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神戸日華実業協会 創立100周年 記念石碑 on 2017-8-2

2017年08月04日 04時15分46秒 | 神戸情報
2017年8月2日、神戸文化ホールの東側に今年(2017年)の5月に神戸日華実業協会 
創立100周年を記念して建立された石碑を見つけましたので写真紹介します。




上の写真は神戸日華実業協会の創立100周年を記念して建立された石碑と現地説明板
尚、石碑の除幕式は2017年5月17日に行われたとのこと。
 除幕式の様子については神戸新聞の下記サイトに掲載されました。
  https://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201705/0010196867.shtml

神戸日華実業協会は大正6年(1917)3月29日「日支実業協会」として創立されました。
目的は華僑と日本人実業家の親善を図り、以て経済提携の基礎をつくるべく、神戸市の長老
草鹿甲子太郎、実業家、本多一太郎、松方幸次郎等と華僑の有志、呉錦堂、馬聘三、鄭祝三、王敬祥
などが賛同し創立しました。
創立総会を神戸市中山手通の中華会館で開催されました。
協会会則を決め、評議員に松方幸次郎ら8名、幹事に馬聘三、武藤由治ら14名を選出

石碑の「博愛」は孫文が愛した言葉で神戸大学元学長の新野幸次郎氏が揮毫

背面の写真は撮らなかったが歴代の正副会長の名前が列記されているとのこと。

一般社団法人 神戸日華実業協会の基本情報

住所:神戸市中央区下山手通2-13-11-302  TEL:078-331-6368
公式サイト:http://kobe-nikka.org/index.html

石碑の右手には孫文先生の銅像、左手には黎明の灯の石碑があります。




上の2枚の写真は孫文先生(1866-1925)の銅像と現地説明板

孫文先生は明治28年(1895)11月10日に初来日して以来18回も来神しており、
その中でも18回目の来日期間である大正13年(1924)11月24日より11月30日までの
11月28日に神戸高等女学校(現在は兵庫県庁の1号館の北東から2号館あたり)で
3,000人もの聴衆の前で行われた「大アジア主義」の演説は翌年癌で死亡する前年の
孫文58歳のときであった。
演説の後半で日本人に対し投げかけた次の言葉は現在生きる我々日本人にとっても意味のある言葉で
世界及びアジアの中で尊敬される立場の日本人を目指すことは重要である。
「今後、日本が世界の文化に対し、西洋覇道の犬となるか、あるいは東洋王道の干城(かんじょう)
となるか、それは日本国民の慎重に考慮すべきことであります」
痛烈に日本の軍国主義を批判している。

上述の神戸高等女学校の講演では神戸日華実業協会の2代目会長で神戸商工会議所の
会頭でもあった瀧川儀作の発案で実現した。

孫文先生に関連した小生のブログにリンクしておきます。
 孫文先生の碑

 「孫文先生諏訪山潜居の地 」記念碑  in 金星台(諏訪山公園) on 2014-2-20

 
孫文ゆかりの地を巡る

 県立神戸高等学校本館と県立第一高等女学校の礎石 on 2016-6-27

 獅子文六の小説「バナナ」の文学碑(移情閣) on 2014-10-29

 孫中山先生「天下為公」の碑

 孫文の銅像 in 舞子 孫文記念館 on 2015-3-15

 第47回神戸まつりで17年ぶりに復活した懐古行列 on 2017-5-19
  呉錦堂さんと共に孫文先生も懐古行列に参加しておられました。




上の2枚の写真は黎明の灯と現地説明板
1968年の神戸開港当時、輸入の仕事で華僑の方々が活躍され、神戸の発展におおいに
活躍されました。
1992年に神戸福建同郷会によって建立されたようです。


コメント
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