クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

クーたんと

2009-03-19 06:16:32 | Weblog
午後の出窓には、柔らかな春の陽がサン・サンと降り注ぐ。クーは寝転んで自然の恵みを満喫していた。ココはその下に置かれた、ネコベッドに潜り、ウツラウツラと。僕が部屋に入って行ってもココは起きぬ。出窓に居るクーの背中を撫ぜると、ほんのり暖かい。黒い背中は光を吸収していたのだ。クーの胸を触ると、引っ繰り返り「お父さん、クーたんと遊んでよ」とばかりに、撫ぜた僕の右腕を、手で掴んで、足でケリケリを始めた。手の甲にクーの爪が当たり少し痛い。手を抜こうにも、クーにがっちりと挟まれていて抜けない。空いている左手で胸を撫ぜ始めると、喉をグルグル言わせて、喜びを示した。10分程で手を離してくれ、あとは光に顔を向けて、お昼寝に入ったのだ。