不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Zonkey Ippo

2013-07-25 19:56:23 | 日記・エッセイ・コラム
7月19日に
ロバとシマウマの間に産まれたZonkey Ippo君

誰でも自由に会いに行けるということを知ったので、
早速出かけることに。

Via del Barcoにある植物園Agliettiは
街路樹や個人宅の庭木の剪定をしたり
植物を育てたりする傍ら、
保護された動物たちの面倒も看ていて、
ここには、
そうして保護されたシマウマとロバもいて
その二匹の間に奇跡的に産まれたのが
ZonkeyのIppo君。

Cascineの森を抜けて1時間ちょっとで行けるところなので
レイラを連れて歩いていくことに。

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Piazzale del Re。
結果的には
ここから素直にVia del Cascineを通って
Via Baraccaに出るルートを選べば良かったのだけど、
もっと近道ルートがあると思ったので、更に先へ。

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この辺りまではレイラも元気いっぱい。
広い草原を独り占めして走り回って嬉しそう。

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この草原を抜けた先の
Viale del Pegasoから行けばすぐそこのはず。
しかし!!
なんと、目的地を目前にした
小さい橋のところで工事をしていて完全通行止め!!
人間はおろか、レイラさえも通り抜けできない。
仕方ないので、
20分前にいた地点まで引き返すことに。
気を取り直して、仕切り直し!!

もうそろそろ
歩くのが嫌になってきているレイラをなだめすかして
なんとか到着。
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フリーエントランス。

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入り口には
Ippo君の誕生を知らせる記事が貼り出され
イタリアらしく、男の子の誕生を公示する
Fiocco Azzurro(青リボン)も。

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本来は植物園なのだということを感じさせる雰囲気。
この柵に沿って更に進むと。

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こんな方々がお出迎え。

担当のMassimoおじさんが案内してくれて、
ようやくIppo君のお家に到着。
しかし!!
くたびれ果ててお昼寝中!!
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今朝はなんとBBCの撮影があり、
Ippo君もあちこちで張り切ってポーズをとったり
撮影に応じていたので、すっかり疲れちゃったのだそうで。
くったり、ぐっすり。
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Zonkeyは世界でも珍しく
Ippo君は北京、ボストンに次いで3例目なんだそうで
そりゃぁ、天下のBBCも撮影にくるよね。
近場の欧州で産まれたんだもの。

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このやる気のなさそうな、そして控えめなおじさんが
Ippo君をこの世に迎える手助けをした方。
助産夫さん?!
案内のMassimoおじさんが
ずっとまくしたてて喋っている横にいて
一言も言葉を発しませんでした(笑)。

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夏休みということもあるし、
市内から簡単にアクセスできる小さい動物園ということで
子供たちもいっぱい来てました。

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これがIppo君のお父さんのシマウマMartin。
なぜかヤギと同じ柵の中にいて
ヤギじゃなくて
なぜロバの彼女を選んだのか聞いてみたい気分に。

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まぁ、ヤギさんたちは
シマウマ君のお相手するにはちょっと小柄か・・・。

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ここは保護された動物ばかりなんだけど、
なんとラクダもいる!!

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そうした保護活動についての説明や、
Ippo君の一日について話したり、
そして子供たちの素朴な疑問に答えたり
とてもサービス精神旺盛なMassimoおじさん。

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帰りがけにもう一回覗いてみたけど、
やっぱりお昼寝中。

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レイラは抱っこされたままだけど、
見学させてもらえて
Ippo君を見てはひゅんひゅん。
遊びたかったんだろうか。
いくら小さいとは言っても、
レイラの10倍くらいありそうだけど。

寝ているIppo君を見る限り
シマウマ模様のロバ。
Massimoおじさんによれば
北京のZonkeyはもっとロバっぽい色みたいで
Ippo君は足のシマシマがよく出ているんだって。

ちょっと遠回りしたけど、なかなか良い遠足でした!!
そして、帰宅したレイラは
Ippo君並にくったりぐっすり爆睡中(爆)。