折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

京都の桜と鴨川を見に(4)

2022年04月03日 | 京都

2日目朝の鴨川 四条大橋下から下流の方
ねむそうな絵になって・・・



2日目の朝、いつもの旅なら夜明け前に目的場所に出かけて日の出を待つのですが、今回はそんな気にはなれず、小さな窓から外を覗いては「曇ってるし・・・どうせ朝焼けはないし・・・」と理由を付けて寝直しました。でも7時からの食事には早めに出かけてお腹いっぱいいただき、この時初めて思ったよりたくさんの方が宿泊されていたのを知りました。若いグループ、シニアカップル、おひとり様の方も男女ともに年齢も様々なビジネスホテルです。
部屋に戻って朝ドラが終わってもまだゆっくりしたがる自分を叱って出発しました。鍵も無く(ナンバータッチで)料金は前払いなのでチェックアウトも必要なし。これは便利です。

2日目はバスで八坂神社近くまで行き、参拝。朱色が印象的なこの神社に来たのは初めてでした。
準備中の露店が立ち並ぶ中を丸山公園へ。絵にもよく描かれたここの枝垂れ桜を見たかったのです。なぜか私は描く気にはなれませんでしたが、満開の桜を見られただけで満足でした。



丸山公園の桜

この後の予定では混みあいそうな清水寺や八坂の塔はパスして法然院へ向かうはずでしたが、人が多くてもやっぱり「寧々の道」をちょっとは行って見ようかと、予定変更。

「高台寺」
歩き始めてすぐにまだ入ったことのない高台寺の前に出て、急に寄ってみる気になりました。思い付きで行き先変更はいつものことです。
高台寺は秀吉の正室寧々が秀吉の菩提を弔うために建立した寺院です。
寺までは長い石段を登らなければなりません。一段一段登りながら、どのお寺も石段の多いこと、昔の人は足腰が丈夫だったのだな等と感心して、途中休憩しながらやっと山門へ。


石段の途中で一休みして下を見る、登ったらその分降りねばならない
下りの方が膝には負担が大きいです




高台寺の桜


庭園の枝垂れ桜はちょうど見頃、白砂に薄紅色の桜の花が映えていました。「感染防止のため座らないでください」との注意が繰り返されて、そうかもしれないけど・・・せっかく靴を脱いであげていただいたのに・・・と。ゆっくり見たかった高台寺蒔絵のあるお霊屋も横目に見て茶店に座ってしまいました。目の前の美しい竹林も歩かずに・・・お抹茶をいただいてただながめていただけ。とは言え今回の旅の目的の桜は見たのですから、良しとしましょう。
本当はこんな駆け足ではなくて、一所をゆっくり楽しむ旅がいいなと思いながらもいくつになっても忙しなく移動する、この性分はまだなおりません。




八坂の塔




寧々の道を清水寺の方に歩き、細い路地から八坂の塔を見て(人が少なければスケッチしたかった)バス停へ。
混雑するに決まっている清水寺は止めて次の目的地「法然院」に向かいました。ここもブロ友さんの記事から行ってみたかったお寺です。




法然院山門









法然院も山の中、坂を登って石段を登って・・・茅葺の山門が優しく迎えてくれました。石段に散った椿も美しかった。
この寺は鎌倉時代に法然上人が弟子たちと六時礼讃を唱えた草庵に由来。その後、松虫、鈴虫事件によって法然上人は讃岐に流されて寺は荒廃し、江戸時代になって再興されたとのこと。
谷崎潤一郎など著名人の墓もあるとのことですが、見ないまま参道脇に座って一枚。
この時話しかけてこられたシニアカップルが「鴨川は上流ほどきれいなんですよ。出町柳あたりからは特にね~」と。
この方たちはこれから銀閣寺へ向う予定で「銀閣寺は混んでいるでしょうね」と迷われているようでした。





哲学の道



法然院から哲学の道へ出ると桜は満開、人も多くて道は狭い。スケッチする場所もありません。さてこれからどうするか・・・人の少なそうな所、真如堂あたりへ行って見ようかと思いました。
で、どういう道筋かスマホで確かめようとしてもなぜだか地図が受信できません(格安通信会社利用のせいか?)。仕方がないので適当に歩いて行くと消防署の前に地図がある。近づいて見ていると中から制服姿の署員の方が出て来て丁寧に説明していただけました。「この坂を下って・・・真如堂はだいたい今いるくらいの高さなのでそこまで登りになります」ですって。もう登りは無理!
坂を下って真如堂前のバス停で「出町柳」をスマホ検索。先ほど薦められた鴨川の上流方面へ行くことにしました。川のそばなら階段はないだろうと思ったのです。また予定変更になりました。

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