音楽の喜び フルートとともに

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未病

2015-08-21 23:07:43 | 哲学

山城の里山の杉林。

東山魁夷の絵のようでしょ。
花粉症のもとですが・・・目に見えないほどの微細な粒子が悪さを引き起こすのです。
今の脅威は、姿形がなく、小さな粒で少しづつやられて、気がつけば病が進んでどうしようもなくなるものが大半です。
昔から比べれば、確実に手は打ててよくなってきています。姿形のあるものは、叩かれて減って来て、無いものが残ったという感じです。

世界は高齢化して、人間は年をとってもどんどん健康で、いろんな能力を伸ばせる可能性を持つことがわかってきました。

実際に、平均年齢を100年前と比べてみると、その結果にびっくりします。

医学の発展もあるけれど、それ以上に予防ができてきているということ。
栄養学、食べ方、暮らし方など、日々の生活の知識の量が大きく、それを実践している人が多いということ。医療保険を使うのは、若い人は風邪くらいで、病気になって使い出すのが50才代、60代ということからも、予防によるところが大きいことがわかります。

目に見えないものが残ったということは、ここからが、知識と感覚、感性の出番。
自分の身体の中の声に耳を傾け、感覚を研ぎ澄まし食材を選んだり、楽しんで食事をしたり。

ベタですが、チベット医学では、貪欲・怒り・無知・放漫・妬みの感情を持っていることが、すでに病いだと考えるそうです。精神も健康であることが大切。

私は音楽を通して心身ともに磨くつもりです。好きなことを楽しんで、みんなで元気で長生きしましょう。