夜な夜なシネマ

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『グレイマン』

2022年07月25日 | 映画(か行)
『グレイマン』(原題:The Gray Man)
監督:アンソニー・ルッソ,ジョー・ルッソ
出演:ライアン・ゴズリング,クリス・エヴァンス,アナ・デ・アルマス,ジェシカ・ヘンウィック,
   レゲ=ジャン・ペイジ,ダヌーシュ,アルフレ・ウッダード,ビリー・ボブ・ソーントン他
 
Netflixオリジナル作品で、先週末から配信開始。
先行して先々週から劇場でも公開中なので、劇場鑑賞しようと思っていましたが、
なんとなく出かけるのが億劫になり、おうちでシネマ
 
原作は2009年に出版されたマーク・グリーニーの世界的ベストセラーシリーズだそうな。
その第1作『暗殺者グレイマン』を映画化したのが本作。道理で続編がありそうな終わり方。
監督のアンソニー&ジョー・ルッソは兄弟です。
 
殺人罪で服役中だった男が、CIAの本部長フィッツロイにリクルートされて、
シエラ・シックスと呼ばれる凄腕の暗殺者になる。
それから年月が経ち、腕を買われて頻繁に任務を命じられていたシックスは、
現CIA本部長カーマイケルの指示により、バンコクである男の暗殺を図る。
 
指示どおり暗殺に成功しかけた折、瀕死の状態のターゲットの男が、
自分はシックス同様にフィッツロイにリクルートされたシエラ・フォーであること、
カーマイケルを含むCIA上層部が汚職に関わっており、その秘密を握っている自分が抹殺されること、
いずれシックスも誰かに殺されるであろうことを告げる。
 
息を引き取る直前、フォーはシックスに秘密が保存されたチップを渡す。
フォーの言うことが真実だと考えたシックスはその場を逃亡。
フィッツロイに連絡を取って経緯を伝え、協力を要請するのだが……。
 
めちゃめちゃ強い、でも窮地にも追い込まれるシックスにライアン・ゴズリング
最初の一瞬この人が黒幕かと思ったけど違ったよ、めっちゃいい人、フィッツロイにビリー・ボブ・ソーントン
CIA捜査官でありながら、シックスを信じて助けるミランダにアナ・デ・アルマス、可愛くてカッコイイ。
そしてカーマイケルの命令でシックスを殺しにかかるソシオパスのハンセンには、
なんと“キャプテン・アメリカ”クリス・エヴァンスが扮しています。嫌な奴すぎる。はよ死ね〜っ!
ハンセンが雇った殺し屋を演じるのがボリウッド俳優のダヌーシュでびっくり。
 
ずいぶん前にブラッド・ピット主演で映画化が検討されていたそうで、
それも観たかった気はするけれど、ライアン・ゴズリングでよかったかもしれません。
ブラピとライアンじゃひと回り以上違いますからね。
そこまでオジサンではないでしょう、このシックスは。
 
冷徹な暗殺者かと思いきや、フィッツロイの姪の護衛をしていたシックスには温かい一面があり、
また、ユーモアにも溢れているから、会話のテンポも良くて楽しい。
面白かったと言えますが、最後がなぁ。冒頭で書いたように、続編を意識しているのかしらん。
もしそうなら早く撮ってくださいねっ。

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