少し遅くなりましたが、当該の松田さんに関するニュースを渡部通信より抜粋してお伝えします。
①渡部通信<アベを倒そう!(80)より>
大阪から嬉しいニュースが入ってきました。この間、中学校現場で「君が代」強制に粘り強く闘っているM先生の再任用が決定しました。そのメールを以下に貼り付けます。
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(BCC) 大阪のD-TaC・笠松です。
「君が代不起立処分・調教教育の撤回!」を訴える松田さんに、校長から今日3/15に、口頭の市教委通知がありました。
「再任用は合格。赴任校は、当初予定の25日が28日に変更された2次内示待ち。」
それを踏まえて、今日3/15の夕方、笠松・山口で市教委S担当係長に会い、
以下を確認しました。
○ 「再任用自体は、今日の通知で最終確定。
本人には口頭だが、市教委から送ったメール文書が、校長の元にある。赴任校のみが、内示扱い。」
○ 「2次内示日が変わったのは、全員について。
事務局の行政職員に合わせて、指導主事と校長の内示日を変えたので、再任用2次内示日も連動で変わった。」・・・・・とのこと。
松田さんの再任用は、確定と言っていいと思います。ご支援ありがとうございました。
新たなスタートになります。(このメールの転送歓迎)
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また、その松田先生から次のようなメールが入っています。
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松田です。
今日午後、校長から「市教委からの連絡で、再任用は合格。赴任校の2次内示は3月28日。」との連絡を受けました。いろいろとご支援ありがとうございました。学校に残って闘えることをとてもうれしく思います。
ところで、今日の産経新聞にD-TaCが大阪市の全小中学校に君が代強制に反対するメールを送り、市教委が「影響されずに国旗掲揚・国歌斉唱を適切に実施するよう」通知を出したとの記事が載りました。3面の全国版です。
新聞(添付)では、見出しが「大阪市全小中学校に市民団体がメール 教職員の国歌斉唱起立に反対」であったのに、産経WEST(ホームページ)では
http://www.sankei.com/west/news/160315/wst1603150013-n1.html
「『君が代起立』は教育滅ぼす」…大阪市立全小中424校に市民団体がメール
市教委「市方針と著しく異なる」と実施の徹底通知 となっています。
私たちは、「起立斉唱強制職務命令が、教育荒廃をもたらす」という表現はしていますが、
「『君が代起立』は教育滅ぼす」とは、全小中学校に送ったメールはもちろん、今までどこでもこんな表現をしたことはありません。これは歪曲報道です。
こんな見出しをつけることで、ネットの批判をあおろうとしていることについては、抗議する必要があると思います。そして、私たちの主張を多くの人に知ってもらって、運動を拡大すべき時だと思います。
なお、大阪市全小中学校に送ったメールについては、D-TaCホームページに載せています。
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要するに、松田先生は再任用が決まったが、それを良く思わない「産経新聞」が、松田先生の支援の市民団体を攻撃してきたということです。
メールにもあるように事実を「歪曲」して攻撃してきています。これは報道というようなものではありません。「産経新聞」はこのような「歪曲報道」をする新聞だということをどんどん宣伝しましょう。
また、「大阪市立全小中424校に市民団体がメール」というのは何のやましいことでもありません。これまでも手紙やはがき、或いは電話やファックスでそういうことは行われてきています。市民団体が教育委員会や学校に、或いは学校の職員たちに意見を伝えることは当然のことです。
②渡部通信<アベを倒そう!(81)より>
昨日のメールで、大阪の中学校の松田先生の再任用合格と「産経新聞」の「歪曲報道」のことについて紹介しました。
その後、松田先生から「歪曲報道」のその後について、メールが届いていますので、以下に紹介します。
「産経新聞」はホームページの記事を<訂正>し、それを明示する文面を載せたようです。
但し、<謝罪>の文面はないようです。「産経新聞」は誤解を受ける「歪曲報道」をしても、
自分たちは謝罪しない「不誠実な新聞」なのですね。
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松田です。(3月17日早朝)
産経WEST(ホームページ)ですが、
「『君が代起立』は教育滅ぼす」というどこにも使っていない表現で
批判をあおろうとする歪曲報道であると抗議してもらい、
「『君が代起立』は教育を荒廃させる」に訂正されました。
(私たちが主張しているのは、「君が代」起立・斉唱の強制=職務命令が<
教育を荒廃させるということなので、これも問題なのですが…)
しかし、「『君が代起立』は教育滅ぼす」というメールを送ったという情報が
すでに出回っていることについてはどうするのか、
謝罪、訂正したことを明示するように要求しようと打ち合わせをしました。
しっかり反撃しなくてはと思います。
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本日(3.17)の報告をします。
昨日に引き続き、産経新聞に、ホームページ記事の見出しを訂正したなら、
訂正を明示する文面を載せるよう要請してもらいました。
結果、記事の最後に
「当初の見出しで「『君が代起立斉唱』は教育を滅ぼす」としましたが、
DーTaCが大阪市立小中学校に送ったメールにない表現のため、
実際の文言どおり「『君が代起立斉唱』は教育を荒廃させる」としました。」
と記載させました。
http://www.sankei.com/west/news/160315/wst1603150013-n1.html
すでに、産経新聞の歪曲報道(D-TaCが「『君が代起立』は教育滅ぼす」というメールを出したとする情報)をもとに、勝手な思い込みでの批判が飛び交っていますが、批判する場合は、どういう内容のメールなのか確認してからにすべきだと言いたいと思います。
大阪市全小中学校に送ったメール(D-TaCホームページ)
https://democracyforteachers.wordpress.com/2016/02/15/%e6%95%99%e8%81%b7%e5%93%a1%e3%81%ae%e3%81%bf%e3%81%aa%e3%81%95%e3%82%93%e3%81%b8%ef%bd%9e%e5%85%a8%e5%b0%8f%e4%b8%ad%e5%ad%a6%e6%a0%a1%e3%81%ab%e3%83%a1%e3%83%bc%e3%83%ab%e3%82%92%e9%80%81%e3%82%8a/
https://democracyforteachers.wordpress.com/2016/03/12/%e6%95%99%e8%81%b7%e5%93%a1%e3%81%ae%e3%81%bf%e3%81%aa%e3%81%95%e3%82%93%e3%81%b8%ef%bd%9e%e3%81%9d%e3%81%ae%ef%bc%92/
なお、職務命令による「君が代」起立斉唱強制が教育の荒廃につながることに関して、
私は、職務命令取り消し申出の中では、以下のように主張しました。
<この職務命令が不当である理由 その2>
「『命令(指示)されているから』だけが横行する教育の荒廃につながること」
処分で脅して服従を迫るこの職務命令の影響は、私だけにとどまるものではありません。
何が正しいのか、どう考えるべきか、という真理に迫ろうとする
姿勢や論議そのものを教育現場から駆逐し、「逆らえば損をするぞ」「上の言うことに従っていればいいんだ」という処世術だけが幅をきかす世界になっていきます。
これは教育の荒廃を意味します。
「なぜ、『君が代』を歌わなければならないんですか」という生徒からの質問に「学習指導要領にに書いてあるから」(お上の言うことには従わなければならない)としか答えられない
教育行政・教育現場はすでに荒廃していると言えます。
このような学校で教えられる「道徳教育」なるものも、結局、「『世の中のルール』に従い、『長いものにはまかれて生きる』のが君のため」 と自らの行為の真の意味を問おうとしない
態度を増殖させるものになることは明らかです
また、本日、ユニオンネットワークの春闘総行動があり、私の戒告処分撤回も行動の中に入れてもらいました。午後1時からの市役所前の集会の後、要請行動を行い、なかまユニオン学校教職員支部とユニオンネットワーク連名で添付の要請書を提出しました。
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松田先生は極々当たり前のことを述べているだけです。その当たり前のことが、「不誠実な産経新聞」は怖いのです。