折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

京都の桜と鴨川を見に(2)

2022年04月01日 | 京都

御所の長ーい築地塀・ハクモクレンの下で休憩しながら



3月29日7時20分に家を出て新幹線ひかりで京都へ、京都駅から地下鉄で京都御苑に着いたのは9時半過ぎ。あっけないくらい早く着きました。
私が京都へ電車で出かけたのは40年近く前のこと、その後はバスツアーで数回だけなので自分で交通手段を考えるのはちょっと不安でもありました。でも、着いてみると地下鉄も道路も表示がきちんとされていてほとんど迷うことがありません。それに今はスマホがあります。スマホは正しく聞けばほとんど瞬時に答えてくれて大助かり。




御苑の桜


「京都御苑」
東西700m、南北1300mという広大な公園。
第一の目的の近衛邸跡の枝垂れ桜は期待通りに見事でした。周囲の整備がされたばかりとの事でしたが、歴史のある場所だと思うだけでも古木の曲がり具合や優しい花の咲き具合まで雅な気がしてきます。
御苑の桜は種類が多そうでまだこれからという桜が沢山あり、どんな花が咲くのだろうか、またいつか見て見たいものと思いました。
天皇の住まいだった御所、公家の邸宅もこの中にありましたが東京遷都後に整備されて国民の憩いの広場になりました。
整備された美しい公園が入場無料、年中無休って羨ましいことです。


御所の長い塀の脇を自転車が走って行くのも、なんだか不思議な光景に見えました。ここは御所だったのに・・・と。
とにかく広い、長い長い築地塀、中央に門があってその先も続く塀。その塀の北東角(鬼門)はへこませて猿の木造を安置して祀ったことから「猿が辻」と呼ばれることなり、鬼門除け、家相として今の家造りにも伝えられているのだそうです。



東北角「猿が辻」


「御所」
参観には手荷物検査をして検査済みのネックストラップをかけて順路に従って進みます。

いくつもの門、御車寄、朱い回廊から見る紫宸殿、蹴鞠の庭、どこも手入れが行きドラマの中にいるような気持で回りました。途中の小さなくぐりの門の脇に見慣れない木の花が咲いていて、掛かりの人が立っておられたので「この花初めて見るのですが」と聞くと「オガタマノキです。秋になるとマスカットくらいの実がなってこれを乾燥させて振ると音がするのです。昔は巫女さんが鈴の変わりに振ったとも言われていますよ」とのこと。ここではもうほとんど散っていましたが、外の公園には大木が何本かあって花も咲いていました。写真を撮っていると中年のご夫婦が近づいてきて「何の木かしら」等と言われているようなので、さっそく受け売り披露しました。












オガタマノキ


公園の中の売店でお弁当を買ってベンチで食事。食べながらスマホをチェックしていたらブロ友さんの「27日の近衛邸の桜」の記事を発見!今見て来た所なので、2日違いのすれ違いだったようです。
まっすぐ歩いても南北1・3キロの公園をぐるぐる歩いたのでここまででもグッタリでしたが、まだまだこれから・・・
閑院宮邸跡で休憩を兼ねてちょっとスケッチしてからバスで四条河原町へ、そして鴨川へ。





閑院宮邸跡


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