超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

歳時記俳句・冬深し

2022-12-10 06:51:09 | 自作俳句
寂しさも氷点下なり雪割草
忍び足路面凍結冬の暮
留守番で居場所を決める冬深し
降る雪を見上げる町の冬の空
寒風に重い上着で冬野行く
仕事場の荷物を移す隙間風
粉雪が頬で溶けゆく散歩道
ベランダの鳥と目が合う冬の晴れ
母親の忘れ形見のツリーの灯
隣り町接骨院の寒見舞い
冬服で銀の翼の里帰り
毛布から綿のうさぎと起床する
冬帽子深めに被りパンを買う
コダーイの小品と居る冬籠り
年の瀬の貧しい窓に灯がともる
デジタルで復元された冬屏風

この先の数年分の日記買うどんな未来が頁に踊る
コメント (2)
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