東京の佐々木有美さん(ビデオプレス)から、入学式・卒業式で「君が代」不起立を続ける田中聡史さんのインタビュー動画のお知らせがありました。
田中聡史さんは橋下徹大阪市長と同じ歳だと聞いています。私は彼に何度かお会いしましたが、人として教員として信頼に値する方だと思いました。初めてお会いしたとき、彼は、なぜ橋下市長が今のような教育政策を取るのかいぶかしみ、また心を痛めておられました。田中さんってそんな方です。
東京都教育委員会は彼に対し処分を検討しているとのことです。4月25日に出されるかもしれません。処分をするなの声を届けてください。
レイバーネット日本の記事を掲載します。
処分を前にして「君が代不起立」の思いかたる
~田中聡史さんインタビューを動画アップ
「抵抗すれば命が脅かされる時代もあった。今ならまだ抵抗できる」と田中聡史さんは語った。田中さんは44歳、都立板橋特別支援学校の教員だ。4月9日の入学式で、連続5回目の「君が代」不起立をした。3月の卒業式の不起立では、減給(10分の1)1ヶ月の処分を受けている。都の分限処分指針によれば、繰り返し同じ服務事故(この場合、不起立)を起こすと免職にされる可能性もある。4月25日の東京都教育委員会で、入学式の処分が決定される。処分をまえに、田中さんの不起立の思いを聞いた。「不起立は運動の基点、植物の種のようなもの。これがなくなれば、強制反対の運動は続かない」、田中さんは静かに語り始めた。(佐々木有美)
聞き手=ビデオプレス 収録=2013年4月21日