折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

書いて伝えること

2021年01月30日 | 雪景色


京都府美山 (古い写真から)




毎日発表される新型コロナの感染者数、数字を見ても以前ほどの驚きがなくなって、死亡者数にも「あら・・・」と思っても自分とは別の世界のような気がしています。それとは違いますが道で転ぶなんて、まだ私には関係無い事と思っていたのに先日平らな歩道で見事に転びました。こうなるともう他人ごとではありません。もしかしたらコロナ感染から急変して・・・ありえないことでは無いとも思えてきます。

娘と電話で話していたら「いろんなことを分かるようにしておいてね」と言います。嫁いで30年近くなる娘にとっては私がいなくなった後、親戚のお付き合いからお寺のお付き合いなど「そんなこと当たり前でしょう」とはいかないかもしれない。コロナで時間はたっぷり空いたので、伝えておくことをゆっくり考えてみることにしました。

以前から仏壇の引き出しには「緊急連絡先」「年季法要の日」「いろいろ」などのメモは入れてありますが、緊急連絡先も時々見直さないと役に立たなくなっています。「いろいろ」の中にとにかく思いついたものを書き加えていくことにしました。お布施の額から庭の剪定・電気・水道・家の修理といつもの業者さんと言っても離れて暮らす子供には分からないはず。ひとつずつ書いて、結局はこの頃よく耳にする「エンディングノート」ってこういうことなのかなと思います。

思いつくままワードで作って保存して、1セットはプリントして仏壇に収めました。
目立つように一番上に「尊厳死の宣言書」を入れましたが、これは生きているうちに必要なものだと思い直してさて、どこに置くか・・・子供たちに置き場所を話して置けばいいだけだと、思いは行ったり来たり、考える時間がたっぷりある今で良かったと思います。
書いているうちにこれは死ぬ準備ではなくて、私も残されたものも安心して生きてゆくために必要な事なのだと気づきました。
時々は見直して付け加えて・・・いつまでなのか分からないと言う事は気楽なものです。






2004・2・6 雪の美山バスツアーで

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