ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2020.5.11 折れた前歯、その後・・・新しい週が明けて思うこと

2020-05-11 21:06:01 | 日記

 昨日は初めて診て頂いた歯科クリニックから戻った後、ほっとしたのと同時にすっかり草臥れ果てていることに気づく。あまり眠れないまま朝を迎え、不安な気持ちで電話をかけまくり、取り合えず予約はしたものの、結局キャンセルすることになった歯科医院にお詫びの電話をし、初めてのクリニックに出向いて・・・、ということだったから当然だろう。
 夫からは「貴女は気丈だねぇ」と言われるけれど、そうでもない。

 遅い昼食を摂った後も何もやる気が起きず、ビデオを見ながらゴロゴロダラダラ。2日間ほぼベタで家にいたというのに掃除さえしなかった。
 夫はとりあえず私の歯がくっついたことに安心したのか、夕方大鼾をかいてリビングで爆睡すること2時間ほど。

 折しも母の日だったから、息子からはご機嫌伺いのLINEが入った。ブログを読んだそうで、貧血で倒れ、歯は折れ、では大変じゃないか、と心配させてしまったようだった。かたじけない。

 今になって考えてみても、一体どういう状況で倒れたのか全くわからないのだけれど、右の頬骨を押すと痛いし、額の右上部にたんこぶが出来ていた。そのほか、肘や膝にもあざが出来ている。
 思うにいきなりバターンと倒れたのではなく、崩れ落ちる感じで最後に顔面から倒れたのだろう。ちょっと角度がずれていたら、下駄箱やら何やらに激突してもっと酷い事態になっていただろう。頭を打っていたかもしれないし、玄関先の花瓶が落下して直撃していたかもしれない。
 そうであったなら、夫が朝起きてきた時には既に冷たくなっていた、ということも起こり得たかもしれない。ちょっと背中がぞわっとする。

 だとすれば、前歯が折れただけで済んだのは不幸中の幸いだということか。まあ自宅で気を失ってこんなことになったのは情けないには違いないが・・・。
 今は昔、の若い時分は、良く脳貧血を起こしていたから、あ、来るな、と思えば慣れたもので、倒れそうになる前にとにかくしゃがむ、ということが徹底出来ていた。が、今回はすっかりそんなことも忘れており・・・。

 それにしても倒れた時、ある程度の音は響いただろうに、全く気付かずにドアの向こうで熟睡していた夫は、大した人だ。ショートスリーパーなのは、私に比べて眠りが格段に深いからなのだろう。

 歯科クリニックに持ち込んだ折れた前歯は無事応急処置が施され、セメダインでくっつけては頂いたけれど、実際には他に小さな破片が1つあったようで、鏡を見ると、一か所隙間が空いている。なんだか虫歯を放置しているようで、気になる。
 当然のことながら口の周りを強打しているわけだから、毎食後飲んでいるロキソニンに救われて昨日は痛みが出なかったとはいえ、今になってそれなりに痛みもするし、口の中の違和感は否めない。

 前歯とその周辺はしっかり歯磨きも出来ず、こわごわ上っ面を撫でているだけ(いつもの力でブラッシングすると痛む。)なので、これまたストレスだ。
 何より、前歯を使わずに食事をするのは、実はとても大変なことなのだということを思い知らされている。睫毛しかり、鼻毛しかり、改めて人の身体で使わない部分は何もないことを痛感する。こと、歯は生きていく上で本当に大切なものである。

 夫も前歯の治療が長くかかったし、今は差し歯にしているので、決して食べ物に噛り付いたりしない。小さく切って慎重に口に入れて食す。私も今は同様にこわごわ・・・である。今後は、ガブリと噛り付くのが醍醐味であるハンバーガーやサンドイッチ等は、メニューの選択肢から外すことになりそうだ。

 昨夜の夕食は「柔らかいものがいいよね」と、夫がかき揚げうどんを作ってくれた。食べるのに時間がかかったこと、かかったこと。幸い噛むのは左側を使うのだけれど、狭い口の中で色々調整するのは結構大変。ちょっと油断するとたちまち前歯を使おうとしてしまう。

 さて、今日はオンライン授業開始初日で出勤だ。初日は何が起こるかわからない・・・と事務室では皆ドキドキしていたが、思いのほか静かだった。
 昼休みに少し学内を散歩したら、予報の最高気温30度、とまではならなかったけれど、蒸し暑く、すぐに汗ばんだ。ようやくタイツを卒業してストッキングになったというのに、早くも梅雨入り前の気候のよう。気圧の変動のせいか胸痛もある。まあ、今回胸を強打しなかったのは幸いだった。ポートでも破損させたら悲惨だった。

 いつもお世話になっている歯科クリニックに連絡をすると、勤務終了後に診て頂けることになった。
 ということで、久しぶりにほぼ定時で職場を飛び出した。クリニックには患者さんが一人もいなくてすぐに診て頂けた。椅子に座り、手を消毒し、熱を測って頂いた後、かくかくしかじかと説明。「かなりシビアに折れましたねぇ」とのこと。既に接着剤が付いているので痛みが出るとか何かがない限りこのままそっと様子をみましょうということになった。フロスは使えないけれど、歯間ブラシは出来るだけ両側からやるように、とのこと。来月の、3か月に一度の定期検診まで事なきを得ると良いのだけれど。会計も含め15分ほどで終了し、明るいうちに帰宅出来た。

 明日は2週間ぶりの在宅勤務、明後日は3週間ぶりの通院日である。
 小児用ロペミンを昨朝1回飲んだだけで、下痢はすっかり止まり、お腹は朝食を終えるまで殆ど動くことなく静かになってくれた。オレンジ風味の小児用ロペミン、偉大である(だからこそ大人用を飲むと、その後が大変なのである。)。今回の下痢騒動でまた体重が1キロほど減り、45kg を割ってしまった。頑張ってまた戻さなくては。

 今日届いた今月1回目のお花は、赤いカーネーションが5本、ピンクと紫色のスカビオサ(セイヨウマツムシソウ)が1本ずつ、星型の淡い透明感のあるブルーの花をつけたブルースター、可愛らしい小さな白い花のマトリカリア(ナツシロギク)が1本とアイビーの葉。花言葉はそれぞれ「母への愛」、「喪失」、「信じあう心」、「鎮静」、「永遠の愛」だそうだ。いきなり気温が高くなってお花もびっくりしているのではないか。

 母の日に因んだお花が届き、ちょっと嬉しい週の初めである。

コメント (3)
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