ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2015.8.26 カドサイラ(T-DM1)開始半年、体調のこと

2015-08-26 20:57:41 | 日記
 2月末、満を持して新薬カドサイラ(T-DM1)の投与を開始してから早くも半年が過ぎた。
 3週間に1度の投与なので既に9回の投与を終了している。

 採血の結果、腫瘍マーカーはここ2回ほど低値安定(基準値内)しているし、最初は“地味に効いている”というのが主治医の弁だったが、期待通り奏功しているのだと思う。
 他の肝臓関連数値等については具体的な数値を伺っていないが、特に問題ないとおっしゃるので、それ以上深追いはせずに、主治医を信じて心穏やかに過ごしている。

 副作用として今、一番気になるのは、手足の痺れ、痛みである。
 対策としてサインバルタカプセルを飲んではいるが、午後から夕方を経、夜になるとビリビリチリチリした痛みは悪化する一方である。かといって、指先や手先を使わないわけにはいかないから、如何ともしがたい。
 酷い時には、何もせずとも風に当たっただけで熱を持って痛む感じ。冷やすと少し気持ちよい。
 一方、睡眠を経て、朝起きると、明らかに指先の痛みが軽減しているから、なるべくなら使わずに、手袋で保護していれば随分楽なのかもしれない。
 足の痺れでは、旅行中にも何度かこけそうになったりした。一度はバランスを崩して、手をついて前かがみに転んでしまったことがあった。とはいえ、室内を裸足で歩き回らなければ足裏の痛みはそれほどではない。

 次は、涙目だ。
 旅行中、とにかく日差しが強く眩しくて、眼を開けることができなかったので、サングラスをかけて通した。これで大分保護が出来たかもしれない。すっかり良くなったというわけではないが、涙量も落ち着いており、悪化はしていないと感じている。

 ハーセプチンを開始して7年以上が経過するし、どうしても皮膚や粘膜系は弱く過敏になっている。タイケルブ内服中もそうだったが、乾燥や日焼けは良くないと感じている。湿疹も出来やすいし、色素沈着も進むし、鼻血も出る。

 それでも、カドサイラ(T-DM1)のおかげで総じて楽に過ごせている。奏功してくれていると思う。再発が確定する前から8年以上続いている胸部の鈍痛、圧痛は、このところ朝1度のロキソニンで凌げるようになっているし、レスキューでそれ以上飲まざるを得なかったことは数えるほど。とはいえ、昨日今日のように気圧が不安定になると、俄然胸痛が頭をもたげるのは致し方ないのだが。

 骨転移については、ランマークの助けも借りているけれど、転移してスカスカになった部分が大分再生されてきたようだ、とも聞いている。これは他でもなくカドサイラ(T-DM1)が奏功している以外の何物でもないと思う。

 ごくごく普通にフルタイムで働けて、健康な人たちと同じスケジュールで旅行に行くことが出来て、余暇には好きな本を読み、映画に出かけ、ヨガクラスにも参加することが出来て。
 これ以上何をか望まん、である。このまま出来ることならカドサイラ(T-DM1)に細く長くしぶとく頑張ってもらいたい、それが今の私の望みである。
 加えて、これからは親の介護という大きな課題も加わるのだから・・・。
コメント
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