夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『GHOSTBOOK おばけずかん』

2022年07月29日 | 映画(か行)
『GHOSTBOOK おばけずかん』
監督:山崎貴
出演:城桧吏,柴崎楓雅,サニーマックレンドン,吉村文香,神木隆之介,新垣結衣他
声の出演:釘宮理恵,杉田智和,下野紘,大塚明夫,田中泯他
 
時間はあるといえばあるのに劇場に足を運ばないなんてあり得んと、
這うようにして109シネマズ箕面へ。
11回目の『トップガン マーヴェリック』の鑑賞後、本作のレイトショー。
 
なぬっ!? 客は私ひとりなの!? 今年6度目の“おひとりさま”
先週末に公開になったとこ、ガッキー出演、星野源主題歌歌う、
なのにこんな客の入りでいいのかしらん。
 
原作は人気の童話シリーズだとか。
おばけの特徴や対処法を紹介する図鑑って、聞くだに楽しそう。
きっと大人が読んでも楽しかろうと思いますが、この映画版はどう見ても子ども向け。
退屈でたまらず、他に客がいないのをいいことに姿勢を変えまくって耐えました。
山崎貴監督は確か以前「映画は売れてなんぼのもの」とおっしゃっていたかと思いますが、
だったらもう少し楽しませてほしかったなぁ。
 
東京で職を失い、祖母の紹介で田舎の小学校の臨時教員となった葉山瑤子(新垣結衣)。
資格を持っているとはいえ、実は教職に就くのは初めてのこと。
やる気と自信のなさを生徒たちに見透かされ「とりま先生」とあだ名をつけられてしまう。
(「とりま」をご存じない方のために一応ご説明しますと、「とりあえず、ま」の略です。)
 
さて、瑤子が受け持つクラスの仲良し3人組、
坂本一樹(城桧吏)と工藤太一(柴崎楓雅)、飯田サニー宗佑(サニーマックレンドン)は、
ある晩、そろって不思議な体験をする。
白い布をかぶったおばけが枕元に現れ、どんな願いも叶えてやるから、
謎の古本屋へ行って『おばけずかん』を探せと言うのだ。
 
3人とも夢だと思っていたが、これは夢なんかじゃない。
同じ願いを持つ彼らが古本屋を訪ねると、確かに『おばけずかん』がある。
そのとき怪しげな店主(神木隆之介)から突然声をかけられて、
驚いた3人が慌てて古本屋を飛び出すと、異世界に迷い込んでしまった様子。
3人を追いかけてきた瑤子先生も巻き添えを食らう形で一緒に来てしまい……。
 
3人の願いというのが、事故に遭って入院中の橘湊(吉村文香)を助けること。
想いを寄せる女子の無事を願うというのがけなげだったりするのですが、
何がこうも退屈な気分にさせるのか、申し訳ないけれど学芸会でも見ているようで。
もともとCGキャラと実写キャラの両方が登場する作品はあんまり得意じゃありません。
たぶんそのせいで冷ややかな目になる部分が大きいのでしょう。
 
つまらん、退屈、帰りたいと思いつつも、一樹のそっくりおばけに笑ったし、
ラスボス=ジズリを担当する田中泯の声はやはり素晴らしいと思いました。
んで、最後の瑤子先生の決意表明のシーンは少し泣いてしまった。
結局泣いとるんかい!っちゅう話ですけどね。(^^;
 
完全に子ども向けで〜す。

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