「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

近代土木遺産 ・ 旧福岡県立豊津中学校講堂  「 思永館 」

2013-10-29 00:35:42 | 近代化産業遺産・土木遺産



旧福岡県立豊津中学校講堂 「 思永館 」








































福岡県立豊津高等学校で、旧制時中学代の面影を伝えるこの建物は、
明治35年 ( 1902年 ) の建築とされ、
現存する学校建築のうち福岡県内最古の木造洋風建築として貴重な存在である。

同校は、明治3年 ( 1870年 ) に豊津藩の開いた藩校育徳館に始まるが、
その源流は宝暦8年 ( 1758年 ) 、当時小倉藩主・小笠原忠総が開設した思永斎にさかのぼる。
講堂の建築年代を示す棟札 ( むねふだ ) はないが、
同校の記録に 「 明治三十五年八月二十日新築落成 」 とあり、
昭和38年 ( 1963年 ) まで講堂として使われ、その後は武道場となり、
昭和44年 ( 1969年 ) に現在地に移築された。

建物は正面22.8m、側面14.1mの主屋と車寄せからなり、
主屋の屋根は寄棟造り、浅瓦葺。
車寄せは切妻造の妻入りで、土台はコンクリート布基礎を主体に一部切石積み基礎となっている。
その上に角柱を立てて大壁造りとし、内部柱は優美にイオニア式を取り入れている。
また正面ステージの左右に二本ずつペデスタル ( 台座 ) 上にイオニア式円柱を立てている。

移築の際に車寄せを側面に付け替え、一部に朽損、破損はあるが、
本体はしっかりして保存状態もいい。また、同じ敷地内にある黒門も有名である。
平成元年 ( 1989年 ) に県指定文化財となった。

同校は豊前・京築地方の文教の中心として、多くの俊才を輩出している。
社会主義の先駆者の堺 利彦、夏目漱石の「三四郎」のモデルと言われる元学習院大学長の小宮豊隆、
プロレタリア作家の葉山嘉樹、芥川賞作家の鶴田知也などがいる。
シンガーソングライターの永井龍雲も卒業生で、現在も各地で活躍している。

最近まで現用の建物だったため、卒業生や生徒たちの愛着は深い。




福岡県上陽町の石橋 8 「三川橋」

2013-10-29 00:34:44 | 福岡の石橋



アーチは幅広の扁平な形をしている







アーチの頂部が薄く直接路盤になっている







県道とT字になった場所に架かっている







コーナー部分はコンクリートで拡幅されている







壁石には細長い石が使われている







上横山小学校へ行くための橋になっている







橋の横にある旧上横山小学校







この橋から先は北部豪雨の被害で交通規制が組まれている











所在地 /  福岡県八女市上陽町三川 : 納又川
架橋  /  大正10年
石工  /  和住庄市
長さ   /   8.4m  幅   /  3.4m
拱矢  /   2.1m   径間  / 5.7m
環厚  /   35㎝   
単一アーチ

三川橋は上横山小学校の前を流れる納又川(のうまたがわ)に架かっており、
大正10年頃に出来た橋である。
現在はコンクリートで補強され、アスファルト舗装の下に隠れているので、
石橋だと気付きにくいが、側面から見ると綺麗なアーチを見ることが出来る。



クセになる美味しさ 「 無印良品のレトルトカレー 」

2013-10-29 00:34:15 | グルメ







2、3週間前だと思うが、テレビでレトルトカレーの人気を公表していた。
その1位に輝いたのは、無印良品の 「 グリーンカレー 」 だった。

「 グリーンカレー 」 は、青唐辛子やレモングラスの風味が生きた爽快な辛さのタイカレーで、
カレーペーストを炒めて香りを出し、ココナッツミルクを加えて煮込んでいる。
やや日本人向けではない辛さはあるが、それがクセになりそうである。
スープカレーなのでガッツリ、ドッカリといったボリューム感はないが、
サラリとしたスープが辛く、ブラマヨの小杉ではないが、 「 ヒ~ハ~ 」 だった。
こうして思い出しながら書いていても、汗がじんわりと出て来る。


そして、第2位だった無印良品の 「 キーマカレー 」 は、
なんでも北インドのキーマカレーをお手本に仕上げたものらしい。
鶏挽肉に数種のスパイスを加えた香り高い風味が特長のカレーであった。


第4位の「 バターチキン 」 は、
北インドの定番カレーをお手本にトマトの酸味と甘みを生かした。
バターのコクとまろやかな味が特長のカレーである。

上位独占に近い結果だった無印良品のカレーだが、
並み居るカレーメカーを抑えて上位に支持されるということは、
他社の宣伝力以上に味が上回ったということだろう。
無印良品については、この結果に満足せず、
より美味しくて安価で安心して頂ける食品づくりを目指してもらいたい。