超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

歳時記俳句・回り灯籠

2024-05-14 00:03:20 | 自作俳句
夏の朝涼しい中を筆走る
山鳩の啼き声の後寺の鐘
庭先に乳白色の薔薇一輪

青山河大きく見える朝の峰
蚊帳の中白雪姫も目を覚まし
干し草に隠れて遊ぶ幼年期

大いなる夏の正午や筆を置く
夏座布団座りて綴る椅子の上
実家には祖父の自慢の作り瀧

幼少の回り灯籠眼に走る
白鳥座木立の前で待ち合わせ
叢を分けて渡りし夏の川
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