超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

<span itemprop="headline">難解書に突っ込み、魚の目は泪</span>

2017-03-10 23:19:27 | 無題
昨日は三鷹で集まる会に集う。
三鷹北口紀伊国屋キッチンでオードブルセットと赤ワイン頂く。
О本さんとI塚さんが本の打ち合わせをしていた。
K村さん来る。宇波さんのラカン的思考がもうじき出る話、作品社の本の話K村さんの古書蒐集家・斎藤昌三の話、広告は交流の起源に遡るという話、一遍上人の旅を辿る話、スピノザのコナトゥス(自存力)が社会に骨抜きにされている話、樫山欽四郎の読み換えの話、王と戦士だけじゃなく呪術師といかさま師が集団には必要だという話など雑談で盛り上がる。
今日はハーバーマスの公共性の本読む。デモクラシーの歴史や公共性の意味の推移などが真面目に書いてある。カントが公開性を重視したこと、ヘーゲルが公論の価値を余り認めないことなど、哲学に言及した部分は参考になる。
公衆の理性の光で真理が顕わになる、というカントの楽観はハイデガーの真理観と隔たりがある。
そういう突っ込みを入れて読まないと読み切れない本である。
大体真面目な本は適度に突っ込みを入れながら読まないと続かない。
夕方知人とイタトマで会う。
鉄道旅行の本と自分で気に入った曲のCDR呉れる。
私はマリア・カラスのCDセットを上げた。
キバトルという洗剤を買いに来た、演奏会の段取りが大変、などと話す。
夜はニキタ・マガロフのショパン独奏曲全集とオタケン盤のワイド・ブライトクランンク5番&7番聞く。灯だ。

「行く春や鳥啼き魚の目は泪」詠んだ芭蕉の切なさを知る




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