夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『X エックス』

2022年07月14日 | 映画(あ行)
『X エックス』(原題:X)
監督:タイ・ウェスト
出演:ミア・ゴス,ジェナ・オルテガ,マーティン・ヘンダーソン,ブリタニー・スノウ,
   オーウェン・キャンベル,スティーヴン・ユール,スコット・メスカディ他
 
「往年のホラー映画へのオマージュとエログロ描写満載」って、
もう絶対、私が無理なやつじゃないですか。
これはスルーしようと思ったのに、恐怖心に好奇心が勝ってしまいました。
 
しらふでは怖すぎるから、『ヘレディタリー/継承』(2018)のときと同様に、
酔っぱらってから観ることにして、TOHOシネマズ梅田で21時からの回を予約。
北新地でひとりディナー、ワインをボトル1本空けたら酔っぱらいすぎた。
ほとんど寝とったっちゅうの。(^^;
 
舞台は1979年。『ブラック・フォン』とほぼ同年代だから、雰囲気は似ています。
 
アメリカ・テキサス州
一流のポルノ女優になることを夢見るマキシーンは、プロデューサーのウェイン、
学生監督のRJ、録音スタッフのロレインなどと共にロケ地である農場へ向かう。
『農夫の娘』と題したポルノ映画を撮ることが目的だが、
農場主のハワードとその妻パールには滞在理由を明らかにしていない。
 
この時点で私が思い出したのは、『プライバシーゼロ 秘密ライフ』(2000)でした。
AV(アダルトビデオ)のロケ地の貸主が事情を知らない点が同じというだけなんですけど。
しかし本作にそのような楽しさがあるはずもない。
人里離れた不気味な屋敷の不気味な老夫婦ハワードとパール、特にパールがとても怖い。
 
が、酔っぱらいすぎた私の意識がはっきりしていたのはこの辺りまで。
気がつくと爆睡していて、たまに目が開くと誰かがぶっ殺されている(笑)。
沼だか湖だか知らんけど、誰かがワニに引きずり込まれて食い尽くされているところとか、笑った。
 
思うに、推定80歳の老女の顔が老けメイクっぽかったのも私が覚醒できなかった理由だと思われます。
何度も書いているように本当に苦手だから、老けメイクが。
 
と思って調べてみたら、ほら、やっぱり老けメイクだわ。
パール役の女優の名前がどこを探しても書かれていないのは、
マキシーン役のミア・ゴスがメイクを施して一人二役を演じているからですと。
なんか不自然なんですよねぇ。
私だけなんでしょうか、特殊メイクというものにここまで違和感を抱くのは。
 
が、まぁ、老人にはこんな恐ろしいことでけんと思うのが普通ですから、
“ドント・ブリーズ”シリーズといい、本作といい、ジジババをナメたらあかんぜよということで。

 しらふで本作をご覧になった方、どうでしたか。

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