ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2020.5.30 緊急事態宣言解除後初の土曜日の過ごし方

2020-05-30 21:38:03 | 日記

 緊急事態宣言が解除されて初めての土曜日。お天気が良く、ひとまず外出を自粛せずによくなったことが嬉しい。とはいえ都内では2桁台の感染者が続いている。第二波襲来が心配であることに変わりはない。

 ベッドで朝の連続テレビ小説のおさらいを見てからのんびり起き出す。さすがに明後日からは6月、大きな羽根布団では暑い。寝具類を干して、カバー類も洗って普段の洗濯物も並べたらベランダは一杯だ。
 夫が用意してくれた朝食を有難く頂いてから、夕食の下ごしらえを済ませる。朝食後はいつもの通りお腹が壊れ始める。

 今日は、緊急事態宣言の期間中ヘルパーさんやデイサービスの方たちの助けをお借りしつつなんとか一人で頑張り抜いた母と2か月ぶりに会うことに。行き先は、母のリクエストにより父のお墓参りである。
 母が乗ってくる予定のバスが到着する前に、駅前のスーパーでお花を買い求める。ピンクの芍薬とブルーのデルフィニウム、濃淡のスプレーマムの花束がとてもゴージャスで綺麗だったので、迷わずチョイス。母のバスの到着を待つ。後で聞くとバスがスイスイと順調で、私より若干早く着いていた模様だが、待ち合わせの場所を母自らが指定していながら、別のところをウロウロしていたようで(母によくあるパターンである。)、なかなか会えずに往生した。その間、お腹を壊して、お手洗いを往復。朝からお手洗いに何度通っていることだろう。スーパーの前では手作りマスクのお店が出ていて、大勢の人たちがマスク選びで混雑している。これでは屋外とはいえ密状態である。大丈夫か。

 ようやく母と合流して、公園墓地行きのシャトルバスの待合い所へ。ところが、待てど暮らせとバスが来ない。普段なら5分前には到着している筈なのに・・・。すると私たちの前に並んでいた女性たちが、どこかで聞いていらしたのか「今月一杯シャトルバスは運行休止だそうです。タクシーに同乗されませんか。」と言ってくださる。ああ、ちゃんと事前に確認しておくのだった。お言葉に甘えて、割り勘で4人乗車の密状態になりながら窓を開け放したタクシーをご一緒した。

 到着するとそれなりに墓参者たちがいた。お線香に火がなかなか点かないが、いざ点くと風にあおられてボーボーと燃えて怖いくらい。マスクをしているので吹き消すことも出来ず、日傘を差し仏花を持っているし、両手はふさがっている。手袋をしていても熱くて持っていられなくなり、参った。
 なんとなく焦げ臭いなあと思ったら、ロングスカートに小さな焦げ穴を作ってしまっていた。トホホである。まあ、火傷にならずに本当に良かったけれど。このところ前歯を折るとか、なにかと受難である。厄除けは済ませた筈なのだけれど、これで済んだということが厄除けのご利益なのかもしれない。反省。
 無事お詣りを済ませ、帰りのタクシーを呼んで最寄り駅まで戻ってきた。

 布団を取り込んだり、あれこれ家事のフォローをしてくれていた夫と合流して、レストランでランチ。母は前回私と会って以来2か月振りの外食だそうだ。「嬉しい、美味しい」を連発していた。
 それにしても、駅前の人出に圧倒される。文字通りゴーストタウンだった4月半ばの日を思えば、別世界だ。違うのは誰もがマスクを装着していることくらいだろうか。レストランはソーシャルディスタンスとは程遠い盛況ぶりだった。皆、外食出来るようになって待っていました!といったところか。
 パスタやラザニア等を3人でシェアして、お茶とデザートまで美味しく頂いたが、食後はまたお手洗いに直行。食べたり飲んだりするといきなり過激に腸が動き出すのが、外出先では実に困りものである。

 久しぶりの外出なので、買い物もしたいかな、という母を連れてアウトレットモールへ。こちらも営業再開を待ち侘びた人たちで凄い人出である。昨日から短縮営業で再開したが、初めての土曜日ということで、家族連れもカップルも。どこのお店も入り口に消毒ジェルを置いていて、消毒を済まさないと店員さんが飛んでくる、もしくは入れてくれない。入店制限もしているので、混んだお店にはなかなか入れない。腹痛でお手洗いに駆け込んだり、夫と別のお店に入ったりしているうちに、今度は同時に入店出来なくなったり、となかなか大変だった。それでも息子ともLINEでやりとりをしながら、夫と息子のシャツや母のブラウス、ジャケット、私のトップスとスカートを戦利品にしてモールを後にした。
 その後、カフェでお茶をし、バスで帰る母が座席に座るのを見届け、夫は買い物に、私はヨガクラスに参加するため、ここで別れた。

 ヨガスタジオは緊急事態宣言が解除された翌日、27日から営業を再開。こちらも常連の方たちは待ってました!という感じ。メディカルチェックシートを記入する前に手指の消毒をするのは前回迄と変わらずだけれど、受付では会員証は手渡さず、バーコードを読み取るだけに変更された。また、各自に消毒スプレーを貸与してくれて、気になる所はどこでもスプレーしてください、と自由に使えるようになっていた。鍵もスプレー剤も靴袋も全て一回一回消毒。クラスとクラスのインターバルも30分から1時間になったので、クラス開講数は大分減っている。さらに、スタジオではマットを敷く位置が全て指示されている。その数を数えれば、この時間のクラスの参加予定者数が一目瞭然なわけだ。

 定員の半分以下しか予約出来ない形とはいっても、15人の参加は、やや混雑気味で、これ以上はちょっと密ですよね、といった印象を得た。
 昨夜は一歩も出歩かない在宅勤務後、夜の肩こり改善ヨガのクラスに参加したところ、僅か6名の参加で、本当に伸び伸びで快適だった。まあ、そもそも定員通りの参加者が入ると、腕も足も思い切って伸ばすことも出来ず、隣の人とぶつかってしまう。これではリラックスしにいっているのかストレスを溜めに行っているのかわからない。このくらいが限界なのではないかとアンケートに書いてきた。 

 まったりとした1時間を過ごして汗をかいてリラックスした後は、シャワーでさっぱりしてから帰途を急いだ。
 帰宅後は7月の瞑想ヨーガクラスの事前打ち合わせのためスタッフの方お二人とZoomミーティング。夫が用意してくれた夕食後も、明日の振替瞑想ヨーガクラスの参加テストのためにZoomミーティング。

 ということで、朝から夜まであれこれてんこ盛りの土曜日だった。お腹の状態は朝からずーっと悪く、今日のお手洗い往復数は10回に及んだ。トホホなことである。

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