超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

歳時記俳句・ずんだ餡

2023-12-30 00:03:24 | 自作俳句
ウィンドウのバックアップのひどい罠
凛としたギーゼキングの冬ピアノ
寒暁に主従の喩え自他承認

へとへとに疲れた後のずんだ餡
朝五時に必ず冬の寺の鐘
寒中に何を思いて稽古ごと

山茶花が微笑む如くワルトシュティン
ジェラートの窓越しに見る雪だるま
本年の重大ニュースは進む筆

年の瀬に寒菊の美に救われる
綿入れで餅を頬張る小晦日
力尽きやがては残る冬の詩碑
コメント (2)
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