グループZAZA

「君が代」不起立処分大阪府・市人事委員会不服申立ならびに裁判提訴当該15名によるブログです。

「君が代」不起立戒告処分取り消し訴訟:井前弘幸さんの勝訴確定!!!

2019-06-07 21:10:57 | 「君が代」裁判
大阪「君が代」戒告処分取り消し共同訴訟一部勝訴の上告について


5月23日の大阪高裁一部勝訴判決後の上告期限は、昨日6月6日でしたが、大阪府は、府立高校教員井前弘幸さんの戒告処分取り消し判決について、上告しませんでした!!!

よって、井前弘幸さんの戒告処分取消高裁判決は確定しました。

大阪「君が代」訴訟初の勝訴です!

これは、校長からの職務命令はなかったことを詳らかに事実認定した高裁判決に、大阪府教育庁は控訴を断念したに相違ありません。

これもひとえに私たちの運動の成果です。これまでにご支援、まことにありがとうございました。

さて次に私たちの上告について報告します。

すでに6月3日上告状を大阪高裁に提出し、上告提起通知書を受け取りました。7月26日までに上告理由書・上告受理申し立て理由書を提出することになります。

昨日の弁護団会議で一定の方針が確認されました。

井前さんについては、国賠が認められていないので、上告受理申し立て理由書を提出します。
戒告処分取り消しが認められなかった6名は、上告理由書を提出することになります。

現段階で上告理由書には下記の主張を確認しています。

・信教の自由
・生徒の教育を受ける権利・自由(奥野恒久さん意見書による「教師としての良心の自由」)
・教育長通達の有効性
・大阪での実態
・西原博史意見書による「直接的思想・良心の自由の侵害」)
・ピアノ判決の藤田宙靖裁判官の反対意見
・支援学校での合理的配慮

引き続き共同訴訟7名全員で上告審をたたかいますので、ご支援と連帯、よろしくお願いいたします。

なお、追って、ブロググループZAZAに高裁判決を掲載いたします。

以上
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井前処分を撤回させる会からのお願い

2019-06-05 15:02:16 | 支援の会
「井前処分を撤回させる会」の間苧谷さんからのお願いです。
6月3日、大阪府教育庁教職員人事課管理・公務災害グループの高取氏に、「要望書」を提出してきました。

高裁判決で井前さんの処分が取り消されたことを踏まえ、大阪府に最高裁への上告をせぬこと、上告をすでにしている場合は取り消すことを主旨とした要望書です。

高取氏の回答は予想通り、上告については「検討中」とのものです。いずれにせよ上告期限は6月6日に迫っています。

そこで皆さんにお願いなのですが、私たちが提出した「要望書」の線で、大阪府教育庁に対して井前さんの件に関して上告するな、の声を電話なりFAXで集中していただけないでしょうか。

連絡先:TELは06-6941-0351(大阪府代表番号)にかけ、大阪府教育庁教職員人事課管理・公務災害グループにつないでもらって下さい。

FAXは、06-6944-6897です。教職員人事課管理・公務災害グループを明示して下さい。

以上です。個人、団体を問わず、ご協力をよろしくお願いします。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


2019年6月3日
大阪府知事 吉村洋文様
大阪府教育長 酒井隆行様

要望書

「井前処分を撤回させる会」 代表;森節雄


【要望事項】
(1)大阪府は、「平成30年(行コ)第50号戒告処分取消等請求控訴事件」において、大阪高等裁判所が5月23日言渡しを行った判決における、1(1)すなわち、「大阪府教育委員会が控訴人井前弘幸に対してした平成26年6月17日付け戒告処分を取り消す」に係る最高裁への上告を行わないこと。またすでに上告を行った場合はこれをただちに取り消すこと。
(2)大阪府はこの判決を受けて、控訴人井前弘幸の戒告処分を取り消す手続きに直ちに入ること。

【理由】
 大阪高等裁判所(第12民事部、石井寛明裁判長、以下、高裁)は、第一審での証人証言を精査し、当該校長による「職務命令」がなかったことを認定し、井前弘幸さんに対する戒告処分を取り消しました。
 校長からの「職務命令」が存在しなかったことは本会がすでに何度も指摘してきたことであり、府教委にも伝えてきた所です。証人証言を予断も偏見もない目で見れば、校長からの「職務命令」が存在しなかったことは一目瞭然の事実です。
 府教委はこの判決を受け、ただちに井前さんに対する処分取り消しの手続きに入り、これを取り消し、あらぬ処分を加え、物心両面にわたる苦痛を与えたことを井前さんに謝罪すべきです。
 さらに、府教委は、なぜ校長が「職務命令」を発しなかったということに思いを致すべきです。特定の政治勢力がこの間大阪府の教育行政に介入したことによって、教育現場はまさに上意下達、「命令」づくしの場へと変化しています。卒業式・入学式における「日の丸・君が代」強制はその端的な例であり、上意下達体制を作り上げた典型的なものです。このような体制が、かつて人権尊重・共生の教育を目指した大阪の教育にふさわしいものかどうか、一度胸に手をあてて考えていただきたいものです。
 そのためにも、卒業式・入学式等行事の際における「君が代」斉唱時の起立斉唱を命じた「教育長通達」を、府教委として撤回されることを切に望みます。
以上
本日(3日)午前、大阪府教育庁教職員人事課管理・公務災害グループの高取氏に、添付ファイルのような「要望書」を提出してきました。

高裁判決で井前さんの処分が取り消されたことを踏まえ、大阪府に最高裁への上告をせぬこと、上告をすでにしている場合は取り消すことを主旨とした要望書です。

高取氏の回答は予想通り、上告については「検討中」とのものです。いずれにせよ上告期限は6月6日に迫っています。

そこで皆さんにお願いなのですが、私たちが提出した「要望書」の線で、大阪府教育庁に対して井前さんの件に関して上告するな、の声を電話なりFAXで集中していただけないでしょうか。

連絡先;TELは06-6941-0351(大阪府代表番号)にかけ、大阪府教育庁教職員人事課管理・公務災害グループにつないでもらって下さい。

FAXは、06-6944-6897です。教職員人事課管理・公務災害グループを明示して下さい。

以上です。個人、団体を問わず、ご協力をよろしくお願いします。


2019年6月3日
大阪府知事 吉村洋文様
大阪府教育長 酒井隆行様

要望書

「井前処分を撤回させる会」 代表;森節雄


【要望事項】
(1)大阪府は、「平成30年(行コ)第50号戒告処分取消等請求控訴事件」において、大阪高等裁判所が5月23日言渡しを行った判決における、1(1)すなわち、「大阪府教育委員会が控訴人井前弘幸に対してした平成26年6月17日付け戒告処分を取り消す」に係る最高裁への上告を行わないこと。またすでに上告を行った場合はこれをただちに取り消すこと。
(2)大阪府はこの判決を受けて、控訴人井前弘幸の戒告処分を取り消す手続きに直ちに入ること。

【理由】
 大阪高等裁判所(第12民事部、石井寛明裁判長、以下、高裁)は、第一審での証人証言を精査し、当該校長による「職務命令」がなかったことを認定し、井前弘幸さんに対する戒告処分を取り消しました。
 校長からの「職務命令」が存在しなかったことは本会がすでに何度も指摘してきたことであり、府教委にも伝えてきた所です。証人証言を予断も偏見もない目で見れば、校長からの「職務命令」が存在しなかったことは一目瞭然の事実です。
 府教委はこの判決を受け、ただちに井前さんに対する処分取り消しの手続きに入り、これを取り消し、あらぬ処分を加え、物心両面にわたる苦痛を与えたことを井前さんに謝罪すべきです。
 さらに、府教委は、なぜ校長が「職務命令」を発しなかったということに思いを致すべきです。特定の政治勢力がこの間大阪府の教育行政に介入したことによって、教育現場はまさに上意下達、「命令」づくしの場へと変化しています。卒業式・入学式における「日の丸・君が代」強制はその端的な例であり、上意下達体制を作り上げた典型的なものです。このような体制が、かつて人権尊重・共生の教育を目指した大阪の教育にふさわしいものかどうか、一度胸に手をあてて考えていただきたいものです。
 そのためにも、卒業式・入学式等行事の際における「君が代」斉唱時の起立斉唱を命じた「教育長通達」を、府教委として撤回されることを切に望みます。
以上
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チャレンジテスト(大阪府中学生統一テスト) 「校長先生の悲鳴」

2019-06-03 08:08:20 | 大阪の教育

大阪をはじめ全国のみなさまへ

チャレンジテストをご存知ですか?

これは、大阪府中学生統一テストで、その点数が高校入試の際に内申として反映します。

これまでにも、多々批判はありましたが、「子どもをテストで追いつめるな!市民の会」は情報公開制度を利用して、大阪市立中学校長会のアンケート結果を入手しました。

驚くべきことに、そこには現場の校長先生の悲鳴にも似たチャレンジテストに対する憤りや批判の声であふれていました。

管理職である校長先生がこれほどまでに教育行政の施策に反対の声をあげておられるのは近年まれです。それほどまでに「チャレンジテスト」制度はあまりにも問題が多いということだと思います。

今回pptに抜粋し、それをユーチュブにアップしました。

ぜひ、ご覧ください。

チャレンジテスト(大阪府中学生統一テスト) 「校長先生の悲鳴」

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明日です!山田さんを支える会!

2019-06-01 18:05:03 | 集会案内
第36回 「山田さんを支える会」のお知らせです。
〔日時〕 6月2日(日) 午後2時~
〔場所〕 高槻市民会館 306号
〔内容〕  『なぜ、「君が代」を歌わないか』
増田俊道さん(豊島高校)が語る!歌う!

2012年7月24日に「山田さんを支える会」を立ち上げ、第35回まで集まりを重ねてきましたが、
「君が代」不起立を理由とした菅・野村・山田3人の再任用取消の撤回を求める訴えを最高裁は
2月5日棄却し、裁判での闘いは終わりました。それで、講師をお招きしての「山田さんを支える会」
は、これで最後となります。今までのご支援に深く感謝するとともに、都合がつけば、第36回支える会にぜひ、ご参加をお願いする次第です。

増田俊道さんより

「山田さんを支える会」の最後の講師なんですね!大変光栄です。
気合を入れてしゃべります!歌います!
そして、運動を引き継いでいきます。

みなさんに会えるのを楽しみにしています。よろしく!!
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YouTube版「校長先生の悲鳴」

2019-06-01 04:35:15 | 大阪の教育
大阪府中学生統一テスト「チャレンジテスト」制度をご存知でしょうか。

これは、大阪府教育委員会が、「内申の公正」のためにと称して始めた制度ですが、1回の統一テストによって、1・2年では学校における教員の評価を修正したり、3年では、学校ごとの得点によってその学校の評定平均値を決める制度です。

子どもをデータ化し、5教科(1年は国数英の3教科)の点数が高い学校・個人は、高校入試に際に有利な扱いになります。公教育におけるこれまでの学力観を変えることや、学校選択制による地域に与える影響もあります。

昨年、中3チャレンジテストが再々延期になったことで、大阪市立中学校長会が、昨年アンケートを実施しました。再々延期により実施した2018年度チャレンジテストについて9割近くの校長が公正性について、疑問を呈していました。

また、記述回答には、制度そのものへの怒りや嘆きがかなり書かれていました。校長がこれほど、行政の方針に真っ向から声をあげているのは珍しいです。これは府議会でも取り上げられました。

前置きがすっかり長くなってしまいましたが、「子どもをテストで追いつめるな!市民の会」は、情報公開制度により入手して、この校長アンケートを「校長先生の悲鳴」と称してYouTubeにアップしました。

チャレンジテストの問題点は、まだまだ市民の間では知られていませんが、この機会にぜひご覧になって、今大阪の教育がどのようになっているか、ぜひとも、知っていただきたいと思います。


チャレンジテスト(大阪府中学生統一テスト)「校長先生の悲鳴」YouTube版
https://www.youtube.com/watch?v=_gLgQH9VRt8&feature=youtu.be




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