不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

All'Hidron

2007-07-08 18:55:44 | 日記・エッセイ・コラム

All'Hidron
Un mare di gente.

海に行くかプールに行くかで迷った結果、
海に行くと混んでいて、帰りの道も混むだろうということで、
フィレンツェ郊外のプールに決定。
しかし、ここもやっぱり混んでいた。

屋外の50メートル変形プールはそうでもないけれど、
同じく屋外にある温水ジェットバス付のプールは芋を洗う状態。

中部イタリア最大といわれるプール施設で
それなりの収容能力はありますが、
どこもかしこも人だらけ。

我々も節約して「更衣室なし、パラソルなし、ビーチベッドなし」の
一日プール使用券9ユーロで入場。
草原にタオル広げてごろごろ。
ほとんどのイタリア人がこのスタイル。
中にはビーチベッドを借りる人も
パラソルつける家族連れもいますが
みんな草原のいいポイントを占領して思い思いに楽しんでいる感じ。

屋外に広がる50メートル変形プールには
一部プールからアクセス可能なバールが併設されています。
つまり一生懸命泳いでいって
そこでおしゃれに飲み物を飲もうということらしいのですが
そこまでしてのみたい気分になるものか不明(爆)。
一応偵察してきましたが、
南国風の屋根をつけたバール部分には冷蔵庫はないため
ボトルがいくつか並べられていて
氷を入れて冷たい飲み物を提供してくれます。
バールを取り囲んで水中にはステンレスの簡易椅子が設置されていて
一日中なんとはなしに見ていると、
結構そこで飲み物をおいしそうにのんでいるイタリア人がたくさん。
その横で必死に泳ぐ人やはしゃぐ子供がいるのに、
なんだか、そのバール周辺だけ異空間。

そんな光景を見ながらプールサイドでおしゃべりしたり、
暑くなると泳いだり、疲れたら草原に戻ったり。
実質的に歯ボーっとする以外何もせず
8時間もプールで過ごしておりました。
そしてまったく影になるもののない草原で
ごろごろしていて背中が痛いほど焼けました。

よく泳いでよく太陽を浴びた日曜日。