ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2020.5.16-17 ダメダメお籠り2日間

2020-05-17 18:36:16 | 日記

 土曜日。
 朝の連続テレビ小説のおさらいを見て、しつこく二度寝。お天気が下り坂という気圧のせいか、頭が重い。
 ノロノロ起き出して、溜まった洗濯機を廻し、遅い朝ご飯。洗いあがった洗濯物を干して、雨が降り出すのを見たらもう何もする元気がない。肌寒い。
 リビングのソファと一体化してダラダラと録画した映画を観ながらウトウト。

 あっという間にお昼の時間が過ぎる。“今日も元気だ、ご飯が美味い”夫が「お昼はどうするの」と訊く。ろくに動いていないしお腹なんか全然空いていないのだけれど、薬も飲まなければいけないし、とカップ麺でごまかす。はあ。堕落した生活。
 サボっている掃除もしなければなあ、と思うけれど、身体が重くて動かない。お腹も緩めでなんとなく心配。前歯を折ってしまって1週間経つが、いまだに口の中に慣れず、食べる事自体がイマイチ面倒臭い。

 切手類が入っていた小さな整理棚を休み休み片付けただけで青息吐息。お年玉切手シートが昭和63年から令和2年まで一年も空かずに見つかった。封書もハガキもこんな値段だったのだと思うとともに、実家を出て30数年が経つのだなあとしみじみ。それにしてもこんなに沢山の切手やら便箋封筒類をコレクションして、どうするつもりなのだろう。かつては手紙魔だったけれど、すっかりLINEやメール頼みとなり、手紙もハガキも本当に書かなくなった。一筆箋が精々である。

 一方、夫は息子の部屋を大掃除中。本棚が大分空いたので、私のはみ出している文庫を入れて良いという。グチャグチャに重ねていたものを、あいうえお順、出版社順等に揃えて入れ直していたらクラクラした。そしてまたソファと一体化。
 夕飯はまたしても夫に作らせてしまった。食後は北風祐子さんのデジタルエッセイを一気読みしただけでどっと草臥れた。
 文字通り一歩も外に出ない1日。靴も履かない、新聞も取りに行かない一日だった。

 夫も気づくとテレビをつけたままウトウトウトウトお昼寝やお夕寝をしている。在宅勤務が始まって週3日の勤務になったらなんだか体力がグッと落ちている気がするという。普段より睡眠時間も増えている筈なのに、いつも何やら眠いらしい。どうしたことか。これでは隠居したおじいちゃんである。

 私自身も会議がwebに変わり、東京横断出張等がなくなったことで、電車に乗るのは正真正銘3週間ごとの通院のみになった。土日もどこにも出かけないし、ひたすら家に籠っているだけ。こうしてお散歩にもろくに出ない生活で体力を落としていては仕方ないなあと思う。

 日曜日。
 Wさんのマッサージを久しぶりに予約していた。楽しみにしていた筈なのに、朝、目が覚めたのは腹痛と頭痛のせい。頭が割れそうに痛くて、起き上がるともうダメなのである。これは着替えて身支度して電車に乗るなんて絶対に無理。お腹は緩いし、泣く泣くドタキャンである。先週のリフレクソロジーに続き、本当に申し訳ないことだ。
 夫に「Wさんサロンはキャンセルした。頭が痛くて起きられない。」と言ってまた眠る。いくらでも眠れる。睡眠スイッチがおかしくなっているのだろうか。結局起きたのは11時過ぎ。あり得ないことだ。

 夫が用意してくれたブランチを摂り、いつもの痛み止めやら何やら6種類の薬を飲むけれど、痛みが一向に退かない。外はいいお天気。昨日より10度ほど高い夏日だという。冴えない。
 またしてもソファと一体化して録画したドラマを視ながらウトウト。夫はちょっと散歩に行ってくると自転車で出かけ、美味しいと評判のケーキ屋さんに寄ってお土産を買ってきてくれたけれど、全然触手が動かない。

 夕方近くに、ようやく重い腰を上げてお茶を淹れてご相伴した。夏休みに行くつもりで昨年のうちから予約しているトルコのビデオを見ながら、これじゃあだめだろうなぁ、行ってみたかったなぁと独り言ちる。
 ようやく一念発起して、掃除と寝具等の大物を洗濯。日が長くなったけれど、時間はもう早めの夕飯といってもいいほどである。

 こうしてダメダメお籠り2日間があっという間に終わってしまった。寝坊すると一日がやけに短い。
 週5日仕事に行って、少なくとも月1回は東京横断の出張もして、3週間に1度の通院、さらには土日のどちらかはマッサージやら何やらに出かけ、元気があれば仕事帰りにヨガスタジオに通っていたのが遠い昔のようだ。
 果たして緊急事態宣言が解除された後、かつてと同じ生活が出来るだけの体力が戻って来るだろうか。ちょっと不安な夜である。
コメント (2)
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