超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

無季語俳句で書く日記

2020-09-18 22:40:50 | 無題
相席は父の面影秋数句
似たマスク瞳を探す疫病禍
遠き冬画廊で聞いた曲を弾く
雑踏で飢えた野犬と入れ替わる
逢えぬ日に手帖に描いたアマリリス
人の目に映らない日のバター飴
気が付けば父の口癖ハリスン忌
熱病でうなされた夜名づけられ
妹と旧い映画を見て目覚め
縄文の遺骸の捨て場鳥居門
ラテン語で犯罪を消す法医学
天使像光が当たる狭き居間
脳内で天地が回る鉄格子
内戦の英雄が住む四畳半
髭を剃り牧羊神に似る素顔
兄と居た凱旋門の下水溝
村人がリボンで踊る五月祭
癌という名前の付いたわが星座

似たマスク瞳を探す疫病禍家に帰ってアマリリス描く



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散聴、散読、薄曇り

2020-09-18 11:03:52 | 無題
今日は、寺山修司詩集(ハルキ文庫)の花粉航海抄を読み、
セルジウ・チェリビダッケのワーナー箱のベートーヴェン(1番は欠け)聞く。
チェリビダッケの演奏は悠大で構えが大きく、自由度が高い、美しい演奏。
大人になってチェリビダッケのよさが身に染みて分かる。盛大な拍手。
今日は夕方から臨時のリアル会議。せっかく休めると思ったのだが。
ついでに仕事場で所用を済ませて来よう。
札幌は、雨のち曇り。
神話スタディが無事進捗しているのを確かめた。
連休後、下半期の仕事が本格化する。
コロナに振り回されず、何事もなく終えたい。
昨日の夜は、ジュリーニ・スカラ座フィルの英雄と運命聞く。
シャイーは同フィルとイタリア・オペラの収録に専念している。
マリア・カラスとか持っているけど、イタリア・オペラは
馴染みが薄い。
夜は要約版ではない、花粉航海(句集)でも散読して、
リラックスして、明日の舞踏鑑賞にそなえよう。
運命の女神フォルトュナが私の毎日を照らすことを願っている。

後半生若き句集を友として時の女神の気紛れを待つ
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