不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

L'ambizione

2005-11-03 23:34:00 | 日記・エッセイ・コラム
8年来お世話になっている個人経営会社の代表が
イタリア入りしてきているので
色々と普段は聞かない話を
ありがたく聞かせていただいている。

その会話の中で「野心」が話題になった。
なぜ「野心」というのか。

そんなこと疑問にも思ってみなかった。
野望とか野心とか
どうして『野』という字を使うのだろう。
広辞苑で調べると
「サイロウの子は人に飼われても山野を忘れず
慣れ親しまないで飼い主をも害しようとする
荒々しい心を持つところから
使途に慣れ服さないで、ともすれば害しようとする心。」
というのがトップに書かれている。
荒野の『野』と解釈するべきなんだろうか?

とここまできて「なぜ野党なのだ」という疑問もわいてくる。
これも調べれば
「政治政党において、現在政権にあずかっていない政党。
在野の党。」とあり
こっちもやっぱり「野原」の『野』なのだ。

こういう単語って誰がいつごろ使い始めたんだろうねぇ。
言葉の不思議さを改めて感じるのでした。

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