不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Battistero che aspetta la celebrazione

2006-06-23 23:57:33 | アート・文化

Battistero che aspetta la celebrazione

6月24日フィレンツェの守護聖人「洗礼者ヨハネ」の日。
フィレンツェは祝日です(でも土曜日)。
土曜日休みでも振り替え休日にはならないんだよね。

なぜこんな夜中に洗礼堂前を歩いていたかというと、
23日19時から24時まで
アカデミア美術館が無料開放になっていたので。

ちょうど行きたかったLorenzo Monaco展をただで観ちゃった。
真夜中に出会うダヴィデ像もまた趣が違ってよかったし。

ずいぶん久しくアカデミア美術館に足を運んでいなかったので
私の大好きなAlessandro Alloriの「受胎告知」を
ゆっくり鑑賞できたのも嬉しい。

それから久々に楽器博物館ものぞいてみた。
ここにはピアノの原型となったSpinetta(スピネット)や
バルトロメオ・クリストーフォリのピアノやら
ストラディヴァリのヴァイオリンなど
素敵なものが山ほどあるのに、
残念ながらあんまり人気がなくていつもひっそりしている。
メディチ家は絵画だけでなく
楽器も収集したし音楽家も抱えていたので
実はこうしたものもたくさん残っているんですよね。
大理石で作ったギターというのもあるらしい。見てみたい!

アカデミア美術館ダヴィデ像以外にも楽しいこといっぱいなのになぁ。

夜間無料開館で散々楽しんできた帰り道
洗礼堂が美しかった月の夜。

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