夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『シャドウ・イン・クラウド』

2022年04月15日 | 映画(さ行)
『シャドウ・イン・クラウド』(原題:Shadow in the Cloud)
監督:ロザンヌ・リャン
出演:クロエ・グレース・モレッツ,ビューラ・コアレ,テイラー・ジョン・スミス,カラン・マルヴェイ,
   ニック・ロビンソン,ベネディクト・ウォール,ジョー・ウィロコフスキー,バイロン・コール
 
なんばパークスシネマにて、『女子高生に殺されたい』の次に。
時間がかぶっている超効率のいいハシゴだったので、最前列端っこを予約しました。
本編が始まる寸前に入場したら、最後列中央にお客さんあとひとりだけ。(^^;
 
鑑賞者のレビューを読むと、真っ二つに分かれています。
B級というのもあつかましいほどの駄作だという意見もあれば、絶賛する声も。
駄作だという人の気持ちもわかりますが、私は好きですねぇ、これ。
ほんと、あり得ない。バカバカしすぎて絶対憎めない。
 
なんと日本語のアナウンスで始まるニュージーランド/アメリカ作品。
 
第二次世界大戦下、1943年のニュージーランド。
女性兵士モード・ギャレット空軍大尉は、B-17大型爆撃機フールズ・エランド号に乗り込む。
彼女のことを何も聞かされていなかった男性乗員たちは怒るが、
四角い鞄を手にしたモードは、中身は最高機密であることを証明する書類を見せ、
かつ、決して開けてはならないことを乗員たちに言いつのる。
 
狭い機内に彼女が座るようなスペースはないと、下部砲台の銃座に押し込められ、離陸。
通信機越しに彼女を揶揄する男たちの下品な会話を聞かされて辟易。
 
ところが航行中、モードの目に日本軍の戦闘機が映ったばかりか、
見たことのない生き物が翼に張り付いていて……。
 
登場人物はモード役のクロエ・グレース・モレッツと乗員たちのみ。
最初の飛行場と最後の不時着場所以外はすべて機内の映像だから、すごく安上がり。
その割にエンドロールが長かったのはなんででしょ!?
同じ名前が何度も出ていたような気がしなくもない。ひとりでいっぱい仕事したとか?
 
もう絶対あり得ない(笑)。
誰もがおとぎ話だと思っていたグレムリンが現れて大変なことに(笑)。
すっげぇ恐ろしいツラ構えなんですよ、そのグレムリンが。
戦うクロエ・グレース・モレッツの姿の頼もしいことといったらありません。
グレムリンに持ち去られそうになった鞄を奪還するため、
高度2500メートルの空へ出て平気とかもあり得ん。あり得ないから笑ってしまう。
 
鞄の中身が何だったのかだけは書かずにおきます。
クロエ・グレース・モレッツのたくましい腕を見られて満足です。
大人になったねぇ。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする