CHIKU-CHANの神戸・岩国情報(散策とグルメ)

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赤穂市坂越 散策記 on 2018-10-14&10-28 その16 とうろん台

2018年11月13日 04時51分46秒 | 神戸市以外の兵庫県
2018年10月14日は「坂越の船祭り」、2018年10月28日は「坂越の嫁入り」を観る目的で
赤穂市坂越(さこし)に来ていました。
2018年10月14日の散策にあたっては赤穂観光周遊バス「陣たく号」を利用、
2018年10月28日の散策にあたってはレンタサイクルを利用しています。

その時に散策した場所を紹介していきます。
本日はその第16回 とうろん台を紹介します。

「とうろん台」は坂越湾を航行する船舶に海洋気象を知らせた場所です

シリーズ過去の記事

第1回 赤穂市坂越 散策記 on 2018-10-14&10-28 その1 宝性山長楽寺

第2回 赤穂市坂越 散策記 on 2018-10-14&10-28 その2 赤穂鉄道砂子駅跡

第3回 赤穂市坂越 散策記 on 2018-10-14&10-28 その3 宝寿山 西山寺


第4回 赤穂市坂越 散策記 on 2018-10-14&10-28 その4 浜市荒神社


第5回 赤穂市坂越 散策記 on 2018-10-14&10-28 その5 尼子塚



第6回 赤穂市坂越 散策記 on 2018-10-14&10-28 その6 坂越大橋


第7回 赤穂市坂越 散策記 on 2018-10-14&10-28 その7 高瀬舟船着場跡

第8回 赤穂市坂越 散策記 on 2018-10-14&10-28 その8 上高谷荒神社


第9回 赤穂市坂越 散策記 on 2018-10-14&10-28 その9 木戸門跡広場

第10回 赤穂市坂越 散策記 on 2018-10-14&10-28 その10 鳥井の地蔵堂


第11回 赤穂市坂越 散策記 on 2018-10-14&10-28 その11 第39回 坂越ふるさとまつり


第12回 赤穂市坂越 散策記 on 2018-10-14&10-28 その12 坂越まち並み館

第13回 赤穂市坂越 散策記 on 2018-10-14&10-28 その13 光明山妙道寺

第14回 赤穂市坂越 散策記 on 2018-10-14&10-28 その14 奥藤酒造と奥藤酒造郷土館

第15回 赤穂市坂越 散策記 on 2018-10-14&10-28 その15 大道井


上の写真は復元された「とうろん台」
平成23年(2011)に県光都土木事務所が土台を構築し、
平成25年(2013)10月7日に県の「ふるさとの風景づくり整備事業」の補助を受け、
坂越まちづくり連絡協議会(大野重徳会長)が
旧坂越浦会所の前の県民交流広場に復元モニュメントを整備したそうです。
地元住民グループ「坂越のまち並みを創る会」(門田守弘会長)も費用負担に協力した。


現地説明板

上の写真は現地説明板






上の3枚の写真は現地説明板を拡大したもの。
説明文は下記のとおり。

このやぐら台を通称「とうろん台」と呼び坂越港に航行する船舶に海洋気象を知らせる
施設でした。当時は神戸海洋気象台から坂越郵便局に入電する気象情報を鳥井町にあった
役場の人が日中は布製蛇腹の吹き抜きをとうろん台の柱の上に掲げ、夜はランプを吊って
船舶に報せました。
この櫓は当時の物を縮小再現したものです。
とうろん台がその役目を果たしていた当時の規模は下記の通り。

 高さ  約2.7m
 台上面 約5.4m
 台下面 約9m

吹き抜きの布製蛇腹は直径 約1m、高さ約1mの大きさでした。
               坂越地区まちづくり連絡協議会


神戸海洋気象台は大正9年(1920)8月26日に開設されていますので
実際に運用されたのはそれ以降で昭和12年(1937)頃にその役目を終え、その後の
護岸工事で姿を消したようです。
明治時代には全国各地の測候所に「信号柱」と呼ばれる設備があり、吹き流しや旗などの
標識で天気予報や警報を知らせたが、通信技術が発達するにつれて消失していった。


関連ブログ:
神戸海洋気象台の設置と日本気象学の父・岡田武松





コメント
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