不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Dolci colline di sangue

2011-01-05 20:13:54 | 映画

イタリアの未解決事件のひとつとしてよく知られる
「フィレンツェの怪物」。

新聞記者だった時代からこの事件にかかわり
その後も研究を続け、
たまにそのせいで逮捕されたりもしているMario Spezi氏って
私にヴェジタリアン料理を教えてくれた3人組の友人で
私がまだイタリアに来たばかりのころ
イタリア語を喋ろうとしなかった時期に
(来て1年半ほどイタリア語理解していても喋れなかったオマタ)
Speziさんの自宅にみんなでお呼ばれして
豪勢な料理をご馳走になったこともありました。
あのときにハト料理が出されてどうしようかと思ったんだったよな。

Spezi氏が共著で出版した本が
Dolci colline di sangueで
出版と同時に私もすぐに買ったんだけど、
あまりに怖くて読めず
そのまま我が家の本棚に仕舞われています。

その本がようやく映画化されるのね。
イタリアで上梓されたのは2006年で
出版当初からハリウッド映画になるだろうと噂されたのに
随分時間かかってるなぁ。
というか私は同じタイトルでこのブログに書いていたよね。
2006年5月23日だ
読み返してみたら、結構面白かった。
昔時間がいっぱいあったときのほうが
面白いこといっぱい書いているな、オマタ。


その後、紆余曲折あって
2008年にはトム・クルーズが映画化権を獲得して
2010年には公開予定って言われていたと思うんだけど。

ようやく?
主演はジョージ・クルーニーなの?
なんか想像していた配役と違うんだけどなぁ。
まさか、ちょい役で
エリザベッタ・カナリスとか出さないよね、まさかね。
いくらなんでもそれはないわよね。

観たいような観たくないような。
だって怖いんだもん。
とっても夢見が悪そうなんだもん。