東京「君が代」不起立訴訟傍聴のお礼

※東京の「君が代」不起立司法闘争に多くの方々のご支援をお願いします。根津さんからのお礼のメールを掲載します。

 

根津公子（東京の元教員・「君が代」不起立被処分）です。

数日前に「日の丸・君が代」・「君が代」不起立の闘いについてお知らせといくつかのお願いをしました。
今日はお願いしました中の一つ、河原井・根津２００７～２００９年「君が代」不起立処分の取り消し訴訟がありました。
短い時間の裁判の傍聴をお願いすることは心苦しく、これまではしてこなかったのですが、申し訳ないと思いつつ、お願いしましたところ、大勢の方が傍聴に駆けつけてくださいました。初めての方もかなりいらっいました。数を数えたかのようにちょうど満席になりました。ありがとうございました。
手を差し伸べてくださる方は大勢いらっしゃるものですね。

今日は、２００７年処分（河原井：八王子東養護学校　停職３ヶ月　　根津：町田市立鶴川二中　停職六か月）についての証人申請を巡ってでした。

以下のことが決まりました。

次回法廷は、５月９日（木）１０：３０～１６：３０　５２７号法廷　２００７年事件の証人尋問となります。
　　　　１０：３０～１２：００都教委人事部職員課長・江藤氏（当時）
　　　　１３：３０～１６：３０原告２人

　昨年の最高裁判決は、「君が代」不起立処分は「戒告まで。戒告を超える重い処分は違法」とし、河原井さんやＷさんの処分を取り消したのですが、一方で、根津は過去に「日の丸」を降ろすなど「積極的に妨害した」り、「校長を批判した」プリントを生徒に配付し、「秩序を害した」のだから、停職処分は妥当としました。
根津を見せしめとして、これからの不起立を押さえようとしているのだと思います。
一度出された最高裁判決を覆すのは困難です。でも、やらねばと思っています。

「体罰根絶」とうそぶきながら、教職員には処分で弾圧する教育行政です。
力による支配、という点でこの２つの問題は同質の問題です。
上命下服の意識を教育行政が変え、教員たちが「上」「下」なく、職員会議で徹底した議論を始めること（それを教育行政が保障する）で、体罰と向き合うことが始まります。
また、そうした教育行政下では、国家の価値観を教え込む「「日の丸・君が代」の強制や処分はあり得ないでしょう。

期日近くになりましたら、また、お知らせお願いをさせていただきます。
ありがとうございました。