折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

せめて暖かく眠ろう

2021年01月23日 | 


綿の実 ー1


年末に買ったジャンボ宝くじ、もし当たったら部屋を暖かくリフォームしてゆっくり座れるソファーを置こうと思っていました。コロナ禍の今は家具屋さんを見て歩くのも心配なのでネットでソファーを色々見比べて、色は茶系ばかりではなくひとつぐらい青い色もいいかしら、やっぱり実際に座って見なくちゃ分からないわねぇと・・・1ヶ月、楽しい夢でした。もうそろそろ夢も終わりにしようと期待を込めて調べると、いつものように奇跡なんか起きなくて、当たったのは300円。床暖房もソファーも諦めて夢が覚めたのですから、今まで通り小さなガスストーブに以前からの硬い椅子。夢は次の年末ジャンボに繋ぎます。

夢は夢として、せめて寝る時くらい暖かくして良い夢が見られるように敷き布団の打ち直しをお願いしました。私は昔ながらのもめん綿の敷布団を畳にじかに敷いてマットや今風の敷物は無し。前に打ち直したのは何年前だったか。いつもお願いするのは昔の商店街にぽつんと残っている布団屋さん。
「古くなった綿はほんとは3年位で打ち直すといいんだけどね」日に干してもなかなか膨らまないのはそのせいか。「新しい綿を足したらどうかしら」と私。「綿を足すと重くなりますよ。干すのも畳むのも重いとこれから大変でしょう・・・」と言われてみると確かに、毎日の押入れからの出し入れはともかく、物干しの手すりに干すのには気合を入れないと持ち上がらない。なるほどね・・・。
ご近所さんは「布団干しは大変になったので布団乾燥機にしたの」と言われたことを思い出しました。その時は「ふーん、お日様に干すと気持ちいいのに・・・」と思っていましたが、私もそろそろ考える時になったのかなと、いえいえまだまだとも思います。
今はもめん綿の布団だけでなくもう一枚新しい素材の敷物を重ねる方が多いとか、それなら敷布団も薄くできるし、次に新しくする時はそうしようと思います。「新しい綿は打ち直しながら使えば昔は一代使えると言ったもんですよ」って、昔の一代はほぼ30年。次に新しく作る時から30年後、私は110歳!・・・布団屋さんはまだここにあるかしら、なんてことは思っただけですが、安心してお任せできるお店はずっと残って欲しいと思います。




綿の実ー2



出来上がってきた敷布団はふわりと身体を受け止めてくれて目を閉じれば御殿のお姫さまになった気分です。





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