超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

歳時記俳句・小川澄む

2024-05-01 00:03:15 | 自作俳句
寝転んで涼む八十八夜かな
春服ももう暑くなり夏近し
筆進む黄金週の真夜中や

お握りをリュックに詰めて遠出かな
しみじみと万病に効く甘茶かな
労働歌奮起する横通り過ぎ

晴れた日に蟻穴を出て蜂運ぶ
バレエの子足止めて見る蝶の舞い
川流る幌平橋に残る鴨

若草の青き匂いや月始め
瞳ほど澄んだ小川に水草生う
里人の都忘れや独歩せり
コメント (2)
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