CHIKU-CHANの神戸・岩国情報(散策とグルメ)

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阪神尼崎駅南側地区 寺町と尼崎城跡の散策記 on 2015-12-1 その3 長遠寺

2016年02月15日 04時35分23秒 | 神戸市以外の兵庫県
長い間中断していた尼崎寺町と尼崎城跡散策記を久しぶりに書きます。
2015年12月1日、阪神尼崎の南側の寺町及び尼崎城跡を奥様と2人で
散策してきました。

本日は散策記の第3回で長遠寺を写真紹介します。

過去2回の記事については下記を参照してください。

第1回 阪神尼崎駅南側地区 寺町と尼崎城跡の散策記 on 2015-12-1 その1専念寺

第2回 阪神尼崎駅南側地区 寺町と尼崎城跡の散策記 on 2015-12-1 その2 如来院


長遠寺の基本情報
住所:尼崎市寺町10 TEL:06-6411-0573
宗派:日蓮宗 山号:大尭山 御本尊:題目宝塔、多宝如来、釈迦如来
開基:観応1年(1350) 永存院日恩上人 七ツ松の地で創建

当初、法花(ほっけ)寺と呼ばれており七ツ松からのちに風呂辻町・辰巳(巽)
・市庭(市場)(すべて、現・東本町の地名)に移りさらに元和3年(1617)に
尼崎城築城にともなって現在地に移転した際、寺号を現在のものに改められた。



上の写真は多宝塔。尼崎市で唯一の多宝塔だそうです。
国指定の重要文化財に指定されています。この多宝塔は釈尊、多宝の二仏が
祀られています。
棟札によって慶長12年(1607)第七世日遊上人の時代に甲賀谷又左衛門尉正長
が施主となって建造されました。

そのせいか境内に甲賀谷又左衛門尉正長と奥様の五輪塔があります。(下の写真)



上の写真は本堂(国指定 重文)です。慶長3年(1598)と元和9年(1623)
の棟札があるが昭和56年の解体修理により元和9年の建築であることが判明。


上の写真は鐘楼。
棟札から寛永14年(1627)に建立後、寛延3年(1750)に屋根の葺替え等を
行っていることが判明しています。


上の写真は本堂の奥にある庫裡。


上の写真は本堂の前の上人像など石造物


「初時雨(はつしぐれ)猿も小蓑を欲しげなり」松尾芭蕉の句碑

松尾芭蕉が45歳の時、貞享5年(同年の9月30日に元禄と改元)3月19日
(新暦換算:1688年4月19日)尼崎を船出し兵庫に夜泊しています。







上の写真は境内の社(境内社)
妙見宮と馬舎の他にも多数の社があります。


最後になってしまいましたが長遠寺の説明板(上の写真)



上の写真は手水舎。

コメント
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