超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

歳時記俳句・冬只中

2022-12-03 05:15:20 | 自作俳句
窓暗く底冷えがする冬の朝
物思い眠りも浅き霜夜かな
信号が変わる間の身の寒さ
通学路子も小走りに髪凍る
冬晴れも転ばぬように喫茶店
発表会来て見上げれば寒昴
この先も夢野は果てず月冴ゆる
霜日和捨てられた日も勤め上げ
例年に遥かに遅く雪積もる
どの空でいずれまた見る冬の虹
底冷えに外套着込み冬野行く
冬の川渡って貯金出しにゆく
身の丈に仕立て直した冬着来る
この時期の北の楽しみ飯寿し食う
著作集取り寄せて読む冬籠り
子どもらに混じって楽しそり滑り

どの空でいずれまた見る冬の虹この月寒を遠く思ひて
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