クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

ヤスリとキリ

2009-03-07 06:44:41 | Weblog
お腹が空いたココは、一緒に寝ている布団から抜け出し「ニォォー・ニヲォー」と言いながら、布団の周りを回りながら僕を起す。僕の頭の前に座って、おでこをペロリと舐め「起きてよ。お腹すいた」と言う。ネコの舌は目の細かいヤスリになっていて、舐められるとジョリ・ジョリと小さな音が聞こえてくる。片目は開くが、あと15分は布団に居たいので無視していると、また布団の周りをブツブツ言いながら回り出す。多分「何故起きないんだよ。ぼくお腹ペッチャンこだよ」と言っているのだろう。回りながら次の作戦を考える。僕の足元に回り、布団に潜る。次の瞬間僕は飛び起きた。足首をガブリされたからだ。ネコの犬歯は尖ったキリであり、犬歯の間は鋸状の細かい歯がある、ネコの大切な武器だ。ココには甘噛と言う言葉は持っていない。思いっ切り噛み付く。
ついに起された。僕の負けである。今朝は台所で、起きて来たクーと一緒にご飯を食べた後、パソコンの椅子に上がり、胸の毛と腕を入念に手入れをしていた。この毛繕いでも、ヤスリ状の舌は毛を取るのに、大いに役立つのだろう。