晴れ上がった空のように・・

日常の出来事や読んだ本の紹介

わが心のジェニファー

2016年04月19日 | 
わが心のジェニファー   浅田次郎 著

久々に、、一年ぶり?浅田次郎でした。
全くの予備知識なしに読みましたが、、ちょっとがっかりの作品でした。

物語は、、
ニューヨークに住む青年ラリー。恋人にプロポーズしたら、「私の大好きな日本を旅してその目で見てきてほしい」
と頼まれる。プロポーズの答えはそのあとで、となればこれは男ラリー行くしかない。
軍人だった祖父に育てられそのその影響で日本を下にみていたが、京都、大阪、別府、東京、そして北海道まで。
日本の素晴らしさに感動する。
クレイダンスをみに北海道へ行ったところ意外な人物と再会する。

TV番組でちょっと前に流行ってた、、えーっとクールジャパン!
日本に住む日本語がちょー上手な外国人たちが、日本の良さや面白さを紹介して
クール!と賞賛する、、を思い出した。

古式ゆかしい日本文化を大げさに感動するあたり、ちょっとおかしかったです。
まぁ、笑えましたが。
恋人ジェニーに
旅のレポートを手紙で(ラインやメールではなく)書くのが約束。
そして、書き出しは
Jennifer on my mind

そう、タイトルなのです。
フォントを変えて記述されているのはちょっとした出版社の工夫なのかしら~^^

京都で知り合った謎の美女とはしっぽりカップルでホテルにGo。。
東京のマダムとも破廉恥な好奇心いっぱいだし

ホントにOn my mind なの?

いや、これがアメリカ男子の本性とも思えます。

最後に北海道でクレインダンスを見よ!で謎だらけの設定でまさかの実の父親との再会。
あほらしいと思っていてもほろりと涙が一筋でした。