晴れ上がった空のように・・

日常の出来事や読んだ本の紹介

アンチエイジングという欲望

2012年10月04日 | 日記
今日、美容室へ行きました。
いつものように、カラーとカット。
ホイケに向けて、セットできるようにと伸ばし続けてやっと、背中にかかるくらいに長くなりました。

正直言って、長い髪は面倒です。この歳になってロングヘアーをなびかせるのも、ちょっと複雑な気持ち?^^。
まぁ・・もう少しのしんぼうですが。

美容室で、雑誌に目を通していたのですが、おもしろい記事を読みました。

クロワッサンPremium 2012年10月号。その中で、「アンチエイジングという欲望」
高村 薫さんのコラムでした。これは連載しているのかな?

現代の高い健康志向と、長寿を目指す風潮にちょっと、辛口なご意見でした。

確かに・・鏡を見ると、いつの間にか表れた皴やシミ。
なんとか隠そうとたゆまぬ努力をするか、過ぎ去った年輪の多さに嘆き悲しむか・・

高村さんは、珍しい?ことに今まで全く気にせず生きたきたそうです。(なんと幸せなこと!)
だから、今の女性が躍起になってアンチエイジングにせいを出す姿に、違和感をかんじるのかなぁ・・

自然に生まれて、自然に年老いて、自然に死ぬ。
それが
非常に難しくなった現代をあまりにも平和すぎる、とおっしゃっています。
確かに・・「大往生したければ医療にかかわるな!」って本にも書いてありましたよ~この本は結構面白かったです。。

いつまでも若くありたい!という欲望。

歳をとりたくない、老いたくないのに、長生きしたい!という、矛盾した欲望に支配されているんですね。

これは・・
果てしない欲望で、膨大な消費につながり、あげくには貧しいアフリカの子供たちがまた飢餓で苦しむことになるだろう・・
と。。

これは、ちょっと手厳しいなぁ。
でも、
人間誰しもいつかは年老いて死ぬ。どんなに忌み嫌おうとも、やってくるものです。
そのことを自然に受けいれる心の準備も、やはり必要かもしれない。
準備?
なんだろう・・

ジタバタせずに、スローライフを心がけることなのかもしれないです。

そう考えながらの帰り道に寄ったスーパーで、
見つけた、特価の秋色のセーター。
「ラッキー!」
とばかしに買ってしまった私は、やはり高村氏のような高い教養には程遠い、
普通のおばさんでした。。。