グループZAZA

「君が代」不起立処分大阪府・市人事委員会不服申立ならびに裁判提訴当該15名によるブログです。

大阪市教委 「君が代」起立斉唱職務命令を出すよう通知

2014-02-07 22:40:01 | 大阪の教育

ますます強まる「日の丸」「君が代」強制!大阪市教育委員会は、昨日(2月6日)、「君が代」起立斉唱職務命令を出すよう通知を発出しました。伊賀さんからの報告です。

大阪の伊賀です。

2月6日、大阪市教委は、校長に対して、昨年に続き、卒・入学式で教職員への起立・斉唱を求める
職務命令を出しように通知を発しました。

大阪府教委のように「君が代」口元チェックまでは求めていませんが、校長に起立斉唱を求める職務命令を発するよう指示しています。

現場ではフロアー形式の卒業式をつぶすように攻撃が強まっています。
2年ほど前までは大阪市小学校の約300校中50校程度がフロアー形式の卒業式を行っていましたが現時点ではフロアー形式を維持する予定は一桁程度という状況です。

教職員へのピアノ伴奏の強制も強まっていますし、子どもたちに「大きな声で歌わせる」状況が強まっています。

以下、2月6日付けの通知です。

教委校(全)第36号
平成26年2月6日

                                           教育長

卒業式及び入学式における国旗掲揚・国歌斉唱について(通知)

卒業式及び入学式については、学習指導要領の儀式的行事のねらいに沿って適切
に実施するものである。
 国旗掲揚・国歌斉唱は、児童生徒に国際社会に生きる日本人としての自覚を養い、
国を愛する心を育てるとともに、すべての国の国旗及び国歌を尊重する態度を育て
る観点から学習指導要領に規定されており、卒業式や入学式などにおいて取り組む
べきものである。
 卒業式及び入学式を実施するにあたり、学習指導要領及び「大阪市の施設におけ
る国旗の掲揚及び教職員による国歌の斉唱に関する条例」(以下『市条例』という)
の趣旨を踏まえ、次に示した点に留意し、国旗の掲揚、国歌の斉唱を適切に実施さ
れたい。
 また、郷土を愛する心を育てるという観点から、大阪市旗の掲揚、市歌の斉唱の
実施を進められたい。



1 これまでも「音楽の授業等における国歌斉唱の指導を進める」「卒業式及び入
 学式においては、ピアノまたは吹奏楽による伴奏で、・しっかりと国歌が斉唱で
 きるよう指導する」「式典においては、壇上正面に国旗を掲揚するなど、国旗
 を尊重する態度を育てる」等について、各校園に通知してきたところであり、
 本年度の卒業式及び次年度の入学式においても適切に実施すること。

2 児童生徒に国旗・国歌を尊重する態度を育てる立場にある教員が、学習指導要
 領に基づき国歌を歌えるよう指導するとともに、自らも起立して国歌を斉唱す
  ることが、教育の効果を高める大切な事項であることを教員に周知すること。

3 市条例第4条は、市立学校の行事において行われる国歌の斉唱について教職員
 に起立により斉唱を行うことを規定したものであり、行事において行われる国
 歌斉唱の際に起立しないことは、市条例に反する行為となる。卒業式及び入学
 式等における国歌斉唱にあたっては、式場内のすべての教職員は起立して斉唱
 するよう校園長より職務命令を行うこと。

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2.2集会報告~田中聡史さん、大嶽昇一さん、ZAZAより

2014-02-07 21:49:04 | 渡部通信

2.2集会後半について、渡部秀清さんからのメールを掲載します。今、振り返っても充実した内容の集会だっと思います。

渡部さんからのメール

2月5日、橋下大阪市長は、共産党の市長選候補擁立について大いに喜び、次のように述べています。 「大いに歓迎だ。共産党が市長という職を奪って、新しい共産政権をつくるというのなら歓迎で、論戦しようじゃないか」

また本日、自民党の高村副総裁は、「橋下さんは少しでもこの選挙を意義あらしめようと候補者を擁立していない政党を『卑劣だ』と挑発していますが、擁立を見送って空振りさせることは立派な選択の一つだ」と述べています。
 
これで共産党も少し頭を冷したのか、対抗馬擁立については再検討するようです。共産党が擁立をやめれば、橋下氏は完全に四面楚歌に陥り、維新内部からも「首を取る」ような声が上がってくるでしょう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
都知事選(2月9日)が近づいてきました。ここに来て「日の丸・君が代」などへの4人の候補者の立場が明らかになりました。
 
「『日の丸・君が代』の強制は改めるべき。10・23通達は見直し。」としているのは宇都宮氏のみです。田母神・舛添・細川氏らは国旗国歌を尊重、教員処分に関しても「司法判断を考慮し対応」などです。
 
また、教育行政「首長に責任」案に対しても、はっきりと「反対」しているのは宇都宮氏のみです。「賛成」は田母神氏。舛添・細川氏は「賛否を明らかにせず」です。
 
以上からも、一般ピープルの利益を代表しているのは誰か、はっきりしているのではないでしょうか。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「2・2総決起集会」の報告の続きです。
 
高橋哲さんの講演の後は、「現場からの報告」でした。
 
➀板橋支援学校の田中聡史さん。
彼の報告についてはこれまでも紹介していますので割愛しますが、都教委や校長はこの集会でみんなに知らされるのを恐れたのか、田中さんに対して1月31日(金)、「2月3日(月)朝校長室に来るように」と言ってきました。
 
田中さんが行ってみると、副校長立会いのもとで、「職務命令に従って職務を遂行するように」「卒業式では「国歌」斉唱時に、どうするつもりか」「2012年の最高裁判決で職務命令が合憲だとされたことは理解しているか」「公務員としての立場をわきまえて行動するように」などのことを言ってきたようです。
それに対し田中さんは、「卒業式でどのようにするかは今のところ決めかねているので何ともいえない」「起立斉唱の職務命令は思想および良心の自由の制約となるので、文書による命令は出さないでほしいと願っている。」と返答したということです。
 
田中さんへの不当・執拗な攻撃が始まりました。
 
田中さん(美術の教員)彫刻作品の「絵はがき」(2枚、300円)が完成しました。改めて協力依頼をしたいと思います。
 
②業績評価裁判で勝利した世田谷の大嶽昇一さん。
昨年9月から現場の管理職や教員たちに話を聞いてまとめた『今、学校現場は 現職の先生たちの生の声です』という詳しい資料を出され、話されました。
 
この資料には、<管理職><現職教員><若い教員>それぞれの声が載せられています。
 
ある副校長は次のようなことを述べています。
「勤務時間が毎日12時間以上である」
「体調が悪くても、通院する時間がなく、日々薬等を処方して、仕事を続けている」
「副校長から『教諭』へと自ら降格人事を希望する人が多い」
「相談する人が回りにいない。いつも、一人で悩むことが多い」
などなど。
 
若い教員は次のようなことを述べています。
「<数値目標>いつも言われます。『学級通信を何枚出したか』、『給食の完食率100%か』、『図書の本を学期1人が10冊以上借りている』、『おはようのあいさつが、クラス全員の子が大きな声で言える』など。実際にどの先生も数値目標達成しているのかなあといつも疑問に感じています。」「子どものためにと思って学校の先生になったのですが、現実は違いました。時を考えて教員を止めます。自分が駄目になってしまいます。」などなど。
 
また、大嶽さんは、この1月香川県で、藤田英晃先生が「勤務評定裁判」で勝利したことを報告しました。 
 
③不起立減給処分取り消しでも再処分(戒告)されたFさん(割愛します)
 
④「授業していたのに処分」裁判で勝利確定の福島常光さん(割愛します)
 
⑤大阪から「橋下大阪市政・松井大阪府政・維新の会との闘い」について
 被処分者ら4人の方。割愛させていただきますが、この間の大阪の闘いがよくわかるパンフレット
 『グループZAZA 11人の不起立の思い』(300円)が完成しました。
 このパンフレットは11名全員が実名で書いたもので、実に素晴らしい内容です。
 2013年の大阪での「日の丸・君が代」強制反対闘争の集約にもなっていると思います。 
 
 問い合わせ・注文の照会アドレスは、下記アドレス(辻谷)でお願いします。
 
なお、大阪でも新たな攻撃が始まっています。それはチラシまきに対する攻撃です。
 
 Aさんは1月28日にB高校の校門前でビラをまきました。
 職会で校長が、「国歌に関する指導は校長が卒業式の予行で行う」
 「国歌の歌詞を当日の式次第に印刷して配付する」
 「不適切なビラをまくことは認めない」など、これまでにない指示を出し、
 特に「生徒への指導」に関しては
 「生徒に対しては強制でないことを明確に述べてほしい」という意見にも、
 校長ははっきりとした返事をしませんでした。
 このような状況に対して、Aさんは、
 卒業生や在校生に「生徒に対しては強制するものではない」
 ことをはっきり知らせたいと思って、ビラをまきました。
 
 それに対し2月3日、Aさんは校長に呼ばれ、
 このような「不適切なビラをまくことは認めない」という指導が入りました。
 「表現の自由や言論の自由の侵害」 になるのではないかと問うと、
 それには校長は答えず、「公務員という立場では…」
 「教員という身分で生徒や保護者を混乱させてはならない」
 などと繰り返していたようです。
 
 また、卒業式での対応についても聞かれたようです。
 Aさんは、「今年の卒業生の多くは授業で受け持ったことのある生徒で、
 特に、君が代の起立斉唱をしたくないといっている生徒もいるので、
 是非とも、卒業式の会場で見送ってやりたいと思っています。」
 と述べています。
 
 こうした状況下で大阪では『2・11大阪大集会』が開かれます。
 
集会ではその後、「さまざまな闘いの現場から」ということで、
 ・田無工業高校の自衛隊駐屯地宿泊防災訓練問題
         (練馬平和委員会のSさん)
 ・秘密保護法反対・共謀罪阻止などの闘い
         (破防法・組対法に反対する共同行動のAさん)
の報告がありましたが、割愛します。
 
その後、「行動提起」として、<卒業式 正門前チラシまき>が提案され、
「全国から」として、宮城のTさんと愛知のOさんからの発言がありました。
Oさんは主に、前日からの「全国ネット準備会」の報告をし、
『4・20全国集会』に向けて進んでいこうと呼びかけました。
 
最後に「集会決議」を採択し、閉会しました。
 
情勢が激化する中で開かれた今回の集会は、
参加者も多く、内容も充実し、
東京のみならず大阪、全国、さらには市民運動とも連帯し、
ともに闘う決意を固め合う「総決起集会」になったと思います。
 
皆さんの参加・賛同・ご支援・ご協力ありがとうございました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【2・11大阪集会】
<集会名>止めよう!子どもを戦場に送る国づくり
        許すな!「日の丸・君が代」強制
        建国記念の日反対!
        教育の国家支配に反対する2・11大阪大集会
<日 時>2014年2月11日(火) 13時開場 13時30分開会
                    集会後(16:45~)デモ
<場 所>大阪市立西区民センター
       (地下鉄千日前線「西長堀」駅⑦番出口100m)
       (地下鉄鶴見緑地線「西長堀」駅③番出口100m)
<講演>三宅晶子さん(千葉大教授)
         思想・良心の自由と教育の現在
    ~ドイツ、日本の思想弾圧と戦後「想起の文化」を検証しつつ~
<三宅さんからのメッセージ>
 7月、麻生副首相はナチスの「手口に学んだら」と発言しましたが、
 12月6日、安倍政権は、ナチスの「全権委任法」的国会状況の中で
 特定秘密保護法を強行採決し、
 ゲシュタポ(国家秘密警察)国家への一歩を大きく踏み出しました。
 2.11.大阪集会では、半年でナチス独裁国家に変えられたドイツと
 日本の歴史を検証しつつ、現在の危機と課題を
 みなさんとともに真剣に考えたいと思います。
 この日々を戦争前夜にさせないために。
<発言など>
 ●「君が代」被処分者からのアピール
 ●全国からの報告
 ●橋下「改革」等に反対する人々からの発言
<主 催>「日の丸・君が代」強制反対・不起立処分を撤回させる
      大阪ネットワーク
<資料代など>700円 手話通訳・保育アリ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 【東京】での全国ネット形成に向けての全国集会
<集会名>「許すな!『日の丸・君が代』強制
        止めよう!安倍政権の改憲・教育破壊
                          4・20全国集会」
 <日 時> 2014年4月20日(日) 13:00~17:00
<場 所> 東京・日比谷図書館文化館
<講 演> 高橋哲哉さん(東大教授)
<内 容>(予定)
        ・高橋哲哉さんの講演
        ・全国からの報告
        ・闘いの提起
        ・全国ネットについて
        ・その他
    *翌21日(月):(午前)文科省要請、(午後)都教委要請
<主催> ・「4・20集会」実行委員会
       ・許すな!「日の丸・君が代」強制
        止めよう!安倍政権の改憲・教育破壊
         全国ネットワーク(準備会・仮称)
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「憲法『改正』と安倍政権の教育政策の流れ」

2014-02-06 20:07:06 | 渡部通信
東京は、まだしも、大阪は大義なき選挙に多くの市民は戸惑っています。

さて、2.2東京集会、メイン講演は憲法改正と安倍教育改革の本質は新自由主義にあると。橋下教育改革もそうだと思います。私たちの運動はそこを明らかにしていかなければならないと思います。

渡部さんのメールです。

2月3日のメールで、大阪市長選について、私は次のようなことを書きました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「橋下氏の選挙を弄ぶやり方に対して、自民、公明、民主などは候補者をたてないようです。・・・
・・共産党が今度は、選挙を弄ぶ橋下氏の「子供だましの目論見」に乗らないことを期待します。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ところが今度も共産党は、期待を裏切って、本日(2月4日)、候補者を立てることにしたようです。

橋下氏は今のところ何も言っていないようですが、内心「しめしめ、上手く引っ掛かってくれた」と思っていることでしょう。

大事な時に橋下氏を喜ばせるようなことを繰り返している共産党を見ると、
 「これは信頼できない。」
 「私たち一般大衆は常に心に石を抱いていなければならない。」
と思わざるを得ません。

結局、共産党は、
孤立無援状態に陥った橋下氏に塩を送っているようなものです。

なぜ、そうなるのか。
それは、今の共産党の指導部が、一般大衆の利益より、自分たちがどのように見られるかを重視しているからであり、「一般大衆の利益を代表する」というのではなく自分たちが「上から一般大衆を指導する」のだと思い込み、
一般大衆を信頼するということがないからだ、と思います。

また、客観的な実際から出発せず、彼らの議会主義的教条的な考え方から出発するからだ、と思います。これは哲学で言えば主観的観念論です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2月2日、東京で、 
『日の丸・君が代」強制反対!教育の国家支配と闘おう!2・2総決起集会』
(主催:都教委包囲首都圏ネットワーク)
が開かれ、主催者の予想を超える130名が参加しました。
主催者仲間と「これは情勢に対する人々の危機感の反映ではないか」、
と話し合いました。

集会では、まず<基調報告>として包囲ネットの永井さんから
「都教委の教育政策の流れ」が報告されました。
この中で、現在いかに教育現場が民主教育と程遠いものになっているかが明らかにされました。教員から生徒まで、教育内容を含めすべてがんじがらめに統制され、まさに「ブラック企業化する教育現場」になっているのです。

ついで、埼玉大学准教授の高橋哲(さとし)さんによる講演が行われました。
タイトルは「憲法『改正』と安倍政権の教育政策の流れ」でした。
この講演は、大変わかりやすく、かつ全面的で、内容豊かなものでした。
とてもここでは紹介しきれませんが、概要のみ以下に紹介します。

まず、「はじめに―安倍政権のめざす教育改革とは―」として、
その主軸は「新自由主義」にあると述べられ、それはこれまでの「生きる力」から「行き抜く力」という言葉にも表れていると述べられました。そうして、「改革」の狙いとして、
 ①エリートの早期選別・教育財政の重点投資 
 ②新自由主義教育改革を実行するための支配体制作り
 ③新自由主義に伴う社会病理への治安対策としての
   保守主義・復古主義教育
が挙げられると述べられました。

次に、「Ⅰ憲法改正の狙い―復古主義と支配体制の強化―」として、参加者全員に配布された自民党の「日本国憲法改正草案」の条文に沿いながら、具体的に説明されました。ここはこの講演の圧巻でしたが、次のような柱建てで説明されました。
 
 (1)復古的・保守的国家への回帰
    ここでは、「天皇」「国旗国歌」「国防軍」「靖国国家神道」「家族」「外国人参政権」などの扱いについて、具体的にどうなっているかが説明されました。

 (2)国民支配の国家体制づくり ー統治機構(ガバナンス)の改革ー
    ここでは、「立憲主義の形骸化」(改正手続、国民の憲法尊重義務)「人権制約の強化」(「公共の福祉」から「公益、公の秩序」へ)「統治機構の改革」(内閣総理大臣の権限強化、緊急事態宣言、道州制)などが説明されました。
  
 (3)国民の支配体制としての教育―憲法26条新3項の意味―
ここでは、3項に「国は、教育が国の未来を切り拓く上で欠くことのできないものであることに鑑み、教育環境の整備に努めなければならない」という文言が付け加えられ、「国民の権利としての教育」から「国家の道具としての教育」へ、したがって「条件整備」ではなく、自由主義教育改革を遂行するための「環境整備」となっている、
ことなどが説明されました。

次に、「Ⅱ安倍政権の教育改革」として、次のような柱建てで説明されました。
 
0、安倍政権の教育改革案の策定主体
   ここでは、実質的には、自民党の「教育再生実行本部」が担い、そこが打ち出したものが具体化されていると説明されました。 
 
 1、新自由主義教育改革の展開―エリートの早期選抜と重点投資―
   ここでは、「6・3・3・4制」の見直し、大学改革が説明されました。
 
 2、新自由主義教育改革を推進する支配体制の形成
   ここでは、<教育委員会の諮問機関化と首長による教育長任命>
   <教員統制の強化>、<教科書検定・採択制度の改定>などが説明されました。
  
 3、治安対策としての国家主義・復古主義―道徳教育の強化―
   ここでは、<道徳の教科化と教科全体の道徳化>、
   <治安対策としての「いじめ対策」>が説明されましたが、
   「いじめ」は新自由主義的教育改革による病理であり、
   それはこどもたちの「社会的反乱」のようなもので、
   これに対する治安維持としての「いじめ防止対策」であると指摘されました。
 
 おわりにー安倍政権の何が問題かー
   ここでは、<「イデオロギー」の問題ではなく、「教育の支配」の問題><教育をまもる親・市民とのつながりの重要性><「ハードルの低い」政治課題での共闘を>ということが強調されました。

高橋哲さんの話を聞き、かなり頭が整理されました。

その後、<現場からの報告>が行われましたが、長くなりましたので次回に譲ります。
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【2・11大阪集会】
<集会名>止めよう!子どもを戦場に送る国づくり
        許すな!「日の丸・君が代」強制
        建国記念の日反対!
        教育の国家支配に反対する2・11大阪大集会
<日 時>2014年2月11日(火) 13時開場 13時30分開会
                    集会後(16:45~)デモ
<場 所>大阪市立西区民センター
       (地下鉄千日前線「西長堀」駅⑦番出口100m)
       (地下鉄鶴見緑地線「西長堀」駅③番出口100m)
<講演>三宅晶子さん(千葉大教授)
         思想・良心の自由と教育の現在
    ~ドイツ、日本の思想弾圧と戦後「想起の文化」を検証しつつ~
<三宅さんからのメッセージ>
 7月、麻生副首相はナチスの「手口に学んだら」と発言しましたが、
 12月6日、安倍政権は、ナチスの「全権委任法」的国会状況の中で
 特定秘密保護法を強行採決し、
 ゲシュタポ(国家秘密警察)国家への一歩を大きく踏み出しました。
 2.11.大阪集会では、半年でナチス独裁国家に変えられたドイツと
 日本の歴史を検証しつつ、現在の危機と課題を
 みなさんとともに真剣に考えたいと思います。
 この日々を戦争前夜にさせないために。
<発言など>
 ●「君が代」被処分者からのアピール
 ●全国からの報告
 ●橋下「改革」等に反対する人々からの発言
<主 催>「日の丸・君が代」強制反対・不起立処分を撤回させる
      大阪ネットワーク
<資料代など>700円 手話通訳・保育アリ
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 【東京】での全国ネット形成に向けての全国集会
<集会名>「許すな!『日の丸・君が代』強制
        止めよう!安倍政権の改憲・教育破壊
                          4・20全国集会」
<日 時> 2014年4月20日(日) 13:00~17:00
<場 所> 東京・日比谷図書館文化館
<講 演> 高橋哲哉さん(東大教授)
<内 容>(予定)
        ・高橋哲哉さんの講演
        ・全国からの報告
        ・闘いの提起
        ・全国ネットについて
        ・その他
    *翌21日(月):(午前)文科省要請、(午後)都教委要請
<主催> ・「4・20集会」実行委員会
       ・許すな!「日の丸・君が代」強制
        止めよう!安倍政権の改憲・教育破壊
         全国ネットワーク(準備会・仮称)
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「教育に対する都教委の違法不当な政治介入」に対する教科書裁判提訴!

2014-02-04 00:14:43 | 教科書排斥問題
実教出版教科書問題に関し、違法不当な東京都教育委員会訴える会」(都教委を訴える会)事務局の増田都子さんからのお知らせです。あまりにも目に余る教科書への介入に対して声をあげていきましょう。
 

2月1日、中野勤労福祉会館で「原告団結成&応援」集会を開きましたが、いよいよ、60人余の原告団で2月7日(金)東京地裁に訴状を提出することになりました!

形式は「監査請求却下処分取消等請求事件」となりますが、

中心は、
<処分行政庁東京都教育委員会が2013年6月27日付で都立高等学校の学校管理者に対してなした「実教出版株式会社発行の『高校日本史A』『高校日本史B』は、学校において教科書として使用することは適切でない」との処分が無効であることを確認する。>
です。
 
なぜなら、これは、「教育に対する都教委による違法不当な政治介入」だからです。

◎2月7日(金)当日の予定
13:15 弁護士会館1階 ロビー集合
(地下鉄・霞ヶ関 B1-b 出口より直通)

「実教出版教科書裁判 都教委の政治介入を許すな!」の横断幕を持って、裁判所門前まで行進

13:30 訴状提出

14:00~15:00 司法記者クラブで記者会見

 
 
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「日の丸」「君が代」強制反対全国ネット しなやかに力強く始動しつつ

2014-02-03 23:51:07 | 渡部通信

橋下市長のばくち選挙、これで彼が大阪市政のことなど何も考えていないことが明瞭になりました。あまりにも無責任ですが、そもそも彼に課せられた財界の要求と彼自身の野心が、道州制国家作りにあるわけですから、彼にしてみれば当然のことなのでしょう。

さて、渡部秀清さんから、全国ネット形成に向けた第2回準備会の報告が届きました。時代がきわめて危ない方向に向かおうとしているだけに、私たちの運動の針路も見誤らないようにしなければなりません。

渡部さんからのメール

本日(2月3日)、「大阪都構想」の見通しが立たず、追い詰められた橋下大阪市長は辞職し、出直し選挙に出ると正式表明しました。彼は、「民意の後押しがなければ、政界から去るのみ」などと述べています。

あれほど執着していた従軍慰安婦問題や野党再編はどうするのか?
これまでやってきた大阪での府・市政・教育行政に対する責任はどうするのか?
結局彼にとってはどうでもいいものだったのです。
 
このように橋下氏の選挙を弄ぶやり方に対して、自民、公明、民主などは候補者をたてないようです。これでどこも候補者を立てなければ、たとえ彼が無投票当選となっても、市議会はそのまま残っているわけですから、彼の「目論見」(強い対立候補がいないので有利)は外れ、なんら事態を変えることはできなかったということになります。そうすれば、結局「都構想」は破綻することになるでしょう。
 
共産党が今度は、選挙を弄ぶ橋下氏の「子供だましの目論見」に乗らないことを期待します。
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2月1日~2日、「日の丸・君が代」問題等全国ネットの形成に向けた第二回目の準備会が東京で開かれました。
 
そこでは各地の情勢が語られましたが、この間の安倍政権の暴走に対し、人々が危機感を抱き声を上げつつあることがわかりました。
 
あの大阪でも、「橋下市長の求心力が落ちてきており、中原教育長も『口元チェック』に逃げ腰になっている。 校長たちも彼らについっていったらバカを見ると思い始めた」ようです。
 
基調提案の論議では、「ネットワーク」の性格などについて、活発な意見交換がなされました。
 
その中で、
 ・教育現場の人々の要求を吸い上げていくことが大事。
 ・若者たちが置かれている労働現場がどういう状況になっているかを知  
  らなければならない。
 ・教員だけ、わかるものだけの運動になってはいけない。
 ・戦争できる国への突破口が「日の丸・君が代」だ。
 ・その強制は、教員を介して生徒・保護者に移りつつある。
 ・ゆるやかな形のネットワークがいいのでは。
などの意見が出されました。
 
また、「運動の柱」などについても意見が交換されました。
 
この全国ネットは、昨年2月大阪で行われた 『「日の丸・君が代」強制えんかい!「競争」「強制」の教育でええんかい!私たちは黙らない!2・11全国集会』で呼びかけられました。
 
それを受けて、昨年8月東京で行われた 『第四回「日の丸・君が代」問題等2013年全国学習交流会』で、具体的な動きを開始する提案が行われました。
 
それを受けて、昨年11月大阪で、第一回 『「日の丸・君が代」強制。処分を許さず、安倍政権の改憲・教育破壊に 反対する全国ネットワーク(準備会・仮称)をめざす全国会議』が開かれました。
 
今回の会議は第二回目の準備会会議となりました。
 
その中で、今後の具体的な取り組みとして以下の集会を持つことが決定されました。
 
<集会名> 「許すな!『日の丸・君が代』強制
         止めよう!安倍政権の改憲・教育破壊
         4・20全国集会」
 
<日 時> 2014年4月20日(日) 13:00~17:00
 
<場 所> 東京・日比谷図書館文化館
 
<講 演> 高橋哲哉さん(東大教授)
 
<内 容>(予定)
        ・高橋哲哉さんの講演
        ・全国からの報告
        ・闘いの提起
        ・全国ネットについて
        ・その他
 
    *翌21日(月):(午前)文科省要請、(午後)都教委要請
  
<主催> ・「4・20集会」実行委員会
       ・許すな!「日の丸・君が代」強制
        止めよう!安倍政権の改憲・教育破壊
         全国ネットワーク(準備会・仮称)
 
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【2・11大阪集会】
<集会名>止めよう!子どもを戦場に送る国づくり
        許すな!「日の丸・君が代」強制
        建国記念の日反対!
        教育の国家支配に反対する2・11大阪大集会

<日 時>2014年2月11日(火) 13時開場 13時30分開会
                    集会後(16:45~)デモ

<場 所>大阪市立西区民センター
       (地下鉄千日前線「西長堀」駅⑦番出口100m)
       (地下鉄鶴見緑地線「西長堀」駅③番出口100m)
<講演>三宅晶子さん(千葉大教授)
         思想・良心の自由と教育の現在
    ~ドイツ、日本の思想弾圧と戦後「想起の文化」を検証しつつ~
<三宅さんからのメッセージ>
 7月、麻生副首相はナチスの「手口に学んだら」と発言しましたが、
 12月6日、安倍政権は、ナチスの「全権委任法」的国会状況の中で
 特定秘密保護法を強行採決し、
 ゲシュタポ(国家秘密警察)国家への一歩を大きく踏み出しました。
 2.11.大阪集会では、半年でナチス独裁国家に変えられたドイツと
 日本の歴史を検証しつつ、現在の危機と課題を
 みなさんとともに真剣に考えたいと思います。
 この日々を戦争前夜にさせないために。
<発言など>
●「君が代」被処分者からのアピール
●全国からの報告
●橋下「改革」等に反対する人々からの発言
<主 催>「日の丸・君が代」強制反対・不起立処分を撤回させる
      大阪ネットワーク
<資料代など>700円 手話通訳・保育アリ

コメント
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