クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

お鼻ピクピク

2009-07-15 05:59:40 | Weblog
我家には『クーたんの』と冠した場所や物が幾つかある。その一つが調理台の端に置かれた、クーたんのお椅子である。台所でご飯を待つ時や、家内が夕食の準備をしている時に、行儀良く座っている事が多い。特にロースターで魚を焼き始めると、この椅子から動く事は無い。魚が焼ける匂いを全身で受け止めるように、鼻は大きく開いたり閉じたりを繰り返す。その顔は「お魚早く焼けないかニャー。クーちゃんも食べたよ」と言っている。魚が焼き上がり、家内がテーブルに並べると、クーも付いて行き、テーブルの隅で匂いを嗅ぐのだ。
我家に来て2日目、家族の夕食に秋刀魚が並んだ。オチビのクーは、食卓に手を掛けて大騒ぎ。大声で「クーちゃんにも頂戴よ」と。この時クーの好みが分かったのである。それからココが来る迄の間、塩を振らずに焼いた魚は、クーもお相伴をした。それも真ん中の一番良い部分を。
梅雨も明け、北海道では今年も、秋刀魚漁が解禁になったと言う。クーのお鼻ピクピクが間もなく見られそうである。