大阪市小学校教員山本昌彦さんから海外での情報をいただきました。大阪の状況がいかに異常であるかがよくわかります。
◆フィリピンでは、
「フィリピンでは、マニラでは国旗をたくさん見かけた。大使館とか公共施設が多いからだと思うのだが、ここパンパンガ州マバラカット市では、そんなに見かけない。クラークにあるシューマートという大型マーケットと警察署で見かけたぐらいかなぁ。
学校もいつもお世話になるジェイさんの私学では、小学校もハイスクールも入学式と卒業式でしか見ない。それも国歌演奏されている時に、舞台の正面に出してくるだけで、終われば舞台の端に置かれる。日本のように正面に掲げるということはない。三点ポールに掲げて動かせるようにしてある。演奏もテープ演奏。一応起立している人が多いけれど、歌っていない人も多いし、しゃべっていたり写真撮ったりすることに夢中になっている。舞台正面は第◎回卒業式と学校名の書かれた覆いがあり、来賓席が設けられている。そう、正面は来賓席なのだ。
あと、何回かスタディーツアーに参加して小学校を訪問しているが、朝の朝礼で国旗を国歌とともに揚げているところもあった。でも、全てではなかったような気がする。だから、一応教えるけれど、そんなに細かいところまで見ていないし、強制もされていないのではないかなぁという気はする。
ただ、テレビでは放送終了時に日本のNHKのように国歌が流れる場合がある。
もう一つ、日本と違うのは、歴史。フィリピンは、スペインに約330年、アメリカに約50年、日本に約5年もの間支配されていたということ。自然と国旗への接し方も変わろうというもの。
国旗の説明は以下。
フィリピンの国旗は4つの色からなる国旗である。
白は平等と友愛を、青は平和、真実と正義を、赤は勇気と愛国心を象徴し、黄色い太陽は自由を意味している。3つの星は主な島であるルソン島・ミンダナオ島・ヴィサヤ諸島を象徴している。太陽から伸びる8本の光条は、フィリピン独立革命の際、最初に武器を取ったルソン島所在の8州(パンパンガ州、ブラカン州、リサール州、カビテ州、バタンガス州、ラグナ州、タルラック州、ケソン州)を表している。
◆アメリカ、カリフォルニア州サンレアンドロにて
「ミサの後、ダウンタウンにあるSafewayへ買い物に。途中の学校のコートには、アメリカ国旗が。そして、その学校と道を隔てた隣にある教会の一部で孤児院と思われるCASA PERAITAという施設には、高級ホテルと同じようにアメリカ国旗、カリフォルニア州の州旗、サンレアンドロ市の市旗と3つの旗が掲げられていた。」
「一般家庭は何軒かはアメリカ国旗を掲揚していた。そして、何回も通っていたのに今まで気付かなかったが、BARTという高架鉄道の駅にアメリカ国旗が掲揚されていた。今調べたら「BARTとはBay Area Rapid Transitの略称で、サンフランシスコ/ベイエリアの各地をつなぐ公営高速鉄道システム」とある。公営だからかな?」
「病院の帰りに見て気付いたこと。
ここは、海にも近いからか、結構大阪市の南港のような貨物工場な建物が多いと感じた。それようのトラックもたくさん走っている。中には、JAPAN ENGINES.INCという会社もありました。
また、会社によっては、アメリカ国旗を掲げていますが、中には馬鹿でかいものもあります。国旗って寸法は決まっていないのでしょうか?他国でこんな馬鹿でかいのは見たことがありません。
そして、アダルトスクール(米国政府が大人対象にさまざまなプログラムを提供している公共サービスで、いわば公共のカルチャースクールみたいなものです)、中学校、小学校の横を通りました。今まで学校のポールに掲げられているアメリカ国旗は、小学校の正面だけだと思っていたのですが、今日、いつもとは逆方向から初めて歩いたので、木の陰に隠れているもう一つのポールをアダルトスクールと中学校の間で見つけました。
いつもグランドを横切って行くとき通っていましたが、木の陰になっていて今まで気付きませんでした。ちゃんと見ようと学校の敷地内に入り(ここは、いつも横切る時に通る所です)、見てみるとアメリカ国旗とカリフォルニア州の州旗の2つが掲げられていました。2つあるからアダルトスクールのとして掲げられているのかなと思います。」
「今日は、3時過ぎに長男を遊具で遊ばせるために前行った所に連れて行った。今回も学校裏のグラウンド兼市の公園を横切って行く。学校は終わったのか下校途中の子供達と出会う。また、グラウンドで遊ぶ子供達も。校舎陰にカバンを置いているから、授業は終わっているのだろう。この時間では、まだ正面に掲げられているアメリカ国旗はまだはためいているのが見えた。・・・・・校舎横を横切って行くと校舎は鍵をかけられたり門を閉められたりしだしていたから、一応下校時間は4時30分ということだろう。正面のアメリカ国旗はすでに降ろされていてなかった。家には5時少し前に着いた。」
「昨日、病院とウォルマートへ行った、行き帰りに地元の隣接し合う小学校と中学校の前を通った。小学校のポールには土曜日に遊びに行った時にはなかったアメリカ国旗がはためいていた。中学校には、ポールがないから国旗はなかった。ということは、学校がある時に、日本の市役所みたいに誰かがあげたりおろしたりしているんだろうと思われる。
また、電光掲示板がある。これは、土日でも掲示されていたので、電気代勿体無いと思っていたが、よく見たら、太陽光発電が、設置されていた。
日本の大阪市は、日の丸を年中掲げっぱなしである。おかげで日の丸はボロボロで、汚い。ある時なんか半分ちぎれたままはためいていた。誰も気づかなかったようだから、私が指摘しないとそのままだったかもしれない。こういう状態なのに、大阪市は学校施設内での常時掲揚をなぜ強制するのか理解に苦しむ。」
◆アメリカ、カリフォルニア州サンフランシスコにて
ホテルには、アメリカ国旗とカリフォルニア州の州旗とサンフランシスコ市の市旗の3つが掲げられていた。サンフランシスコの市旗は、初めて見た。大きな高級ホテルには、3つ掲げられているようだ。
◆アメリカの学校での「国歌斉唱」や「忠誠の誓い」に
・現在小学校4年の三つ子の姪は、サンレアンドロ近郊に住んでいますが、国歌も歌っていないし、「忠誠の誓い」もしていないと言います。その母の義理の姉は、小学校1・2年の時に「忠誠の誓い」は唱えさせられたはずとは言っていますが、見学に行った時にはそんなことしていなかったので、毎日はしていないと思われます。
・35年前にバージニア州の田舎の学校(中学校かな?)に通っていた大学の同級生によると、その時は「忠誠の誓い」はしていないと。
・サンフランシスコ在住のfbフレンドがテキサスやカリフォルニアの学校に通っていた時は、「忠誠の誓い」はなかったそうです。テキサスにいた(小学校?)2年生の時に授業の一環で勉強したくらいなんだそうです。国歌はお祭りごとの時に歌ったりしたそうですが、めんどくさいと思った生徒は座ってだらだら話をしていたようです。つまり、強制されていないということですよね?
・彼女の現在小学校3年になる娘さんの学校(サンフランシスコ)でもそういうの(国歌斉唱とか忠誠の誓い)は聞かないそうです。」
www.kasetsu.net
「私には、学校行事の式で国歌を歌うのが、世界の常識なのかという素朴な疑問があります。
以前ロサンゼルスの有名なハリウッドボールでクラシックコンサートを聞きに行った時、開演時にアメリカ国歌が演奏され、会場中の皆が立ち上がって歌い出したのですが、私はアメリカ国民じゃないしと思って座っていました。でも、何にも言われませんでした。
大阪ドームでのオリックスの試合でも試合前、君が代斉唱があり、皆起立していましたが、私は何でこんな時に歌わなあかんのか分からなかったので座っていました。その時も何もなかったです。
何故、学校や公務員にだけ義務付けたり罰則を設けたりするのか分からず、他国ではどうなっているのか調べました。
結果、世界の常識ではないと分かりました。そもそも学校で、国歌を歌わない国の方が多いようです。アメリカは、歌うみたいですが、歌わない自由も裁判できちっと認められていました。
アメリカの国旗や忠誠の誓いについては、http://www.kasetsu.net/PDF/USflag.pdf が詳しいかもしれません。
これを読むと、忠誠の誓いもその時その時の時代の流れで変わっていますね。
今はカリフォルニア州ではやられているようなんですが、今日、姪たちが来たので聞いてみました。国歌は歌わないし、忠誠の誓いも、今は唱えていないと。学年によって違うみたいです。義理の姉によると1年、2年の時は唱えていたようです。でも、その時は違う学校。学校によるのかもしれないし、教師によるのかもしれません。ただ、彼女らがその学校に通っていた時、彼女らのクラスを見学させてもらいましたが、そんなことをしている様子はありませんでした。今は州として、学校としては統一されていないように思いました。」
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安倍晋三総理大臣様
山田京都府知事・門川京都市長、松井大阪府知事、橋下大阪市長など西日本の各首長様
2013年3月2日要求書
2013年3月2日京都生協の働く仲間の会
電話09011446818 メールkezirou.hushimi@gmail.com
連絡先 京都伏見東郵便局私書箱26号
1、
私達は、貴職らが憲法、子供・被災者支援法を守り、福島の子ら40万人以上の放射能被曝からの、特に被曝の少ない京都市など西日本への大避難を、生活費、住居、医療費など完全に保証することを要求します。
2、
勿論、東京電力の責任は厳しく問われなければなりません。
3、
今日福島の子らは、福島原発爆発による放射能大量バラマキによる被曝からの小児甲状腺がんが多発しています。今直ちに避難をしなければなりません。
4、
福島の子らに、そもそも放射線管理区域で日常生活を強要している国や東京電力は法違反の犯罪者です。何よりもまずは子供らが大被曝をするのを避けるべく直ちに避難をできるようにしなければなりません。全生活を保証して、です。
5、
今はもう非常事態です。直ちに私達は、貴職らが憲法、子供・被災者支援法を守り、福島の子ら40万人以上の放射能被曝からの、特に京都市など西日本への大避難を、生活費、住居、医療費など完全に保証することを要求します。
なお、以上、3月10日迄に回答してください。よろしくお願いします。
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以上、私達は、安倍晋三総理大臣などに送付しました。つきましては、この要求書への賛同署名をお願いします。氏名、連絡先、肩書き(京都市民とか、団地住民とか、弁護士とか、よろしくお願いします。)なお、出来れば、ビラや子供福島のメーリングには名前と肩書きを公表したいです。公表不可の方は、その旨ご連絡ください。私達は、放射能毒汚染ガレや放射能毒汚染食品受け入れ反対の時、『人は受け入れよう、物は反対します。』と訴えて来ました。今こそその思いを、解き放つ時です。福島の子らは40万人の大避難大支援を絶対成し遂げましょう!
ご一読ご検討ください。2013年3月2日要求書=福島の子ら40万人以上の大避難保障要求に関わる資料を3つ提起します。ご存知かとは思いますが、是非ご一読ご検討下さい。2013年3月2日京都生協の働く仲間の会
1つは、2月23日東京新宿に滋賀県から駆けつけた井戸謙一弁護士の訴えです。
「2013年2月20日(水)http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-2792.html
「原発事故こども被災者支援法」の具体的施策を求める院内集会
http://www.ustream.tv/recorded/29419987
2つは、2月23日東京新宿での、相馬から秋田に自主避難した阿部知美さんが参加し、スピーチをしました。その訴えです。http://fukusima-sokai.blogspot.jp/2013/02/1.html
3つは、「世界から見た「ふくしまと『ふくしま集団疎開裁判』」(韓国放送)です。
以上、福島の子ら40万人以上の大避難保障要求行動に係る3つの資料です。大切にご一読される事を希望します。以上。
2013年3月3日京都生協の働く仲間の会
電話09011446818 メールkezirou.hushimi@gmail.com
連絡先 京都伏見東郵便局私書箱26号
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薔薇、または陽だまりの猫
http://blog.goo.ne.jp/harumi-s_2005/e/bafe99afac62ced2bbfa4c9a2fc1fa2a
大阪市議会で 「原発事故 子ども被災者支援法」の具体的施策の早期実施を求める意見書採択
2013-03-03 12:31:45 | 社会
避難・移住・帰還の権利ネットワーク から ----------------
「大阪府下避難者支援団体等連絡協議会」からの連絡を転送します。「原発事故 子ども被災者支援法」の具体的施策の早期実施を求める声を政府に届けるため、大阪市議会にも要請をしていましたところ、昨日、下記の意見書が、全会一致で採択されたということです。
市会で尽力いただいた皆様に、深く感謝をいたします。これを機に、他の地方議会においても同様の動きが出るといいですね。
http://www.city.osaka.lg.jp/shikai/page/0000209012.html
「原発事故子ども・被災者支援法」に基づく具体的施策の早期実施を求める意見書
平成25年3月1日可決
衆議院議長 参議院議長
内閣総理大臣 財務大臣
総務大臣 文部科学大臣
厚生労働大臣 国土交通大臣
環境大臣 復興大臣 各あて
福島第一原発事故から間もなく2年が経過しようとしているが、いまなお全国に多数の避難者がおられ、先の見えない不安な生活を余議なくされており、ここ大阪市にも約400人が暮らしている。
平成24年6月21日、第180回通常国会において「原発事故子ども・被災者支援法」(正式名称「東京電力原子力事故により被災した子どもをはじめとする住民等の生活を守り支えるための被災者の生活支援等に関する施策の推進に関する法律」)が、全会一致で可決成立した。
この支援法は、「支援対象地域」からの避難、居住、帰還といった選択を、被災者がみずからの意思によって行うことができるよう、国が責任を持って具体的な支援をしなければならないと定めている。すなわち、原発事故で避難した方には、国による避難指示のあるなしにかかわらず、移動・住宅・就学・就業等に関する支援及び移動先自治体による役務の提供を、避難しない方には、医療・就学・食の安全・放射線量の低減・保養等に関し支援することを、さらに家族と離れて暮らすことになった子どもに対する支援を定めたものである。
一方、この支援法では、具体的施策(支援対象地域の範囲、支援施策の内容、自治体との連携、予算措置など)は、政府の定める「基本方針」によるものとされているが、同法の成立から8カ月が経過した現時点においても「基本方針」の策定のめどは明らかにされていない。大阪市に避難してきた方々も、住宅、仕事、保育、教育、子どもの健康、二重生活等、避難生活に関わる様々な困難を抱えて生活されており、可及的速やかな施策の具体化が求められている。
よって国におかれては、下記事項を実施されるよう強く要望する。
1.原発事故子ども・被災者支援法に基づく「基本方針」を策定し、各種の具体的施策の早期実現のために必要な予算措置を講ずること。特に、安定した住居の確保、子どもの定期的健康診断と医療費の減免、二重生活における移動交通費の支援は喫緊の課題として具体化すること。
2.地方自治体が行う関連施策に対しても国が支援を行うこと。
3.「基本方針」策定と施策の具体化にあたっては、被災者の意見を十分に反映する措置をとること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。