは階段です。

       エレベーターの前でイケメンが英語で「帰りは階段ですよ。大丈夫?」と聞くので

       私「400段でしょ?大丈夫ですよ」(英語で)

       イケメン「いや、423段ですよ」(英語で)

       私「423段?簡単よ!」(英語で)

       てなことを話しました。

       この国で、正統派の英語を聞けたので、なんだか嬉しかったです。

        

 

       階段を下りて扉を開けて出てきたところで 美しいステンドグラスです

        

 

       なにしろ、高い場所が好きです。町が一望できるんですもの。

 

       バルセロナではカタルーニャ音楽堂、モンジュイクの丘なども行きましたが、

       前回も行きましたので、写真は撮りませんでした。

 

      ここで夜まで自由行動でした。

      中心地はカタルーニア広場、ここで解散、ここで集合です。

      中央に建つのはデパートのエル・コルテ・イングレスです。

       

      私たちは息子のリクエストでサッカーのバルサ公式店でTシャツを買いました。

 

      有名な観光道路ランブラス通りです。

       

       この道を、まっすぐ行くとコロンブスが海に向かって立っている銅像があります。

       途中で、前にも行ったサン・ジュセップ市場に行きました。

       あのとき、ウサギが丸裸で売られていたのがショックでした。

       まだあるよね?と思って再び来訪しました。

       ありました!

       

       残酷な写真かもしれませんが、こんな写真を見たことがない人たちに

       見てもらおうと思って写しました。

       だって、パエリアで平気で食べているんですからネ。

       残酷にも日本でお留守番しているKUUを思い出しました。。。

 

       遂にランブラス通りは終わりコロンブスの銅像に着きました。

       この像は、前からより後ろ姿を見るほうがコロンブスらしいでしょう。

       

 

      ランブラス通りを戻り、途中でレイアール広場に寄りました。

      ここは夫が好きな四方が建物に囲まれた広場で、ガウディの若いころの作品の

      ガス灯がありました。

      中央に噴水があり、それを眺めながら、カフェで 夫はチュロスとホットチョコ(ココア)を(笑)、

      私はオレンジジュースを注文してのんびりしました。

      その後、ランブラス通りに戻って、バルにてビールで喉を潤しながら集合時間を待ち、

      集合場所では、皆さんと、どこへ行ったか話の花が咲きました。

 

      その夜はホテルで夕食、これが最後のスペインの夜となりました。

 

     9月15日  

      早朝発つため、朝早い朝食、ホテルの窓から観るバルセロナの朝です。

      

 

     9月16日

      成田着 JALで帰国です。

      途中、ヘルシンキで乗り換えです。

      高気温のスペインから、秋の気配の日本へ。気温は低くても蒸し暑いんですね。

      いい旅行でした。

      5組の夫婦と女性二人が一組、個人参加が男性二人、女性二人の16人の旅行でした。

      旅行会社の不手際などで不愉快なことはありましたが、この会社は付き合いが長く、

      いつも添乗員さんが最高の人たちなので、良し としています。

 

      スペインにはシエスタという昼休みがあり、お店も閉じてしまいます。

      レストランで昼食をとるときは、私たち日本人のために鍵を開けて入れてくれ、料理を出してくれました。

      そのため、いつも貸し切り状態でした。

      お料理は普通はわかりませんが、私達が食べた料理は薄味で、たぶん、日本人好みに

      変えてくれていたと思います。

     

      気温は40℃を超えていますが湿度がほとんどなく、暑さは感じないほど、

      現地ガイドの話ではアンダルシア地方では56℃の時もあったとか、

      証拠にスマホに写した56℃という数字を見ました。驚きです。

 

      私は14年前に個人旅行でマヨルカ島に行き、それからは、人生の終わりはマヨルカ島で

      過ごしたいと思っています。

      今回のスペイン旅行では、その感覚とは全然違って、歴史の確認でした。

      イスラムの文化が優れていたこと、スペインはローマに向いていて すべてをそのために注いでいたこと、

      航海時代を経て侵略の利益は人民に還元されることはなく、キリスト教国家を作るために使われたことを

      改めて理解できた旅行でした。

 

       自分だけが納得する旅行記で、それでも読んでくださった方々に感謝します。

       ありがとうございました。

       

       

 

      

      

      

 

      

      

         

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スペイン旅行 6

2016-09-27 21:36:40 | 日記

     9月13日

      バレンシアです。

      旅も6日目、いよいよ後半です。

      昨日 グラナダからバスで7時間(!)かけてバレンシアに到着、バレンシア宿泊しました。

      朝からバレンシア旧市街の観光です。

                  

                  ここはラ・ロンハのロンハ・デ・ラ・セダという絹の商品取引所です

      建物(世界遺産)

       

       内部はこうなっています

       

       柱が いかにも”布”という感じです。布ではありませんが。

       風情のある建物でした。

 

      地中海に面するという地の利を生かした貿易により、経済力を増したバレンシアを

      しのぶことが出起ました。

      グラナダからバレンシアへ来る7時間の道中で昼食を食べたり、サービスエリアでバレンシアジュースを

      飲んだりしました。オレンジをガシャっと潰して飲む生ジュースです。

      ここでは、スペインにしかないという生ハム味のポテトチップをゲットして嬉しかったです。

      娘から「ぜひ買ってきて!」というリクエストがあったにもかかわらず、

      なかなか見つけることができなくて、サービスエリアへ着くたびに探してきたのです。

 

      さて、バレンシアでは絹の商品取引所の真向かいに市場があり、面白かったです。

       

       市場

       

       

       生ハム売り場

       

       ウナギ 動いていました

       

       スズキ、エビ、タコ、ホタテ などなど

 

      大好きなイチジクや桃の砂糖菓子などドライ果物を

      1キロ 〇〇ユーロというところを、500g量ってもらって買いました。

 

      街中では貿易の町ということで、門があり、それは分厚く、銃眼もあり、

      町を守ろうという気配が満々でした。

      

      

      その一方で、広場には水の神がゆったりと横たわる像のある噴水があり、

      それはトウリア川から引いた水で、7人の乙女が持つ壺から水が零れ落ち、

      これは7地区へ水が運ばれているということのモニュメントだそうです。

      

 

 

     バスはタラゴナへ行き、ここで山中にひっそりとたたずむ水道橋へ行きました。

     ラス・ファレラス水道橋です

      

      ひっそりと、まさにひっそりと

      

      私は最上の水が流れた溝へ上り その道を歩いてみました。

      ずっと遠くまで行こうとして、添乗員さんから止められてしまいました。

      

      忘れられた、でもひっそりと歴史を主張しているかのようで、しばし見つめました。

 

     さて、いよいよ旅は最終地バルセロナへ。

     今夜はバルセロナのホテルへ到着です。

     明日が旅行記最終回です。

       

      

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スペイン旅行 5

2016-09-26 14:25:06 | 日記

     9月12日

      昨夜のフラメンコ・ショーは残念な写真でした。

      あとで旅行案内を見たら、あの洞窟劇場は名門の劇場だったようです。

      あんなに面前で踊られているのに、つまり、全員かぶりつきなのに、

      コックリしている人がいるのには笑えました。

 

      さて、遅く寝ても朝早くから本日はアルハンブラ宮殿の見学です。

      このツアーの旅行社では100枚の予約をして完売したとか。

      つまり、予約をしなければ入場することはできないのです。

      ガイドは現地の現地人のおじさまでしたが、楽しい方でした。

      この旅行は、添乗員さんも愉快な女性で、現地ガイドも楽しい方々ばかりでした。

 

      朝、出かける前に部屋の窓から外を見ると遠くにシェラネバダ山脈が見えました。

      その昔、ここの地の人もこの山を眺めたのだろうなと感慨もひとしお。

      写真には山がはっきりと写っていませんが、景色は目の中にあります。

       

 

      

      アルハンブラ宮殿入口  いよいよです!!

 

      

      宮殿場外 ヘネラリフェ庭園 

      シェラネバダの雪解け水を引いているのです。

 

     緑と花が美しい庭園です。

      

       雪花(せきか)という葉が真っ白な植物です

 

      

      このあたりで宮殿が眺められます。糸杉が美しいです。

 

      アルハンブラというのはアラビア語で『赤い城塞』という意味だそうです。

      夕日に照らされると赤くなるところから呼ばれた名前です。

      朝なので、まだ赤くはありません。

 

      

      ヘネラリフェ庭園  前の写真の反対側になります。

      噴水の水音が響く美しい庭園です。

 

      

      ここは器を焼く窯の跡です。器も作っていたんですね。

 

      

      大きなドングリの木がありました。こんな大きなドングリを初めて見ました。

 

      

      これは興ざめな宮殿です。

      カトリック両王の孫のカルロス1世が、美しいアルハンブラ宮殿の中心部に

      ルネサンス様式の宮殿を無理やり建て、途中で断念してほったらかしのままです。

      この扉を入ると、あっと驚くイスラム様式の建物が残っています。

      

       それがこれです。ここは如何ともできなかったみたいです。

 

 

      

      驚くばかりの寄木細工の天井です。これはメスアール宮です。

 

      

      この部屋には鍾乳石飾りのある天井です。美しいです。

 

      

      そして圧巻はこれです! コマレス宮

      寄木細工と透かし彫りの窓が見えます。

      この美しい部屋は外国の大使謁見の間だったそうです。

      また、レコンキスタ後、コロンブスがイサベル女王に謁見した部屋でもあります。

      

      コマレス宮中庭です。

      建物が池に映るのが自慢だったようです。

 

      

      ハーレム前の水時計です

      このカピバラのような動物はライオンです!

      この口から水が吐き出されて、時刻を教えるようになっていて

      12頭(12時間ですから)いました。

 

      

       宮殿内から見たアルバイシン

      グラナダ最古の街並みです

      攻められるのを難しくするために細い道がクネクネしていました。

 

       

      

      大きなザクロの木がありました

 

      グラナダというのはザクロのことです。

      宮殿を1歩入ったところに大きなザクロの紋がありました。

      それを象徴するくらい大きなザクロの木でした。

 

      今日1日はアルハンブラ宮殿1日の日でした。

      心に描いていた憧れのアルハンブラ宮殿に来られて、しかも思っていたより

      ずっと素晴らしい姿に、心から感動しました。

      この旅日記の最初から書いているように、”レコンキスタ”という『国土回復』の名の元に

      イスラム国家をキリスト国家に変えていく文化を訪ねることになってしまう旅ですが、

      変えられても素晴らしいイスラム文化は残り続けてきたのです。

      キリスト教国に破れ、アルハンブラ宮殿を去ることになったムハンマド11世は

      夕日に赤く染まる宮殿を涙を流しながら何度も振り返りながら北アフリカに去ったという過去と、

      その後 イスラム教徒とユダヤ教徒は追放されても、その文化は現代までも受け継がれている・・

      そのことを、この目で確かめたかった! 感動の旅でした。

 

 

     ≪番外編≫

      この日、ホテルの近くのスーパーで黒オリーブを買おうと思って出かけました。

      売り場が見つからず、野菜売り場のオジサンに「オリーブ?」と尋ねたんです。

      このオジサン、大きな声で「ザイテン?!」と叫ぶじゃありませんか。

      驚いたのはザイテンとはトルコ語で≪Zeytin≫、オリーブのことです。

      ポカンとしている夫をしり目に私は「イェース!ザイテン!」と答え、案内してもらいました。

      スペインもオリーブのことをザイテンというのかと思って 帰ってから添乗員さんに

      聞いてみたら、「いえ、オリーブはオリーブですよ」とおっしゃる。

      想像ですが、あのオジサンはトルコからの出稼ぎでしょうか?

      私はトルコ旅行のあと、トルコを題材にした個展を開きました。

      そのとき、オリーブ畑をイメージしてオリーブ畑グルグル渦巻きの暖簾を織りました。

      そのタイトルが≪Zeytin・・Zeytin・・Zeytin≫でした。

      人気がある作品で、最初にオファーがあった方に買っていただきました。

      そんなことを思い出す出来事でした。

       

      

 

 

      

      

       

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スペイン旅行 4

2016-09-25 13:53:44 | 日記

     9月11日

      スペイン第4の主要都市セビージャに入りました。

      日本では”セビリア”といいますが、ここでは現地で言われるように”セビージャ”と呼びます。

      ここは、なんといっても大航海時代の黄金期を迎えて唯一の交易権をもっていたということに

      興味を持ちます。

      交易の塔

      

      獅子を戴き、この船は得意満面という感じの塔です。

 

      街中で見た AGUA の文字を付けた住宅

      

      「ここは水道が通っている」という標識です。

      AGUA=水という意味です。

      炭酸水は AGUA CON GAS と注文します。

 

      スペイン最大規模のカテドラル

      

 

      ヒラルダの塔

      

      やはり、モスクを改造してキリスト教の聖堂を建てたのです。

      よって、モスクのミナレットをキリスト教の鐘楼とするため、その頂上に

      女神の風見鶏を付け加えています。

      モスクは、かってないほど権威的で象徴的な建物で、

      キリスト教はそれを無視できなかったのでしょう。

      ミナレットというのは、イスラム教徒にお祈りの時間を呼びかける塔です。

      それを鐘楼に変えてしまうという、なんとご都合主義な・・と私は思うのです。

 

      黄金の塔

      

      イスラム支配時代、川の通通行を検問するための塔でした。

      かっては頂上が黄金で覆われていたということですが、

      現在はありませんでした。現在 海洋博物館です。

 

 

     ミハス

      バスでミハスへ向かいます。

      ここは”白い村”として有名です。

      エレベーターがあり、丘の上に上ります。

      

      

      

      丘の上から地中海を望みます。

      この遥か前方が地中海です。

 

      

      ロバのタクシーがありました。

      このロバは、何事か私にささやきかけるのです(笑)

      でも、かわいそうで乗れませんでした。

 

      ”白い村”といわれる白い家並み。お土産店が並びます。

      

      日本人が2軒ほど店を開いていて、押し花のアクセサリーを売っていました。

  

      

      これはバス駐車場にある通称”酔っぱらいの木”です。

      根元に近い部分が膨れ上がっていくという不思議な木です。

      南国モノですね。珍しかったので。

      ここをパカ~ンとわるとお酒が出てくると嬉しいのに・・と思いました。

 

      夜になってグラナダに到着しました。

      夕飯を済ませてからフラメンコ・ショウへ

      観客席があって舞台があって・・・写真は撮り放題だぁ と思っていたら

      大勘違いでした。

      まるで待合室のような所に座らせられ、通路のようなところが踊り場でした。

      あんまり近すぎて、しかも同じ目線で、やっと写真を撮ったと思ったら踊りが終了!

      というわけで、こんなお笑い写真だけしか撮れませんでした。

       

 

      洞窟劇場だそうで、終わってから上にのぼって、夜のアルハンブラ宮殿を見ました。

      ライトアップですね。

       

       これも、なんだかよくわかりません・・・・。。。。。

 

       明日は、いよいよ、この旅行最大の楽しみ、アルハンブラ宮殿です。

 

      

      

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スペイン旅行 3

2016-09-23 15:24:16 | 日記

     9月10日

      コルドバ

      スペインも3日目になりました。

      今日からアンダルシアに向かって移動します。

      スペイン高速鉄道AVEに乗ります。

      出発地はマドリード アトーチャ駅です。(加藤茶ではありません。えっへへ)

       

       南国の植物がいっぱいです。

      爆発テロ以来、厳戒態勢の駅で、身体検査が厳重でした。

 

       

        

       時速270キロでしたが、横揺れが激しく、あまり乗り心地がいいとは言えませんでした。

 

      セビージャ行きですが、途中駅コルドバで下車です。

      セビージャとは私たちが言う『セルビア』のことで、現地では『セビージャ』といいますので、

      ここでも『セビージャ』と表します。

 

      車窓は枯れた色一色で、この乾いた大地はどうしたもんだろうか?というほど、行けども行けども

      枯れた色なのです。

      やがてオリーブ畑。そうなると行けども行けどもオリーブ畑です。

      それが過ぎると、コルクを作る樫木ばかり・・・

      人っ子ひとりなく、家もなく、ただ あんぐりと口を開けて眺めていました。

 

 

      コルドバ

      駅を降りて温度計を見ると48℃!! 暑いです。

      しばらく歩くとグアダルキビール川に出ました。

      この川に架かるローマ橋とカラオーラの塔

        ごついです。

      この写真の背面にメスキータがあります。

       

      イスラム教徒に西ゴート王国が征服されて、756年 後ウマイヤ王朝が成立し、

      コルドバを首都としました。

      その中心がモスク(メスキータ)でした。

      昨日も書いたように、その後 キリスト教徒によるレコンキスタが進み、

      メスキータにはカトリック教会の建物が増築されました。

     ( ※ この旅行に先駆けて、スペインの歴史を勉強していきました。)

      メスキータ内部は とても美しい建物で、当時のキリスト教徒もその美しさを認め

      壊すことはできなかったと思うのです。

      それは、この後訪れるアルハンブラ宮殿にも見られました。

       

       美しい円柱の森

       色といい形といい、この旅行で類を見ないほど美しいものでした。

       柱は光を通さない大理石ではなく、雪花石膏(せきかせっこう)という

       ライトを反対側から照らすとウッスラと透けて見える美しい素材でした。

 

      ↑にも書きましたが、レコンキスタによりメスキータの中に無理無理つくったキリスト教の祭壇

       

       やはり、場違いなのです。美しさを壊していました。

 

     外へ出るとユダヤ人街です。

      

      ここは細く入り組んだユダヤ人街で『花の小径』と呼ばれる観光地です。

      隙間から遠くにメスキータが見えます。

 

      

      これはユダヤ人街にある祈りの建物です。

 

     今日はコルドバに宿泊です。少し早めのホテル入りでした。

     9月11日はセビージャに行きます。

 

      

 

      

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スペイン旅行 2

2016-09-22 16:11:10 | 日記

     9月9日

      スペインは夜遅くまで陽が沈みません。

      そして朝はなかなか明けてくれません。

      暗いのが少し明けた時間にバスに乗って、今日はトレドへ向かいました。

      トレドは「もし、1日しかスペインに居られないのなら、迷わずトレドへ行け」と言われるくらい

      有名な観光地だそうです。

      そしてかっての首都でもあるのです。

      スペインに来ると【レコンキスタ】という言葉をよく聞きましたが、

      これは”国土回復”という意味で、”キリスト教の国家にすること”を言うんだそうです。

      私はどんな宗教も信仰していませんし、キリスト教に敵意もありませんが、

      キリスト教国にすることが”国土回復”とは嗤わせます。

      それが戦争かもしれませんが、そのために部族を皆殺しにして征服することが

      国土を回復するとは、何たる奢った考えでしょうか。

 

      それにしても、トレドは美しい町でした。

        上から順に左から右へとトレド旧市街地です。タホ川対岸から眺めました。

        

        

        

        

        

      どこまでも青空が広がり美しい町でした。

      トレドは奈良市と姉妹都市だそうです。

      なので、街路には英語・スペイン語・日本語の道案内表示がありました。

 

      余談ですが、ここへ来る途中のサービスエリアで買ったものがあります。

         

       愛馬ロシナンテに乗ったドン・キホーテの像

      何で出来ているのか知りませんが、かなり重いものです。

      子供の頃に読んだ『ドン・キホーテ』の本を改めて読もうと思っています。

 

      カテドラル

       

       【レコンキスタ】により、ゴシック様式の建物ですが、

       イスラムの影響は消すことができずムデハル様式も残っています。

       それがスペインらしいのですね。

 

       サント・トメ教会

          

        エル・グレコの名画『オルガス伯爵の埋葬』の絵があることで有名です。

        大変な人が並んでいました。

        写真は禁止なので入口に貼ってあった絵の一部のポスターです。

         

        この絵は上方に天界、下方に現生の埋葬を表現していて、宗教的に見たら

        さぞかし素晴らしいものなんでしょう。

        絵の中にはグレコ本人も描かれています。

 

        街中には家の角に〈ユダヤ人が住む〉ことを表示したものがあります。

        この一角が居住区ということです。

         

 

       トレドには”ダスキナード”と呼ばれる象嵌細工のお土産品があります。

       その工房を見学しました。

        

        鋼板に金糸や銀糸を叩いてはめ込んでいました。

       もちろん、私も買いました!うふふ

         ペンダントとピアスです

 

      

       このあと、昼食後にセゴビアへ行きます。

       レストラン・エントランスで見た”ドン・キホーテとサンチョパンサの像”

        いい味出してますね

 

 

      セゴビア

       ここは時間が過去に戻ったような場所でした。

       

       ローマ水道橋

       紀元1世紀ごろに造られたスペイン最大の水道橋で728mに及ぶそうです。

       壮観でした。

       

       縦に眺めたところです。だんだんと下がっていく様子がわかります。

 

      カテドラル

      

     スカートを広げたような建物でした。

     希望者は中に入りましたが、カテドラルは強制されなきゃ入らない私です。

 

     アルカサル

      

      ここはディズニー映画の『白雪姫』の城のモデルとなった建物だそうです。

      ここでは王女イサベルが即位を宣言したり、スペインを大きくしたフェリペ2世が結婚式をしたそうです。

      城内見学は個人的にパスしました。

 

      マドリードから行ける世界遺産の町は今日で終わり、今夜もマドリードで宿泊です。

      明日・9月10は高速鉄道でアンダルシアへ行きます。

 

      

        

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スペイン旅行 1

2016-09-21 20:45:12 | 日記

      9月7日~16日までスペインを旅しました。

      今日から数回に分けて旅行記、私なりのスペイン感を書いていきたいと思います。

      私の個人的な感想ですので、違う感想をお持ちの方はお許しください。

     9月7日

      成田からJALでフィンランドのヘルシンキまで、ヘルシンキからはフィンランド航空でマドリードまで

      全体で16時間(フィンランドで2時間待ちを含む)かけて行きました。

      14年前にスペイン・マヨルカ島へ個人旅行をしました。

      自分で計画を立て、HISへ持っていって相談に乗ってもらって行ったときは

      ロンドン・バルセロナ経由で行きました。BA(英国航空)でした。

      その時とちっとも変わらず、相変わらずスペインへは直行できないことに驚きます。

      時間のロスと、違う飛行機会社を使うことでロスト・バッグが発生することもあるので嫌いです。

      ともかく今回は某社のツアーですので文句は言えません。16名参加です。

      歳をとると長時間の飛行は辛いので、1ランク挙げてプレミアム・エコノミーを使いました。

      朝早くに日本を発ち、8時間遅れの時差でマドリードの深夜に到着しました。

      その日はホテルについて寝るだけ。疲れました。

 

     9月8日

      気温は40℃!

      マドリードで最初に行ったところはスペイン広場です。

          セルバンテスのモニュメント

      今日の出発は、ここから始まり、ここで集合という場所です。

      ご存じセルバンテスは『ドン・キホーテ』の作者で、セルバンテスの像の下に

      ドン・キホーテと従者サンチョパンサの像がありました。

        

        

 

      歩いていると、偶然にも王宮の衛兵の交代があり、それも私たちの前で

      写真サービスのために止まってくれました。

       

       

       

 

      今日の一番の観光はプラド美術館です。

       

      写真やTV映像でしか観たことがない絵画の原画を見られることは貴重な体験です。

      ここはベラスケス、ゴヤ、エル・グレコなどの名画あり、とても感動しました。

      現地ガイドの名解説も良かったので、堪能しました。

      口にするのもおこがましいですが、絵を描く原理というものをまざまざと知り、

      私の仕事に、どれだけ勉強になったか・・・いや、まったくお恥ずかしいデス。

      館内写真禁止ですので写真はありませんが、来て良かった!!とつくづく思いました。

 

      続いて行ったのは国立ソフィア王妃芸術センターです。

      ここはピカソの『ゲルニカ』だけが名品で、あとは現代画家の作品ばかり。

      ゆえに、『ゲルニカ』だけは写真禁止、あとはご自由にという美術館です。

      病院跡を改装して1992年に開館されたもので、だだっ広くて疲れました。

      記念に入口のモニュメントを撮影してきました。

       

 

 

      王宮ですが、現在王家は住んでいません。行事の会場として使われています。

       

 

      歩いて人通りと車が多いマヨール通りを散策

       

      ここで、お決まりの≪0キロメートル地点≫が表示されている場所へ。

       

      「スペインの道はここから始まる」てなことが書いてあるそうです。

 

      このあと、夜まで自由時間で、思い思いに散策。

      私たちはスーパーで商品を見たり、バルでビールを飲んだり、のんびりしました。

      夕方に、出発地点のスペイン広場に集合しましたが、なにしろ暑くて、暑くて・・・

      マドリードの女性は若い人も老齢の人も、全員半裸で歩いています!!!

      日本人から見ると「恥ずかしくないのかしら?」と思うばかり。

      暑いからでしょうが、湿度がほとんどなく、日差しが強いだけなので、肌を隠したほうが

      涼しいでしょうにと思います。

      実際、私はコットン地の長袖の服ばかりを持っていきましたが、大正解でした。

      この日は前夜に続いてマドリードのホテルに宿泊です。

 

 

      

      

     

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スペインを旅してきました

2016-09-17 21:33:07 | 日記

      ご無沙汰しておりましたが

      9月7日から16日までスペインを旅していたのです。

       マドリード・スペイン広場のドンキホーテーの像

      2002年スペイン・マヨルカ島を2週間にわたって個人旅行して以来、14年ぶりのスペインです。

      こんなにスペインは日本人に人気があるのに、いまだに直行で行けないというのも不思議です。

      2002年も英国航空でロンドンで乗りかえ、バルセロナへ行き、そこからマヨルカ島へ行きました。

      今回は残りのスペインへ、と思ったのですが、ツアーのためバルセロナが2度目となりました。

      どんな旅行社もスペイン第2の都市は抜けないようです。

      まだ帰ったばかりで写真の整理もできていないのと、さっそくカルチャー教室の講習を控えているので、

      落ち着いたら旅行記を書きますので、その節はご愛読ください。

      

      旅行をするの当たって、愛猫KUUをペットホテルに預けました。

      ワクチン接種などでお世話になっているペット病院はペットホテルも経営しており、

      そこに10泊11日でお願いいたしました。

      まだ5カ月の子供なので、奮発してVIPルームを選び、大変な出費でした。

      帰ってきて即行で迎えに行きましたが、係員いわく

      「ほとんど鳴かないおとなしい子なんですね」だそうですが、

      私たちの顔を見たとたん「ニャァ~!ニャァ~!」と大騒ぎで、

      係員全員がビックリしていました。

      そりゃぁそうでしょう、家族なんですもの。

      ”宿泊日誌”なるものを貰いましたが、最初の日は食事もせず、オシッコもウンチも3日目から。

      さぞかしショックだったんだなと可哀想に思いました。

      そのうち「ここがワタシの家になったんだ」と思い始めたのか、係員にも甘えるようになり、

      遊具で遊ぶようになり(VIP待遇は遊び広場がある)、食事も排泄もするようになったようでした。

      それだけに、私たちの顔を見て呼びかける声を聴いて驚いたようです。

      家に着くまで鳴き通しで抱かれたがりました。

      家に戻った昨日は、ずっと私に付いて回り、あんなに寝るところを見せなかったのに、

      私の布団で抱かれるように体を寄せてきて、グルグル言いながら 私の手をしゃぶったり噛んだり

      口に口を寄せてきて「舐めてほしい」と言わんばかりで驚きました。

      ごめんね、kUUちゃん。

      遊具広場はあったでしょうが窓もなく、昨日も今日も窓から外ばかり眺めています。

      今、こうしてカーソルを叩いている前で 液晶画面との間に横になって私をジッと見ています。

      写真をパチリ!

      まだ しょんぼりとオドオドしたKUUです。

        早く元気になってね。ゴメンネ。

 

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絵織り第2弾≪ヴェネツィアの夕景≫

2016-09-01 12:26:15 | 日記

      夕景は久しぶりです。

      春に行った北イタリア旅行からヴェネツィアを題材にして絵織りを作成しました。

      初めての個展は『青い時間ーbluemoment』でした。

      朝 陽が昇る一瞬、空は青くなります。

      それは一瞬の出来事で、そこから太陽が顔を出すまで地平線が真っ赤になり、

      その真っ赤が広がっていきます。

      ”その一瞬”が好きで、個展をしようと決めたとき、迷わずこの絵織りを選びました。

      あの美しさを表現することは難しくて、何度も織り直しました。

      作品の購入希望も多く、非売品にしていたのでお断りするのに大変でした。

      太陽の動きを絵織りにするのは大変です。

      それでもその美しさは表現者として無視できません。

      次が≪クロアチア・ザダールの海の夕景≫でした。

      ここは かのヒチコックも「世界一の夕景」と絶賛して映画に使ったそうです。

      クロアチアを題材にした個展は2011年『美のクロアチア』として発表、

      駐日クロアチア大使が観に来てくださって、≪ザダールの夕景≫を褒めてくださいました。

      そして、これは買ってくださる方がいて、今は手元にありません。

     

      さて、それ以来の夕景、今回はヴェネツィアの夕景です。

           絵織り 38×31 額入り

 

      織り上がっての感想は、やはり色が足りなかったナ です。

      この景色の本当の美しさは目の中に焼き付いています。

      眼の中をお見せできないのが残念です。

 

      次はジャパニーズ・ブルーと白の2色でマフラーを織ります。

      とくれば、東京オリンピック2020のエンブレム模様ですね。(笑)

      これが終わったら、少しお休みをいただきます。

      そのお休みが、私にたくさんの色の力をもたらしてくれますように。

 

      個展は次回が最後です。

      そのため、第1回個展から6回までの主な作品1品を この会場で披露するつもりです。

             

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