折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

せせらぎ街道

2017年11月11日 | スケッチ旅
 F3

絵のお仲間がスケッチドライブに誘って下さって、ご主人の運転で飛騨地方へ。
車の無い私には行くことが出来ない「せせらぎ街道」をめざしました。
夫と度々訪れた思い出の場所「せせらぎ街道」は岐阜県郡上八幡から高山市までを結ぶ
72キロの道路の愛称です。
何度も出かけられているご主人のお勧めの最初のスケッチポイントは川と黄葉とが調和して最高!
それなのに、あまりに美しすぎてただ見とれてばかりの私・・・出来はイマイチ・・・

時々車を止めていただいて写真を撮ったりながめたり、高低差のある街道は場所によりすでに
初冬の姿の地域から少し下れば黄葉の盛りへと変化に富んでいて、落ち着いた自然の秋の色を
堪能することが出来ました。
金色のカラマツ林、ナラやクヌギの明るい茶や、オレンジ色見ているだけでため息ばかり。

パーキングで 

晴れ男さんのご主人、雨女の私、一日中綱引きするようなお天気でしたが、最高の黄葉に出会えました。
往く時も帰る時も黄葉の山に大きな虹がくっきりとかかり、いいことありそうと次の古川へと移動しました。



 車中から

伊勢中川へ(3)

2017年09月07日 | スケッチ旅
 

近鉄伊勢中川は近鉄名古屋線が大阪線と伊勢方面へ行く山田線にわかれるところ。
ひっきりなしに電車が走ります。
撮り鉄のブロ友さんの写真を見せていただいて電車にも形や色が様々あることに
気づかされました。
ほんとに違った形と色とでそれぞれピカピカ走って行きます。

田んぼを見ながら歩いていると堤防の上を ガガガ ゴトゴト と走って来る電車、
たった2両で古めかしい車両です。スマホの地図を見ると「名松線」でした。
いつか運行再開をニュースで見た路線です。
2009年の台風で一部不通になり6年半かけて復旧、地元をはじめ県を挙げての支援だったそうです。

三重県松阪から伊勢奥津までの「名松線」、「松」は松阪の松、「名」は・・・名張までは行かない。
調べると国鉄時代、松阪、名張間を計画して工事を始めていたものの、別ルートで近鉄が先に
完成してしまったため名張まで工事することなく途中の伊勢奥津を終点としたのだそうです。
名前だけが初めに計画された松阪・名張間の名前を取って「名松線」として残ったとか。
1935年ごろのことです。
途中で打ち切られた路線は不便で赤字路線へ、でも地元の方にとっては大切な生活の足。
経済効率だけでなくこうした鉄道もずっと残していただきたいですね。、

ゴトゴト走る電車を見送ってから、写真撮ればよかった~と。
2時間に1本の電車、なかなか会えないのに残念!
 
遠くに名松線の鉄橋 

名古屋を出る時は普通に乗ったので2時間以上かかりました。
帰りは急行に乗ると通過ホームの駅名を読み取れないほど速い、速い。
あっという間に名古屋に帰ってしまいました。
なんとなく不調だったのに土手を歩けばスッキリした気分、また出かけようと思いました。


☆ 伊勢中川へは終わります

伊勢中川へ(2)

2017年09月06日 | スケッチ旅
 橋の上から F3 

ずっと以前、伊勢中川で降りて歩いたのは大きな川だったので「雲出川」だったのかもしれません。
駅を出てまっすぐ歩いたような記憶なのですが、あれは東出口だったのか、今回は考えなしに西出口を
出たので雲出川の支流「中村川」に出ました。

中村川の河川敷は草に覆われて降りられず、片側の土手は「中立ち入り禁止」とあり、橋の上からスケッチ。
色づいた田んぼを見ながら適当にテクテク行くと「初瀬街道」の看板。
松阪から初瀬(長谷)に至る街道だったようです。
時代を感じる常夜灯や民家が残り、京、大阪からの伊勢参りなどの賑わいを思わせました。
 
  

家の横を用水が流れ、澄んだ水に小魚が群れて、立ち止まってはのぞき込んでしまいました。
青い山、広がる水田、豊かな川、故郷のイメージにぴったりです。



 F0


伊勢中川へ (1)

2017年09月05日 | スケッチ旅


明日から天気がぐずつく予報です。
その後は私の予定が続いていて、出かけられるのは今日だけかもと秋の田んぼを見に行きました。
名古屋駅から近鉄で、景色の良さそうな所で降りるつもりで普通電車に乗りました。
まだ青さが残る田、すでに刈り取りが終わった田、黄色く色づいた田と、様々。

途中の駅でトンボがドアから入って来て窓やドアに止まって木曽川、長良川、揖斐川を越えてから
降りて行きました。
慣れているようにスイッと入って来てスイッと出ていき、不思議・・・。
私はもう少し良い所で降りようと外を眺めているうちに随分乗ってしまい伊勢中川で降りました。
以前にふらっと降りたことのある伊勢中川、川辺の風景が印象的だったのです。
なんとなく川があるだろう方向に歩いても以前と街の様子が変わてしまいよくわからない。
通りかかったおばさんに道を尋ねると、優しい伊勢言葉(伊勢の出身の方)が楽しくて話が弾んで
しまいました。その後も出会った皆さん土地の言葉で親切に教えていただけました。
スマホに変えて現在地情報はわかるのですが、やはり人に聞くのが安心。
 

田んぼは稲刈りの真っ最中、遠くで大きなコンバインが何台も動いていたのでもうすぐ
全部刈り取られてしまうでしょう。

広々した風景、山は幾重にも青く、稲の豊かな黄金色が美しく映えてテクテク歩けば、元気が出ます。
このところ元気が出なくて、スケッチに行くつもりが駅まで行ってそのまま帰ってきたり、
準備だけして諦めたりと残念な日が多かったので、実りの田んぼを見ながらテクテク歩けて
気持ちが明るくなりました。


 道端によく見かけた花

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