CHIKU-CHANの神戸・岩国情報(散策とグルメ)

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神戸旧居留地 15番と16番の境界を示す標柱 on 2016-3-6

2017年08月29日 05時41分05秒 | 神戸情報
2016年3月6日、表題の標柱(石柱)の写真を撮ってきましたので紹介します。
神戸旧居留地案内の定番ともいうべき場所です。


上の写真は神戸旧居留地 15番と16番の境界を示す標柱


上の写真は現地の説明板

外国人居留地時代の標柱」この辺りは安政5年(1858年)締結されたアメリカ合衆国を
はじめとする5箇国との修好通商条約により設けられた外国人居留地の跡です。
居留地は西洋の土地計画手法により126区画に整然と分けられた敷地に、外国商館など
洋風建築物が数多く建てられ日本の中の西洋ともいうべき特異な景観を呈していました。
この標柱はその15番と16番区画の境界を表す石柱で当地区の歴史を語る貴重なものです。
  1983年10月






上の2枚の写真は明治30年(1897)頃の外国人居留地の模型で当時の15番と16番
の周辺が理解できるものです。 (神戸市立博物館の展示より)


上の写真は神戸市立博物館の模型展示に関する基本情報です。

神戸旧居留地十五番館

競売時(明治元年(1868)9月10日)フランスのカンダンヘル(Candaubert & Co.)
が落札、明治10年(1877) Astor HouseとSkipworth、Hammond&Co.の所有
明治14年(1880年)から10年間、アメリカ領事館として使われた。
その後いくつかの企業の所有を経て、昭和41年(1966)より現在まで、株式会社ノザワが所有。
平成7年(1995年)の阪神淡路大震災で全壊するが、その後修復工事がなされ、文化財補修
としては初めて免震工法を採用、平成10年(1998年)に再建された。
平成10年にレストラン、およびカフェとして開業。平成24年(2012)2月に一時閉鎖、
2012年9月15日よりレストラン「Tooth Tooth maison 15」として開業し現在も営業中


レストランの訪問記へのリンク
  トゥーストゥース メゾン ジュウゴ でのランチ on 2012-9-25


上の写真は2007-7-25撮影の神戸旧居留地十五番館


上の写真は2016-3-6撮影の神戸旧居留地十五番館

神戸旧居留地十六番

競売時(明治元年(1868)9月10日)英国のチョルヂ クレイ Geo Gray
その後ピー エス カベルデュ (P.S.Cabeldu &CO.)他の商社の所有となる

明治38年(1905)の頃スウェーデン・ノルウェーの領事館として使用されています。


神戸旧居留地関連ブログ:

   神戸外国人居留地跡の碑と旧居留地47番

   神戸旧居留地15番館

   イギリス領事館の設置場所の推移

   神戸旧居留地108番地の碑 on 2014-4-11

   神戸税関発祥の地

   大正期の日本郵船神戸支店と旧居留地1番~6番

   明治4年(1871)と明治24年(1891)神戸居留地を襲った台風による被害

   神戸の外国人クラブの誕生と変遷 クラブ・コンコルディアを中心として

   神戸市中央区花隈周辺と旧居留地周辺の散策記 on 2016-6-6

   オリエンタルホテルでのランチ on 2014-4-11

   神戸旧居留地103番館の表示石

   神戸旧居留地124番館の標柱

   神戸旧居留地68番館の門柱

ジャーデン・マセソン商会の門柱 とジャーデン・マセソン商会
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