超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

札幌の友だちの送別会で笑う

2023-03-19 15:43:07 | 無題
今日は、札幌で仲良くなった友だちが、送別会をしてくれた。
私が貸そうと思っていたDVDはほとんど持っていて、
さすが芸術畑と驚いた。

ぼくりりの「没落」の話で異様に盛り上がった。
歌詞がニーチェみたいとか、「人間はオワコンなんだ」で盛り上がる。
「没落」聞いていて、話が合ってよかった。

自分もブログやろうかな、とブログに興味津々だった。
ぜひ、ブログ・デビューを果たしてほしい。

ログハウス風の店内で写真を撮って、再会を祈念して、笑顔で手を振った。
モリモトのさくら🌸かすていらと言う新商品と5種類5枚のクッキーをくれた。
私は甘党のアウラを発しているのか。

月寒でずっと育った友だちと心通わせ軽く手を振る
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日記短歌の断片を書く

2023-03-18 05:28:04 | 自作短歌
人生は一期一会と知りながらこの一瞬は胸に留め置く
春の雪季節外れに舞っている月寒の町冬靴で急ぐ
ルピナスの悦び茶飲みこの春の文字の収穫飽くこともなく
ジャケットに茶のコーデュロイ普段着で今年最後の雪を踏むはず

沈黙の音が聞こえる卒業の映画の場面ふと蘇える
この町のここ数年の出来事が夢の深部を幾重にも秘め
楽隊が陽気に騒ぎ子どもらがラムネ飲む日の遠い回想

実際は実現しない夢たちの紺の日記の淡い記念碑
ラテン語の聖書に読めぬドイツ語の交響曲の詩篇流れる
偶然に春降ってきた気紛れな記憶の粒は夢に書き止め
サンヤツの広告が出た春の日に全生涯が照らし出される

街角を永遠化するマーラーのアダージェットを繰り返し聞く
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短歌で綴る三月半ば

2023-03-16 06:07:34 | 自作短歌
柔らかい文の弾んだお礼あり少しエールを受けた感覚
取り寄せた踊りのための映像をお宝箱に秘蔵して閉じ
達筆な魚博士の絵葉書が青春時代の秘話を打ち明け
ニューウェーブパンクロックの二枚組繰り返し聞き暮らし脈打つ

片づけを張り切りすぎた翌日は飲む点滴の甘酒が効く
春物の靴をようやく取り出して地表を踏んでパンカフェに着く
震災の演奏会のプログラム「海辺の祈り」人を鎮める
五時間も途切れず眠る幸せを朝噛み締める年に至りて
バイロイト祝祭管の本体のバンベルク響の低音が鳴る

源吉兆庵のあんとろりお伊勢参りの赤福に似る
日本版マロンケーキと言えそうな「竹取物語」ただ感じ入る
マスク取り歩く人影ちらほらと解禁後には目に入る町
札幌の都心の本屋駆けつけて目立たずに立つ本をみつける

マーラーのアダージェットを聞きながら夢も多々ある町思い出す

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歳時記俳句・春寒し

2023-03-14 06:11:14 | 自作俳句
悩ましきコートの厚さ春寒し
遠き日に落ち合いし樹々冴え返る
春めきて鼻をくすぐるクレープ屋
街角の花屋のあざみ夢朧ろ
また会議出かける肩に春の雪
帰り道別々の駅夕霞
新居にも喫茶はありて氷溶く
朝十時そろそろ今日も桜餅
帰宅する車窓に見ゆる春灯かり
ウィンドウ冬囲い取る店の人
毛布足し一夜で治る春の風邪
伊勢参り赤福に似たあんとろり
書を入れて出先に向かう復活祭
嘘を縫う町またありや夕雲雀
新世紀踊り疲れて春の宵

書を入れて出先に向かう復活祭新しき地で追う春の虹






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何気ない日々に給油する

2023-03-12 19:15:44 | 無題
引っ越しの箱詰めも順調に進んでいる。
今日は、専門店街まで半分雪の消えた歩道を歩き、
パンカフェでクッキー食べて、春服見て帰る。
エミール・タバコフ指揮のショスタコーヴィチ
交響曲11番を2回聞く。
ショスタコーヴィチは非常時感を演出するのが
上手い。アドレナリン全開の曲を作る。
政治的にはスターリン政策に合わせた振りを
していたので、評価は微妙。
政治と芸術を考える好材料と言える。
明日から、形式的な会議が連日ある。
今日のおやつは、「竹取物語」という品名の
竹の皮に包んだ、栗入りのカステラ菓子。
これが、普段食べない頂き物の高級菓子で
格段に旨い。普段はブルボンのアルフォートとか、
チョコレートの神戸ショコラお徳用パックで
満足しているが、頂き物は流石に違う。

非常時の交響曲で目が覚めて移ろう日々を黙して歩む
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