不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Pasqua fredda

2010-04-04 22:30:00 | 日記・エッセイ・コラム

今年は本当に不安定な天候のイタリア。
ちょっと暖かくなったと思うと
急に気温が下がったり冷たい雨が降ったり。

先週の寒暖の変化についていけなかったのか、
ただ単に疲れが溜まっているのか、
花粉症だと思ったら実は風邪でした、
みたいな症状に陥っています。
そしてずっと風邪だと気づかなかったせいもあり、
本気で治そうという気持に欠けているのか
全然調子が上がってこないまま
復活祭の連休になりました。

せっかくの3連休だし、どこかに行こうかなぁと
思っていたりはしたのだけれど、
体調は優れないし
天気予報によるとあまり期待もできそうになかったので
ぐずぐずしているうちに
何も予定を立てないまま連休突入。

天気がよければガルダ湖に行きたかったのだけど、
北イタリアは寒くて雨降りの予報だったうえ、
なんだか列車も込んでいたので諦めました。
いつになったらガルダ湖に行けるのだろう。
もう3年くらい行きたいと思っていて
未だちゃんと機会が見つけられない。
今年のイタリアは祝日が週末にまんまと重なっていて
振り替え休日という概念がないので
まとまった休みは有給取らない限りあまりなく、
私の今の状況ではちょっと遠出が難しい。

復活祭当日。
起きてみたらどんより曇り空で
頭痛も激しかったし、何より妙な寒気がしていたので
結局恒例のScoppio del Carroは見に行かなかった。
ニュースで見た限りでは今年も派手に爆竹鳴らして
ハトは無事に任務を終えたようです。

何もしないのも悔しいので
美術館&映画を目論んだのですが、
見たい展覧会があったので
久しぶりに行ったピッティ宮殿の銀器博物館で
思わず3時間も滞在してしまったので
予定していた映画の時間に間に合わず。
実は最近よくこういう想定外の展開で
自分で立てた一日の予定が狂うことが
非常に多くて、
今更ながら自分の時間の感覚の狂いに驚きます。
時計を持たなくなって
携帯電話の時刻を当てにするようになってから
本当によくこういうことが多くなったけれど、
果たしてそれは時計のせいなのか、
年とって感覚が鈍っているのか…。

ここのところ考えるところあって
彷徨う心を弄び気味。
復活祭に復活できず(いろんな意味で)
未だ彷徨い続けております。