大雑把な日常

日常のあれこれ。

脱衣所にて

2012-01-06 | 

温泉旅館での話のつづきです。

朝食時間開始ギリギリまで、

お風呂に入っていた

わたしと娘。

さすがに人は全然いない。

脱衣所に戻ってくると、

脱衣かごに脱いだ衣服が

わたしと娘以外にも

もうひとつありました。

お風呂は

内風呂から混浴に伸びている出口と、

女性専用露天風呂に続く出口があって

少々複雑なつくりだったので、

お風呂ですれ違わなかったけど

どこかにいるのだろう

と特に気にせずに

わたしと娘は

ぐだぐだと着替え始めました。

子どもの髪の毛を乾かして、

服を着替えさせ、わたしも化粧をして

と20分以上の時を過ごしました。

と、突然脱衣所の奥から物音が。

ごとごととととと。

びっくりして音の方向を見ると、

そこはトイレでした。

え!

人がいたのか。

と驚いたと同時に

水洗トイレが流れる音。

そして、

ワイルドな女性が浴衣姿で

バン!とドアをあけて乱暴にあけて出てきました。

背が高く、

ラーメンズのもじゃもじゃのほうでおなじみの

片桐仁さんに髪型も顔も似ています。

骨ばって大きい人

という印象です。

黒ぶちの眼鏡もかけていた気がします。

でもね、

もっと驚いたのは、

くさいっ!!

ってことです。

すごい匂いです。皆までいいません。

あの匂いです。

脱衣所は

きれいですが、

木造の古いつくりで、10畳もない。

トイレも小さいんだろうな。

しかし、なんで風呂上りに朝食前に…。

という気分を即効消去しつつ、

それでも部屋にトイレあるでしょうがっ。

と思ったりもしたのです。

それでね

チェックアウトの時間にまたその女性と会ったのです。

清算しようと並んでいた私の前にいたんです。

彼氏と一緒に。

ふたりはぴったりくっついて、受付で清算をしています。

彼氏は彼女とよく似ています。

ソバージュもじゃもじゃで

彼女を精悍にしたような感じでした。

ふたりは見つめ合ったりして

仲良さそうにおつりがくるのを待っていました。

付き合いだして初めての旅行かい?

意地悪おばさんのあたしは

思いました。

それは部屋で大きい方はできませんよね。

でも、前日の大量の夕飯を考えたら

出さないわけにはいかなかったのでしょう。

まあいいか、ワイルド彼女に幸あれ。

ふたりは駐車場までの送迎バスにも乗らず

徒歩でカメラを片手に手をつないで山道を登って行きました。

完全に

シモネタ

なんで

書こうがどうか迷ったけど

書いてやった。去年の心残りをひとつ消去。

コメント
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