“丑三つ時の悲劇、三度(みたび)”の前記事を書いた後、あまりの空腹に耐えかね、治療後はまた食事が出来ないかもしれない・・・と卑しくカップスープを啜る。もう一度歯を磨き、「一人で大丈夫」と言ったが、「いや、心配だから・・・」と、夫が初めて行く駅前の歯科クリニックまで付き添ってくれた。昨日は靴を履かなかったし、そもそも足の痺れもあるし、空腹と下痢の後遺症でなんとなく足取りが怪しいので有難い。
「問診表を書いて頂くので、予約時間の10分前にはおいでください。」と言われていたので、その2,3分前にクリニックに入る。夫は付近で時間調整をしてくれているとのこと。
新型コロナウィルス感染防止関係もあったので2枚綴りの問診票。既往、現在の投薬、治療状況等も含め、ぎっしり。5分ちょっとかけて書き上げる。ソファーには母子連れが1組座っている。この方たちの次かな、と思うと年配の男性が診察室から出ていらした。待合いソファーを1つ置きに座るにはもう限界の人数だ。
続いて一組の父子が出てくると、待っていた母子連れと同じ家族であり、付き添いであることが判明。年配の男性も支払いが終わり、もう少し待つかなと思ったらほぼ予約通りに助手さんから呼んで頂けた。
中は広く椅子が6台ほど、半個室状態で並んでいた。先生は何人おられるのだろうとちょっとキョロキョロ。一番入り口に近い席に案内され、助手さんから「コロナウィルス対策のため、イソジンでうがいをして頂きますが、アレルギーはないですか。」と問われ「大丈夫です。」とお答えする。エプロンをかけて頂くと、程なくして先生がお見えになる。顔面は飛沫防止のプラスチックのフェイスシールドをしておられる。普段お世話になっているクリニックの先生が特大マスクでお顔がイマイチわからないのとは全く違う。
再発治療中で、ランマーク等の投与も長かったこと、上顎の口蓋隆起の部分に顎骨壊死で腐骨があったこと等もお話する。そして、普段は3か月に1度近所のクリニックで定期検診をしているが、今日は休診であったこと、場合によっては半年に一度の経過観察中の口腔外科に行く方がよいのかどうか、もご相談したいということを含め、転倒するまでの経緯を縷々説明。生理食塩水に浸した歯を入れた小さなケースをお渡しする。
椅子がフラットに倒れ、顔にカバーがかけられ、診察開始。上歯茎を押したりして丁寧に確認され「結果からいうと非常にラッキーだった」とのこと。ギリギリ神経に達せずに綺麗に折れたそうだ。これが神経に達して損傷していたら、痛みも出血もあったとのこと。隣の歯がぐらぐらしてちょっと出血があったことを話すと、隣の前歯が折れるほどの衝撃だったので、一時的にグラグラすることはあるだろうが、歯茎がしっかりしているのでひとまず様子見でよいとのこと。
普段診てくださっている先生がいるなら、今日は見栄えもあるので(前歯半欠けおばさんはかなり哀しいものがある・・・)応急処置だけして、普段の先生に診て頂きましょう、ということに。「特にレントゲンも要らないと思いますが、どうしますか。」と問われ、念のためレントゲンをお願いした。すぐにレントゲン室に移動して、戻って来ると、椅子の前にある小さな画面に結果が映し出される。
なるほど神経の黒い線は損傷していない。今は痛みがないようだが、もし根元の神経が痛んでいると1か月ほどして途中の神経が壊死して黒ずんでくるかもしれない。その時には神経を削って差し歯にする必要も出てくるかもしれない、とのことだった。今日は接着剤でくっつけるが、噛む力の方が強いので、このままずっと治療なしというわけにはいかない(いずれは根本的な治療が必要)こと、治療後1時間は食事を避けて、前歯を使うことや硬いものを食べるのは避けるように、と仰る。
ということで、不幸中の幸い。胸をなでおろした。説明通り生理食塩水に浸けてあった歯を接着剤でくっつけて頂く。他に大きな破片があったわけではなく、ぴったり。くっつくまで暫しシンナー臭に耐え、「明日か明後日にはいつものクリニックに行きます。本当にありがとうございました。」とお礼を言って診察室を出た。
初診料、レントゲン等で2,000円ちょっとのお支払い。夕方まで悶々とすることなく、40分かからずにクリニックを後にすることが出来た。夫がすぐに合流してくれて、報告したらひとまずほっとしたようだった。それにしても我ながら朝っぱらから人騒がせな妻である。
帰路ドラッグストアで明日のランチも含め柔らかめの食糧を買い込み、夫は別のお店のテイクアウトで今日のランチやおやつも買う。家を出てから帰宅するまで1時間半ちょっと。再発治療をしている病院なら片道の時間であれこれ済んでしまった。
というわけで、朝から大変お騒がせしましたが、ひとまず見かけ上普通になりました。
取り急ぎご報告まで。
「問診表を書いて頂くので、予約時間の10分前にはおいでください。」と言われていたので、その2,3分前にクリニックに入る。夫は付近で時間調整をしてくれているとのこと。
新型コロナウィルス感染防止関係もあったので2枚綴りの問診票。既往、現在の投薬、治療状況等も含め、ぎっしり。5分ちょっとかけて書き上げる。ソファーには母子連れが1組座っている。この方たちの次かな、と思うと年配の男性が診察室から出ていらした。待合いソファーを1つ置きに座るにはもう限界の人数だ。
続いて一組の父子が出てくると、待っていた母子連れと同じ家族であり、付き添いであることが判明。年配の男性も支払いが終わり、もう少し待つかなと思ったらほぼ予約通りに助手さんから呼んで頂けた。
中は広く椅子が6台ほど、半個室状態で並んでいた。先生は何人おられるのだろうとちょっとキョロキョロ。一番入り口に近い席に案内され、助手さんから「コロナウィルス対策のため、イソジンでうがいをして頂きますが、アレルギーはないですか。」と問われ「大丈夫です。」とお答えする。エプロンをかけて頂くと、程なくして先生がお見えになる。顔面は飛沫防止のプラスチックのフェイスシールドをしておられる。普段お世話になっているクリニックの先生が特大マスクでお顔がイマイチわからないのとは全く違う。
再発治療中で、ランマーク等の投与も長かったこと、上顎の口蓋隆起の部分に顎骨壊死で腐骨があったこと等もお話する。そして、普段は3か月に1度近所のクリニックで定期検診をしているが、今日は休診であったこと、場合によっては半年に一度の経過観察中の口腔外科に行く方がよいのかどうか、もご相談したいということを含め、転倒するまでの経緯を縷々説明。生理食塩水に浸した歯を入れた小さなケースをお渡しする。
椅子がフラットに倒れ、顔にカバーがかけられ、診察開始。上歯茎を押したりして丁寧に確認され「結果からいうと非常にラッキーだった」とのこと。ギリギリ神経に達せずに綺麗に折れたそうだ。これが神経に達して損傷していたら、痛みも出血もあったとのこと。隣の歯がぐらぐらしてちょっと出血があったことを話すと、隣の前歯が折れるほどの衝撃だったので、一時的にグラグラすることはあるだろうが、歯茎がしっかりしているのでひとまず様子見でよいとのこと。
普段診てくださっている先生がいるなら、今日は見栄えもあるので(前歯半欠けおばさんはかなり哀しいものがある・・・)応急処置だけして、普段の先生に診て頂きましょう、ということに。「特にレントゲンも要らないと思いますが、どうしますか。」と問われ、念のためレントゲンをお願いした。すぐにレントゲン室に移動して、戻って来ると、椅子の前にある小さな画面に結果が映し出される。
なるほど神経の黒い線は損傷していない。今は痛みがないようだが、もし根元の神経が痛んでいると1か月ほどして途中の神経が壊死して黒ずんでくるかもしれない。その時には神経を削って差し歯にする必要も出てくるかもしれない、とのことだった。今日は接着剤でくっつけるが、噛む力の方が強いので、このままずっと治療なしというわけにはいかない(いずれは根本的な治療が必要)こと、治療後1時間は食事を避けて、前歯を使うことや硬いものを食べるのは避けるように、と仰る。
ということで、不幸中の幸い。胸をなでおろした。説明通り生理食塩水に浸けてあった歯を接着剤でくっつけて頂く。他に大きな破片があったわけではなく、ぴったり。くっつくまで暫しシンナー臭に耐え、「明日か明後日にはいつものクリニックに行きます。本当にありがとうございました。」とお礼を言って診察室を出た。
初診料、レントゲン等で2,000円ちょっとのお支払い。夕方まで悶々とすることなく、40分かからずにクリニックを後にすることが出来た。夫がすぐに合流してくれて、報告したらひとまずほっとしたようだった。それにしても我ながら朝っぱらから人騒がせな妻である。
帰路ドラッグストアで明日のランチも含め柔らかめの食糧を買い込み、夫は別のお店のテイクアウトで今日のランチやおやつも買う。家を出てから帰宅するまで1時間半ちょっと。再発治療をしている病院なら片道の時間であれこれ済んでしまった。
というわけで、朝から大変お騒がせしましたが、ひとまず見かけ上普通になりました。
取り急ぎご報告まで。