折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

室生寺から摩崖仏へ

2018年07月22日 | 奈良
 本堂 F0


近年修復されたきれいな五重塔をスケッチして、目を本堂に移すと年月を経て趣のある姿が
とても魅力的でした。軒裏や梁などに昔の色を残して優しい木の感じがとてもいい。
日陰を探し本堂の横から一枚。ペンだけで、後で色付け

少し下って金堂の前のベンチでもう一枚。日陰ばかり探していました。

山深い場所なのでヒグラシの声が聞こえるかと思ったのですが、小さな声の知らないセミの声
しか聞こえませんでした。
  
金堂  F0   


あっという間に時間が過ぎて13時30分発のバスに乗りました。
1時間に1本あるかなしかのバスなので乗り遅れたら大変。

電車の駅の一つ手前「大野寺」で降りれば摩崖仏が見られます。
やっぱり見て帰ろうと下車しました。

 宇田川と摩崖仏  F0
  


大野寺の「弥勒摩崖仏」1207年製作開始され後鳥羽上皇によって開眼供養されました。
宇田川沿いの高さ30メートルの岸壁に像高11・5mの線刻立像です。
昔は(60年ほど前)もう少し良く見えたような気がしますが、川の対岸からではかすかにしか
見ることが出来ませんでした。
でもせっかく来たのだから日陰でチョコット描きました。

ここから駅までどうやって帰るのかな・・・水遊びをしていたカップルに聞きました。
「お寺の前の道を左へ真っすぐ登れば駅ですが・・・気を付けて・・・」
猛暑の炎天下、白髪の老婆に道を聞かれて、見送ってくれました。
その二人以外には駅まで誰にも出会わない午後2時過ぎの道でした。

とにかく暑いだけで駅までは10分もかからずつきました。
電車の時間までホームのクーラー付きの待合室で待つことに、でも、時間が惜しくて
ホームで線路を大慌てスケッチして待合室で色を塗りました。
誰もいないホームの待合室にクーラーがあってとっても有り難かった ふ~っ・・・

室生寺大野口駅のホーム  F3

14時30分発の電車に乗って伊勢中川で乗り換えて、ずっと居眠りしたまま名古屋に帰りました。
家に着いたのが6時過ぎ、ほぼ12時間の旅、無事だったことにホッとして腰の万歩計を見ると
2462歩 えっ~ これだけ?移動しただけで歩いてはいなかったらしい。
歩くためにはそれに専念しないとダメなようです。

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