「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

Pound が安い お買い物♪ お買い物♪ セーター編 

2012-01-30 07:45:05 | モノ・お金
今シーズンは晴れの日が多い。しかしこの日は稀なことに恐ろしく暗い曇天であった。ご覧の訳わからない画像は、我が家の屋根と空。



こんな時こそ、英国のBarbour。冬の暗い日しか似合わない服。ワックスを塗ったこのコットン生地の色といい、感触から来る重苦しさは、暗い曇天あるいは小雨混じりで薄ら寒い日がGood。同じ冬でも日本の冬に多い、あの明るい晴れの日は似合わない。



そして彼の国の通貨は、最近対円でかなり安い。前回の記事にあるとおりだ。
だから・・・そんな間にお買い物♪



やって来ました。



その歴史的経緯から、国の名前が切手に刷り込まれない国から小さなお荷物が。切手代は17ポンド。



Niffi。



英国の分厚いセーターの作り手。肩とひじにスエードが貼ってある。



Niffiのラベル。ヘンなロゴだが、私は見慣れた。



ペタペタとスエードが貼ってあるので、エマールなんかで洗濯出来ないかと思うと・・・



そうじゃないんだ。WASHABLE SUEDE LEATHER。



本当にシッカリしている。



信頼の杖のマーク(右端)。識別番号までありますよ。



四半世紀は軽く着られるセーター。下の画像の茶色いのがそれで、私が持っている中で最も古い。私は冬はこればかり。同じ製品が茶、白、緑、黒に近い茶(ブラック・ウェルシュ・マウンテンという)がすでにあり、今回チャコール・グレーが揃った。



総額102ポンドだから、国内で買うことを思うと遥かに安い。ポンド安の今、お買い物を是非どうぞ♪



そう言えばルーブル(ロシアの通貨)もちょっと余っている。でもこれでは何も買え無さそう。

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円相場もそろそろチョー長期的な転換点?・・・みたいな  だからいっぱいお買い物・・・か?

2012-01-29 11:24:37 | モノ・お金
長年、円は世界最強通貨で、円から何か他の通貨建て商品や金融資産に為替ヘッジせずして投資しても、その投資はなかなか成功しないという時代がずぅーーーーーーっと続いて来た。日本経済はかつては強かったが、平成時代に入り相対的に下落し続け、早くも20数年が経過した。現在35歳未満の日本人は、経済的成功体験というというものを自分やその周囲にあまり見た記憶がない人が多い。物ごころがついた頃から、ずっと下り坂に生き続けているのだ。

それでも円は多くの通貨に対し、長期的トレンドとしては上昇し続けている。「日本はこんなにダメなのに・・・」と日本人の多くが言うが、海外から見ればそうでもなく、日本の経常収支もずっと黒字であり、そうである限りは基調はやはり円高だろう。


【すごい数字 ↑ 出所: Reuters】

しかし、ついに日本も貿易黒字の呪縛から解放されたというか、赤字になったらしい(以前にもそれはあったことだが、定着はしなかった)。経常収支もやがてそうなるのか? もしそうならひょっとして長期的な意味での為替相場のトレンドが、大きな転換点を迎える日が来るのかもしれない。経済界では円高で苦しいと言う声が多いが、じゃあ超円安になったらどうなるか? ガソリン価格なんてすごそうだ。電気料金もすごいだろう。食品価格もすごいことになりそうだ。庶民の生活を直撃!! 

 

【資料: Forecastcht】

上のグラフのとおり、思えば円高は長い道のりだ。40年の長きにわたり続くトレンド。

ブレトンウッズ体制が崩壊したのは1971年、この人(↓)のこの発表から。
この日から1ドルは360円ではなくなったのだ。それ以前は牛肉と言えばひどく高いものだった。外車なんてそうそうなかった。で・・・その後しばらくして本格的変動相場制に入った。



当時私はまだ小学生だったが、このニュースはよく覚えている。私の父の職業は金融関係だったのだ。そして当時の私の同級生の女の子のお父さんも同業で、しかも偶然その子のお父さんと私の父はビジネス上つきあいがあり懇意だった。両方の親が忙し過ぎて、二人で「今年の夏休みは親に旅行に連れてってもらえないね」なんて、話していた記憶がある。

最近では特に安いのはユーロ。というか昔に戻った感じだ。ユーロは一旦でたらめに上昇し、その後ブーメランのように戻って来た。1ユーロが今は100円の前後をウロウロしている。ポンドっだって安い。こんな時は欧州に旅行に行くか、欧州製品を買うか、欧州に投資すればいいしそれが楽しい。
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イングリッシュ・セターが希少種になるかもしれないという話

2012-01-28 13:43:56 | ペット
数日前のこと、英インディペンデント紙の記事に「イングリッシュ・セターが絶滅の危機」といった内容のものがあった。



何年か前、あれはアイリッシュ・セターの茶々之介が我が家に来る前のこと。犬のことなどあまり詳しくはないある英国人に私は「アイリッシュ・セターが飼いたいんだ。日本ではイングリッシュ・セターのブリーダーよりもアイリッシュ・セターのブリーダーの方が数は若干多いと思う」と言ったら、「えぇ~っ? イングリッシュ・セターって聞いたことがない! どんな毛色?」と言ったので、私はかなり驚いた。

ジョーカーはシャンプーされたくないらしい・・・



インディペンデント紙の記事の元ネタは、ケネル・クラブの発表である。ケネル・クラブのロゴはこれ。 定冠詞Theがついて国名がないケネル・クラブのロゴなんて、英国のそれに決まっている。The Zooでロンドン動物園なのと同じ。彼の国の切手には国名が入らないことも同様。



下の情報がそれだ。それによれば昨年同クラブに登録されたイングリッシュ・セターの個体数はわずか234に過ぎない。前年から比較しても激減している。あるブリードをうまく維持してゆくためには、最低でも年間300頭くらいが登録される状況が必要とされるらしい。したがってインディペンデント紙にこうした記事が出ることになったのだ。

英国原産の犬種の登録は減少傾向にあり、一方で(英国人にとって)あまり一般的過ぎずかつエキゾチックな種の登録が増える傾向にあるらしい。チャウチャウやパグなんてのも増えているとか。



イングリッシュ・セターは英国でも非常に古い歴史を誇る犬種である。日本では登録数がかなり少ないため、イングリッシュ・セターを実際に見かけたことのある人は少数派だろう。是非、あの毛とパターンの美しさを見てもらいたいものだ。

そもそも純血種の犬というものは、動物学的にはやや問題もある人為的で作為的な生物なのだろうけれど、長年親しんで来たものには愛着もある。だから絶滅危惧となると、少々心配だ。


【資料:freeextras】

数年前、讃岐からわざわざ鎌倉の拙宅まで、カイザー君(下の写真)というイングリッシュ・セターが来てくれたことがある(残念ながら私は不在)。カイザー君がひとりで来たわけではなく、正確に言うとそのパパとママが連れて来たのだが。



因みに我が家にいる赤犬、アイリッシュ・セターの登録数はどうなのか? 他犬種はどうなのか? と気になったので、この英国ケネル・クラブの統計を見てみた。

グループ別登録数がこれだ ⇒ http://www.thekennelclub.org.uk/download/12490/quartstatsallgroups.pdf
年間25万頭くらいの登録があるが、その最大勢力はなんと!「ガン・ドッグ」のグループ。さすが、お国柄である。

喜べ、君の同志は数多いぞ!



では「ガン・ドッグ」の登録数内訳を見よう ⇒ http://www.thekennelclub.org.uk/download/675/quartstatsgundog.pdf
ん~~ダメだ。茶々之介君、君の仲間は負けだ。年間わずか1000頭前後の登録数のようだ。ラブラドールやコッカー・スパニエルあたりは、その十倍も二十倍もあるぞ。
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Tajine de Kefta 鶏肉編 @七里ガ浜自宅厨房  Bach:パッサカリアとフーガ を大音量で♪

2012-01-27 06:12:28 | 食べ物・飲み物
これで何度目か? タジン鍋のケフタ(ミートボール)でTajine de Kefta。



ちょっと作り方を自分好みに変えたい。

茶々之介君、お手入れをされている最中。「やだやだやだ・・・」



「もう我慢できない。やだやだやだ!」



・・・一方キッチンでは、大音量でパッサカリアとフーガを流しながら、新たな試みが開始されていたのだった。

フル・オーケストラに編曲したものはオーマンディ&フィラデルフィアの演奏が有名(ウチにあるCDはそれ)だが、これはちょっと別物。これもなかなか良い。



BBCのPromsである。重厚な演奏に、これから始まるスパイス調合に向けての私の並々ならぬ決意と深い苦悩が上手に表現されている(?)
・・・これでも私はスパイスの種類選択や量や割合について、事前のプランニングだけで考え込むこと30分ほど(ウソ)。

いつもの仲間。クスクスとタジン。



材料をただ並べるだけで、キッチンにすごいニオイが広がる。



本日は鶏ミンチを使う。本来はヤギなりヒツジなのだろうけど。私はいつもミートボール部分に濃く味をつけ、煮込みスープをアッサリ気味につくっているが、今回は鶏肉を使いそこにスパイスだけでアッサリ&スパイシーに仕上げ、煮込みスープ側をこってり&スパイシーにしたいと思う。



ニンニクたくさん。



ショウガもたっぷり。



香菜をどんどん使う。



鶏ミンチにタマネギのチョー細かなみじん切り、ニンニクとショウガを大量のすり潰したもの。さらにスパイス類。クミン、パプリカ、コリアンダー、チリペッパー、カレー粉(塩分あり)。



これがスパイス類。



たまらない、ニオイ。お手入れから解放され、キッチンで食の瞑想にふけるワンコ。
「ドッグフードにクミンとクローブをかけてほしい・・・」



彼もバッハがかなり好きだ。

香菜のみじん切りもゴソッと加える。



ボール状に。



小粒新ジャガを小さく切る。そしてレンジで蒸す。



ミートボールを焼く。弱火でじっくりと。



油がにじみ出る。すごいニオイなのだ。



このあたりでパッサカリアとフーガが終盤の最高潮に達する♪ 大音量なのである。



ニンニクのみじん切りをオリーブオイルで熱し、タマネギのみじん切りを炒める。タジン鍋は弱火が基本。ゆっくりと。そこへホールトマト缶を全部ぶちまけ、クミン、コリアンダー、パプリカ、チリペッパー、カルダモン、クローブ、コショウを入れる。



ブイヨン・キューブを加えるて軽く煮込む。クレイジーソルトも入れてしまう。



グツグツと弱火で、煮続ける。



なんたって、これを。アリッサ。



そしてさらに煮込む。



蒸したジャガイモを入れる。



肉の焼けるニオイに、「食の瞑想」から目覚め、たまらず肉を覗こうとするワンコ。でも何ももらえない。



しかしもっと彼が好きなものが・・・



バター! これをドサッと加える。酒も少々入れる。



すでに焼けているミートボールをタジンに入れる。



さようならーーー。あとはタジン鍋におまかせ。



合い間にクスクスを作ろう。こちらにも大量のバターを使う。



世界一おいしい飲みモノを飲みながら作る。



プクプクと吹いている。



煮上がったら
タマゴを入れて、余熱で蒸らせば完成だ!!!! 香菜をちょっと散らそう。



うまそうでしょ?



野菜類がトローリとおいしい。毎日でも食べたい。うーーむ、鶏肉のあっさり感にスパイスが効いているし、煮詰まったスープはバターやブイヨンが効いてかなり濃厚、かつ相当にスパイシー。狙い通りでR。



クスクスの炊きあがりも最高だ。バターを溶かし込み、リッチな香りでR。



スパイスの効いた食事の後にはチョコを! 長時間の調理で疲れ、スパイスで汗かいて疲れ。楽しいスパイス料理でR。

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茶々之介君は久しぶりに鎌倉の広町の森に行ってウキウキ♪

2012-01-26 00:00:09 | ペット
とーちゃん、たまには行ってみたいよ。七里ガ浜の住民とそのワンコにとっての聖地、広町の森。保護された森。



むむむむ。近づいている。



ますます近づく。もうたまらない。



だはぁ~、うれしいわんわん! (これ、かなりうれしいお顔)



とーちゃんと山登り。 
その時が二人のぉ~ 旅の始まりぃ~ ひとりじゃないってぇ~ 素敵なことねぇ~♪



二人で行くってぇ~♪ ステキなことねぇ~♪
(声援 by 男の子の集団: 真理ちゃぁ~~~ん!!)

我が七里ガ浜住宅街の西端にある、広町の森への入口。彼はこの先の道が楽しいことをよく知っている。
「ここ、行きたい。何が何でもここ行きたい。行かないと帰らない」と譲らない態勢。



どんどん勝手に上がっちゃう。



まずはトイレ。



ビニール袋で処分。健康なウンチ。



なんだ、とーちゃんも万全の足回り。とーちゃんも最初から広町の森へ行きたかったんでしょ?? 素直じゃないなぁ。



そんなことなさそうだけど、止めましょうね。こういうところに入り込むのは。



さあ、分かれ道。



しかし大桜を見るのは春にしましょう。



登るのは諦めて右へ。



かぐや姫伝説。竹じゃないけど。



ここは右へ。左の石切場も歴史的に価値ある場所だが。



早くも下りへ差しかかる。



もう終わりか。



あぁ~終わっちまった。鎌倉山の住宅街の西端に出る。



降りましょう、七里ガ浜住宅地へ戻りましょう。



ここも大好きな道。



からみつく枯れ草。



ウッディなお宅に大きな欅の木。



帰るとブラッシングが大変だ。



激しくも短い山登りが終わった。
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節約の王道は小さな冷蔵庫(か?) 鶏肉のフォー  徹底した削ぎ落とし家計

2012-01-24 00:00:11 | 食べ物・飲み物
年末に購入した小さな赤い冷蔵庫。ドアが2つなのがいい。そして小さいということがいい。人を経済的にさせるのだ。



リンボウ先生にも教えたい。著書に1項目を加えよと。「小さな冷蔵庫を買う」という1項目を。



冷蔵庫内のスペースが小さいと、その家では必要度の高いモノしか買えなくなる。小さいがゆえに、冷蔵庫の中を整理整頓せざるをえなくなる。すると冷蔵庫の中に入ったまま、奥に埋もれて結局使われずに腐り、捨てられる材料がゼロになる。当然ながら、ダウンサイジングな家庭は電気代も節約出来る。そうした感覚がつくと、ますます「冷蔵庫に今日残っているモノ」で「何も買わずに何かを作ろう」という気になるものだ。節約は美徳という領域を脱し、趣味の段階へ。



これ(↑)は妻の好きな整理ボックス。こまめである。100均の商品。奥までモノを入れても、サッと取れる。

これ(↓)もそう。マヨネーズとケチャップをさす。



これは完全に廃物利用。Perrierのボトルを半分に切った、なんともオシャレ(?)なショウガ&カラシ&ワサビのチューブさし。



こうしたところは、男よりも女がこまめである。私からは生まれない発想だ。

で、久しぶりに鶏肉のフォー。



安いベトナム製乾麺を買っておけば、あとはありきたりの材料で完成する。格安で寒い日に最高。



鍋二つ。右は麺を茹でる。左はスープを作る。スープは水と中華鶏ガラスープの素とコショウと砂糖とナンプラーで出来ている。最後にレモン汁をしぼるが。



今回のはモヤシ、香菜、細ネギ、タマネギ。それに鶏のササミ。一味を入れた。何も変わった材料はないでしょう?



ビーフン同様に米の麺はうまい。



麺と具を少し食べたところで、また残ったスープを加える。それも全部飲む。暖まるし、腹いっぱいになる。で、安い。



わずかなお金もハトの餌などに使ってはいけない。この歌にもあるとおり銀行に預ければ半年複利でグングン増えて、それはアフリカの鉄道やナイル川のダムや・・・香しい紅茶のプランテーションにも・・・なった。20世紀初頭くらいまでの英国では。これ、子供には少々難しい用語がたくさん出て来るおかしな歌だ。私がこの映画を生まれて初めて見た時、銀行というのはなんと気持ちの悪いところかと思った。



Tuppence, patiently, cautiously trustingly invested in the, to be specific,
In the Dawes, Tomes, Mousely, Grubbs Fidelity Fiduciary Bank♪ 
わずか2ペンスでもとにかく節約に努めましょう。人それぞれのスタイルに応じた賢いお金の使い方を。



何も新たには買わずに今冷蔵庫の中にあるモノで作れ、とはリンボウ先生著「節約の王道」にある条件のひとつ。そんな時、私が頼るのがこれだ。和風炒飯。具材は何でもいいが、野沢菜の炒め、細ネギ、チクワ、シラス、タマゴ、七味、塩、コショウ、ゴマ油、醤油、ご飯。腹は膨れるし、美味しいし、安い。
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七里ヶ浜ガーデン閉店

2012-01-23 00:05:39 | あちこち見て歩く
七里ガ浜唯一の園芸店、七里ケ浜ガーデンが閉店する。



私が七里ガ浜に住むようになってから5年が過ぎた。早いものだ。引っ越して来た当初、何もなかった庭のために、庭木や生垣全部を購入したり芝生を頼んだりしてからのご縁で、それ以後ずっとお世話になって来た店だ。



その後も肥料や、庭木の支柱や剪定の仕方や、薬品のことなど、いろいろなことを教えてもらった。目土や腐葉土や植木鉢に植える花もいつもここで買っていた。



閉店は、私としては非常に残念だが、これも店長の選択だから仕方ない。



店長とスタッフの皆さん、お元気で。

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ベタに鎌倉なブログを目指す(2) 半僧坊から亀ケ谷坂経由 OSHINO(フレンチ) + 紀伊国屋鎌倉店

2012-01-22 00:00:13 | あちこち見て歩く
ザ・カマクラ。連続記事の後半が始まるぞ。私達夫婦がいるのはまだ建長寺の最奥、半僧坊。

富士山がよく見える。



正に富士見台。そのままやん。



カラス天狗がいっぱい。半僧坊というのは歴史的には新しい。不思議な場所である。



こちらは鼻の長い天狗。天狗が持っている団扇は、あちこちでデザインに使われている。



ほらね。ここにも。



天狗鈴を売っていたが、私達は買わなかった。



ここで頂いたものは、病気からの厄除けと、交通安全のステッカーである。後者は後で画像が出て来る。

こんなサービスもあるぞ。ダウンロードお守り。



登りも大変だったが、降りるのも大変な半僧坊。脚がガクガクする。



ちょっと急すぎませんかね。



歩いて歩いて、建長寺の門のところまで帰って来た。ここで「巨福」と書いたカッコいいシールを買う。これも後で画像が出て来る。



建長寺の外へ出た。坂を登る。とても閑静な住宅街。



クルマも通らず(通り抜け出来ない)、人も少なく、歩きやすい通り。両側は上品で静かな家並みだ。



どんどん進むとこれもまた切り通し。鎌倉へ陸路で入る切り通しとして歴史的に重要なもののひとつ、亀ヶ谷坂である。



説明を読む。これを下って、鎌倉の中心部へと入って行くことになる。



岩山をくりぬいたトンネル。このトンネルが入口となっていて奥にはシャレたマンションが建っている。いかがですか?鎌倉駅も北鎌倉駅も徒歩圏内。交通至便な物件。環境はチョー良好。岩のトンネルがヴァリュー(?)。



扇ガ谷の静かな住宅街へ。鎌倉住まいの「それらしさ」を味わうならココ!と秘かに私が思っている住所。



日本らしさから転じてなぜかOSHINOへ。扇ガ谷にあるカジュアルなフレンチで、とても人気のある店だ。オーナー・シェフは星野さん。修業中のフランスではHOSHINOと名を書いて、皆から「オシノ」とばかり呼ばれ、その後それがすっかり気に入り、日本でも「オシノ」という名前で店を出したがHOSHINOと綴ったら皆が「ホシノ」と読んでしまったので、敢えてOSHINOにした・・・のか??



ランチでも予約して行った方がよい。ひとりならいきなり来てもカウンターで可能かな(?)。我々は予約なしで行ったが、12時ちょうどくらいという時間にもかかわらず、入れてしまった。その後すぐ満席の看板が出たが。



ランチはAコースの2,100円から。前菜1皿とメイン1皿。もうちょっとお金を出すと、Bコースでと前菜2皿とメイン1皿。Aコースから比較すると1,000円ほど高くなるが、Cコースになると、前菜1皿とメイン2皿。アラカルトで注文した場合と比較すると、高額なコースほど割安感がある。だからCを注文したくなる。しかしお酒を飲んだりするなら、量的には私ならAで十分なのでジレンマに陥る。尚、コースにはパンとコーヒー(紅茶もあり)がつく。



結局はAコースにする。

雰囲気はとてもカジュアルなレストラン。
まずはカヴァをもらう。散々歩いた後なので、ガスの入った冷たい飲みモノが有難い。すきっ腹で早目に酔い始めそう。



建長寺で入手した「巨福」のシール。いいでしょう? 地名だけれど、めでたい字ですなあ。これを後で額に入れて飾ることにする。



こちらは建長寺最奥部半僧坊の交通安全ステッカー。天狗の団扇のデザインでシャレている。



パテ・ド・カンパーニュ。本当にカンパーニュな厚切り。ボリューム感いっぱい。ドッシリ来る前菜である。野菜は大ぶりな酢漬け。



女性の1人客も2人見た。男の1人客はなし。リピーターが多そうな店だ。観光客のグループもいる。お客の観察は面白い。

こちらがメインの牛ホホ肉の赤ワイン煮。大きな肉の塊だ。なんともシッカリ味つけされ、お肉がプルンプルン♪。噛むと繊維がボロロッと崩れるように切れる。歯は要らず、舌でも崩せるくらいだ。この甘みはいったい何なのだろう? 多くの人が「おいしい」と思うことだろうなあ。スズキのポワレにもかなり心惹かれたが、注文はしなかった。また次回ということで。この牛ホホ肉は文句なし。



世の中不幸な経済サイクルに陥っているのでフレンチも安く簡単なモノが多くなり、誰もがそれを食べるようになり、客は相応な金を出さずしてなぜか「コース料理」を求め、それに応じようと努力するレストランが多くなった。しかし結局多くの客は「コスパが悪い」などと文句を言い、レストラン経営者側は「そんなの無理に決まっているだろが!」と毒づく。

というわけで客も店も双方不満という状態になっている場合が多いのだけれど、こちらはかなり双方満足度が高そう。シラーを飲みながら牛肉を食べている。昼間っからすっかり出来上がり。楽しいランチ。



なぜかカウンターに、ドンと置かれたマック。これで音楽をコントロールしているらしい。



腹いっぱいで酔っぱらって、紀伊国屋へ。



食料品の買いモノを持って江ノ電鎌倉駅に。観光客が多い。



自宅に戻る。香菜、フォー、カンパーニュ。



「巨福」のシールは、このように飾られた。すごく良いと思っておりますが・・・。



いかにも鎌倉らしいブログ記事はこれで終了。いかがでしたか? たまにはいいでしょ? 鎌倉市民によるベタに鎌倉な鎌倉観光案内的ブログでした。
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ベタに鎌倉なブログを目指す(1) 巨福呂坂を抜け建長寺半僧坊へ

2012-01-20 00:00:59 | あちこち見て歩く
このブログについて「タイトルに「鎌倉」の字があるのに、内容には鎌倉らしさがあまり感じられない」とお感じの方もおられよう。そこで今回はどっぷり鎌倉に浸ってみよう。実は、そんなことは簡単。鎌倉は寺や神社だらけ。それを載せればスグに記事になる。



妻と私は自宅を徒歩で出発し江ノ電稲村ケ崎駅へ。ご覧の画像は駅前の踏切。画像のとおり、サーファーが往来する場所だ。ここから妙に運賃が高い江ノ電に乗って鎌倉駅へ。210円も運賃を支払うが、江ノ電は超ノロノロと走りアッと言う間に鎌倉駅に到着。運賃、高くない?



鎌倉駅東口を出たら小町通りを素通り。北上する。



八幡宮も素通り。本日はそんなところに用はない。その西側を通る。歩道が狭い。ちょっと嫌になる。



やがて巨福呂坂(こぶ(ふ)くろざか)にさしかかる。この先には小袋谷なんていう、字違いの地名もある。円覚寺や建長寺のある北鎌倉駅と市の中心部である鎌倉駅を結ぶ道なので、ここを大量の観光客が歩き回る。巨福呂坂は大昔から、外から陸路で鎌倉へ入るための代表的切り通しのひとつ。大昔の切り通しは少々異なるところに位置するらしいが。



巨福呂坂洞門。トンネルみたいに見えるが、切り通しの雰囲気を残すため上をくりぬいてある。



中の照明。月と星の組み合わせは好きな図柄だが、場所柄を考えると、なんだかヘンなデザインだと思う。



トルコの国旗を真似たのか?



着いた。疲れた。でもここからがもっと疲れる。
これが鎌倉五山第一位の建長寺。この中は奥深い。意外と静寂の世界。この中に住む一般の人もいる。実際かなり昔、不動産屋さんに(物件としての)家があると言って私は案内されたことがある。



巨福山。何かが違うと感じたが、「巨」という字に「・」があり、かつ他の2文字より少々小さい。



しかしいつ見ても、立派な眺め。浄妙寺の屋根と並び、この建長寺の屋根もカッコいいと思う。



「墓地分譲中」の看板あり。どうですか、あなたも? 建長寺にお墓を。石屋さんに連絡すれば簡単に買えますよ。



私は墓は不要。「葬式不要、墓不要、戒名不要。違法にならない間なら自然葬にしてくれ」と私の遺言状に書いてある。しかしそのうち墓が増えすぎて、墓を作ることの方が違法行為になるかもしれないが。東京都はすでに不足しているらしい。

建長 (改行)
興国 (改行)
禅寺

これは普通だ。



しかしなんだかこれは改行がバランス悪いように思うが、そんなことはないのだろうか。



藝術的木組み。しばらく見とれる。



広いので大変。しかも奥深い。



仏殿の前のビャクシン。樹齢700年だとか。すごい木である。生垣にされることが多いカイヅカイブキのお化けみたいだ。



仏殿の前はお香のニオイが漂って心地よい。



私達が向かうのは画像で言うと、左斜め下の方角の半僧坊。建長寺の一番奥である。その先の天園ハイキングコースに行く時間は今回はない。



どんどん奥へ向かう。いい加減疲れて来る。



建長寺で最初に払う拝観料300円はなかなか価値がある。途中は左右に「ナントカ院」「カントカ院」がいっぱい。キレイに清められた景色を左右に見ながら、有難や有難や。いっぱい有難や。



達磨大師。マグマ大使のような響きだ。これは最近中国から贈られたものらしい。後は深い竹林である。



さあ、いよいよ半僧坊が近付いて来た。真っ直ぐ行くのである。つまり、正面の急斜面を登るのである。勘弁してほしい。しかしそれくらいしないと有難みがないし・・・。

建長寺は禅寺であり、その境内に入って延々と歩いて来たわけだが、半僧坊に近づくにつれ、オッ!鳥居が。ここらあたりから雰囲気が少し変わるのだ。寺ではなく神がかりな雰囲気に。



うぅ~~石段の登りはきつい。有難や有難や。



昔々、この石段改修にお金を出した方のお名前がある。嶋崎さん、あなたは偉かった!



ずっと登る。ぶひぃ===☆



何十年も前に、半僧坊に寄付をされた方々のお名前とその寄付金額が書いてある。
そこに書いてある金額を読みながらぜーぜー言って石段を登ると、徐々にリアリスティックな有難みが増して来る(ような気がする)。「自分もお金出そうかなぁ~」なんて気にさせるシステムで、なかなかよく出来ている。実際、祈祷をしてもらうのに、そのレベルに応じた御祈祷料表みたいなものも掲示してある。有難や有難や。

 

ほぼ到着。カラス天狗がいっぱいだ。



横顔がなかなかハンサム。



天狗は、毎日鎌倉の山を見て、さらにその向こうの相模灘も見ておられる。



ほら、相模灘。鎌倉らしい風景画像に満ち満ちた、ベタに鎌倉な当ブログ。



鎌倉って、いいところざんしょ? 

*************** 【すごい画像数だったが、話はまだ半分。次回に続く】 ***************
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クルマがリコールされた経験

2012-01-18 00:00:09 | クルマ
さらにクルマの話。
私が乗るクルマの販売会社からリコールの知らせが来た。



別に、命に係わりそうなクリティカルな問題ではない。前のライトの反射鏡の部品に不具合があって、そのまま使っていると光が正しい方向を射さなくなる可能性がある、というものだ。面倒な問題ではあるが、たいしたことではない。

クルマにリコールはつきものだ。しかしその内容によっては、メーカー側が「問題があるけど、リコールしようかどうしようか・・・」と悩み、対応を遅らせていると、少し前の米国でのトヨタみたいな大変な話になることもある。



米国車には苦い思い出がある。
ブライアン・アダムズのヒット曲をどうぞ♪



リコールについて、過去にかなり危険な経験があるのだ。私が乗っていた米国車がリコールされ、早々とリコールに応じて修理してもらったにもかかわらず、その修理が不完全であったため、その箇所がその後致命的な故障を起こしてしまった。



↑と↓の二つの画像は国土交通省のHPの画面。私が当時乗っていたクルマと同型車種のリコール理由が説明されている。「不具合の状況」にあるとおり、車輪を固定し支える部分が腐食し、車輪が抜け落ちる可能性があったのだ。まるで三菱ふそうトラック事件のような話である。実際、私のクルマがそうなった。ある時突然右前輪がブラブラとぶら下がったような状態になり、あたかも大きな穴にでもはまったかのように、道路上で右前に傾いた。



ハンドルが効かないので、前進も後退も回転も出来ない。目の前のコンビニのご好意で、そこの駐車場にクルマを押し込ませてもらい、レッカー車が来るのを待った。クルマ整備工場のオヤジからは、「高速道路なんかでなくて良かったな。これ、高速だったら横転するよ。後からダンプでも来たら追突、即死だぜ」と言われた。

↓の画像のクルマだ。チェロキーである。とてもポップなデザインで、アメリカンな特徴を多くもっている楽しいクルマだった。クルマというのは文化だと感じた。ガソリンをやたら食う3700ccのエンジンを積んでいて、アリゾナかワイオミングかどこか米国のド田舎でだけテストされていて、都心の渋滞なんてことをまったく想定していないのではないか?



その時保証期間は過ぎていたが、当然無料でディーラー側がメーカーの負担で修理してくれた。というわけで、「リコール」というと私はビビビッと反応する。「死ぬかもしれない!」と思うのである。

画像は今の私のクルマの計器類。現代のクルマにしては、非常にシンプルなので気に入っている。いろいろと計器類が煩いのは苦手だ。長く乗ろうと思っているが・・・。今のところたいしたトラブルはない。



安全は大事。建長寺半僧坊に守られて。

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